路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界マル秘紳士録】:安倍晋三前首相 過ちは改むるに憚ることなかれ 「名を惜しむ政治家」であってほしい

2021-08-04 23:58:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【政界マル秘紳士録】:安倍晋三前首相 過ちは改むるに憚ることなかれ 「名を惜しむ政治家」であってほしい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界マル秘紳士録】:安倍晋三前首相 過ちは改むるに憚ることなかれ 「名を惜しむ政治家」であってほしい 

 持病悪化で首相を辞任した安倍晋三氏の後援会が、「桜を見る会」前日に主催した前夜祭の費用補填(ほてん)問題。東京地検特捜部は昨年12月24日、政治資金収支報告書に約3000万円を記載しなかった政治資金規正法違反(不記載)罪で、後援会代表の公設第1秘書を略式起訴し、東京簡裁は同日、罰金100万円の略式命令を出した。

【写真】略式起訴された第1秘書

 一方、安倍氏については、「会計処理はもっぱら地元事務所が行っており、安倍氏が不記載を把握していたり、共謀していたりする証拠は得られなかった」として嫌疑不十分で不起訴にした。市民団体が検察審査会に不服申し立てをしているが、前夜祭問題は一応、法的には決着した。

安倍氏には、首相再々登板の期待もある

           安倍氏には、首相再々登板の期待もある

 残る問題は、行政府の長である首相が、国権の最高機関である国会(立法府)で、結果的に「事実と異なる答弁」を繰り返したことである。

 安倍氏は捜査終了を受けた24日、衆参両院議長に「私が、本会議及び委員会において、内閣総理大臣として行った答弁について、事実と異なる部分があることが判明いたしましたので、答弁を訂正する発言を行わせて頂きたいと存じます(後略)」との答弁訂正に関する発言の申出を提出した。

 翌25日、安倍氏は衆参両院議院運営委員会で「事実と異なる答弁」を訂正し、「国民、すべての国会議員に深くおわびする」と陳謝した。野党は「疑惑が深まった」として、証人喚問を要求する構えだ。

 確かに、「国会と国民軽視」と批判された道義的責任、政治的責任は極めて重いが、これらを法的に裁くことはできない。首相経験者としての、道義的・政治的責任をどう処すかは、安倍氏自身が良心に従って判断することに尽きる。

 中曽根康弘元首相は著書で、「政治家は歴史法廷の被告人」と記した。安倍氏の身の処し方の是非は「歴史法廷」に委ねることになる。

 前夜祭問題で、国民の政治家不信を招いたことは、安倍氏の不徳である。長期政権の「緩み」と「慢心」、起訴された公設第一秘書ら安倍事務所の「慢心」の結果といえる。

 安倍氏は7年8カ月の長期政権を担い、外交、内政で多大な実績を残し、世界における日本の地位を高めたことも事実である。それだけに「名を惜しむ政治家」であってほしいと考える。

 これを機に、表舞台での活動を自粛し、謙虚に縁の下の力持ちに徹し、内閣支持率に浮足立つ安倍チルドレンと呼ばれる若手議員を指導することも、首相経験者に課せられた重要課題である。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

 元稿:夕刊フジ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2021年01月07日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【検察審査会】:安倍前首相の「桜」夕食会問題、一部を不起訴不当 再捜査へ

2021-08-04 23:55:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【検察審査会】:安倍前首相の「桜」夕食会問題、一部を不起訴不当 再捜査へ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【検察審査会】:安倍前首相の「桜」夕食会問題、一部を不起訴不当 再捜査へ

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題で、検察審査会が政治資金規正法違反(不記載)などの疑いで告発された安倍氏を不起訴とした東京地検特捜部の処分について、一部を「不起訴不当」と議決したことが30日、関係者への取材で分かった。特捜部が再捜査する。

安倍晋三前首相(2020年11月17日撮影)安倍晋三前首相(2020年11月17日撮影)

 告発した市民団体などは検審への申立書で、後援会と安倍氏の資金管理団体が2015~19年の政治資金収支報告書に収支計約5600万円を記載しなかったのは不記載に当たると指摘。夕食会での参加費を上回る酒食の提供も、公選法が禁止する寄付行為に該当するとしていた。

 安倍氏は昨年12月、不起訴となった後に、自身の国会答弁が事実に反していたと認め「国民、全ての国会議員に深くおわびする」と陳謝した。一方、補填分が記載されなかった会計処理を知らなかったと説明した。

 特捜部は16~19年分の政治資金収支報告書に収支計約3022万円を記載しなかったとして、規正法違反罪で元公設第1秘書のみを略式起訴した。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【疑惑・検察審査会・安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題】  2021年07月30日  14:11:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【検察審査会】:安倍前首相の公選法違反「不起訴は不当」 「桜」前夜祭で

2021-08-04 23:55:20 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【検察審査会】:安倍前首相の公選法違反「不起訴は不当」 「桜」前夜祭で

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【検察審査会】:安倍前首相の公選法違反「不起訴は不当」 「桜」前夜祭で

 安倍晋三前首相(66)の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の収支を政治資金収支報告書に記載しなかったとして政治資金規正法違反(不記載)と公職選挙法違反(寄付の禁止)容疑などで告発され、不起訴(容疑不十分)処分となった安倍前首相について、東京第1検察審査会は「公選法の不起訴は不当」と議決した。関係者が取材に明らかにした。

「桜を見る会」であいさつする安倍晋三首相(中央・当時)=東京都新宿区の新宿御苑で2019年4月13日、代表撮影

  政治資金規正法違反容疑は、会計責任者の選任・監督責任を問う規定については「不起訴は不当」、不記載容疑については「不起訴は相当」と判断した。

 公選法違反と選任・監督責任の両容疑については、東京地検特捜部が再捜査し、原則3カ月以内に起訴、不起訴を改めて判断する。再び不起訴と判断されれば捜査は終結し、安倍前首相の刑事責任が問われることはなくなる。【志村一也】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・検察審査会・安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題】  2021年07月30日  13:46:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【速報】:安倍前首相「不起訴不当」と議決 桜を見る会巡り検察審査会

2021-08-04 23:55:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【速報】:安倍前首相「不起訴不当」と議決 桜を見る会巡り検察審査会

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【速報】:安倍前首相「不起訴不当」と議決 桜を見る会巡り検察審査会

 安倍晋三前首相の政治団体が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の収支を巡り、東京第一検察審査会は、公選法違反や政治資金規正法違反などの疑いで刑事告発された安倍氏を不起訴とした東京地検特捜部の処分の一部を「不当」と議決した。15日付。

2019年4月、主催した「桜を見る会」であいさつする安倍晋三首相(当時)

2019年4月、主催した「桜を見る会」であいさつする安倍晋三首相(当時)

 特捜部は昨年12月、補塡分を含む夕食会の収支3022万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、安倍氏の政治団体代表の公設第一秘書を政治資金規正法違反(不記載)罪で略式起訴したが、安倍氏については嫌疑不十分で不起訴とした。
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・検察審査会・安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題】  2021年07月30日  13:28:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【菅首相】:「夏の帰省や旅行を控えて」と呼び掛け

2021-08-04 15:49:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【菅首相】:「夏の帰省や旅行を控えて」と呼び掛け

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【菅首相】:「夏の帰省や旅行を控えて」と呼び掛け

 菅首相は、新型コロナウイルスの急激な感染拡大を踏まえ、夏の帰省や旅行に加え、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。(共同)

菅義偉首相

菅義偉首相

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策・重症者や重症化の恐れのある人以外は、原則自宅療養とする方針】  2021年08月04日  15:49:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:尾身会長、東京のコロナ感染 来週には「6千、7千、8千人…」

2021-08-04 13:42:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:尾身会長、東京のコロナ感染 来週には「6千、7千、8千人…」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:尾身会長、東京のコロナ感染 来週には「6千、7千、8千人…」

 政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長は4日の衆院厚生労働委員会で、東京都内の新規感染者数の見通しについて、最悪の場合には「1日1万人になる可能性もある」と述べた。来週には「もう少し低い6000とか7000、8000というところ。いま急に下がることはない」との認識を示した。

政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長

政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長

 
 感染が急拡大する中で都民らの警戒感が変化する可能性や、来週にはオリンピックも終わることを挙げ、見通しには幅があると説明し、「デルタ株が急に一両日で変わることはない。いま急に下がることはない」と強調した。
 
 緊急事態宣言の全国への拡大については「当然議論の対象とすべきだ」と述べた。立憲民主党の山井和則氏の質問に答えた。
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策・政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長】  2021年08月04日  13:42:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【菅内閣】:河野氏、政治理念で新著 総裁選前出版に臆測も

2021-08-04 12:35:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【菅内閣】:河野氏、政治理念で新著 総裁選前出版に臆測も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【菅内閣】:河野氏、政治理念で新著 総裁選前出版に臆測も

 河野太郎行政改革担当相は4日、自身の政策や政治理念をまとめた新著「日本を前に進める」を27日に出版すると動画投稿サイト「ユーチューブ」で発表した。河野氏は将来の首相就任に意欲を示しており、9月末の菅義偉首相の任期満了に伴う自民党総裁選を前にしたタイミングでの出版に臆測が広がりそうだ。

 河野太郎氏

 河野太郎氏

 河野氏は動画で「日本が世界の最先端を走れるようにしていきたい」と強調。総裁選には言及しなかった。著書には、新型コロナウイルスワクチンを巡る調整作業などを記したとしている。
 
 関係者によると、河野氏は著書の出版について首相へ事前に伝え、了解を得たという。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党】  2021年08月04日  12:35:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党】:鴨下元環境相が引退表明 衆院選に不出馬、後継は未定

2021-08-04 12:25:30 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【自民党】:鴨下元環境相が引退表明 衆院選に不出馬、後継は未定

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:鴨下元環境相が引退表明 衆院選に不出馬、後継は未定

 自民党の鴨下一郎元環境相(72)=衆院東京13区=は4日、都内で記者会見を開き、次期衆院選に出馬せず、議員を引退すると表明した。高齢や健康問題を理由に挙げ、後継は今後地元と協議して決める方針を示した。

 記者会見する自民党の鴨下元環境相=4日午前、東京・永田町

 記者会見する自民党の鴨下元環境相=4日午前、東京・永田町

 鴨下氏は「70歳を超えたら次の選挙は出ないと決めていた」と説明。関係が深い石破茂元幹事長には約1年前に引退の意向を伝えていたという。
 
 新型コロナウイルスの流行が政治や経済、働き方などに大きな影響を与えるとして「対応する新しいシステムの確立には10年かかり、政治家として先頭に立つと80歳になってしまう」と述べた。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党】  2021年08月04日  12:25:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:尾身会長、五輪開催が気の緩みに「影響与えた」コロナ感染急拡大で

2021-08-04 12:05:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:尾身会長、五輪開催が気の緩みに「影響与えた」コロナ感染急拡大で

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:尾身会長、五輪開催が気の緩みに「影響与えた」コロナ感染急拡大で

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は4日の衆院厚生労働委員会で、感染の急拡大について「オリンピックをやるということが人々の意識に与えた影響はある。われわれ専門家の考えだ」と述べ、五輪開催が気の緩みに影響しているとの認識を示した。

尾身茂会長

尾身茂会長

 感染が拡大している原因は1つだけではないとして、デルタ株を第一に挙げた上で、「長い間の自粛で人々がコロナ慣れしているし、緊急事態宣言のインパクトがなくて、緊急事態慣れもある」と列挙。
 
 さらに「政治のリーダーのメッセージが、必ずしも一体感のある強い明確なメッセージではなかった」と指摘した。
 
 さらに「気持ちの上で限界。しかも夏休みで、お盆があり、連休があり、五輪がある」と影響を指摘した。
 
 立憲民主党の長妻昭氏、早稲田夕季氏の質問に答えた。
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策・政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長】  2021年08月04日  12:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:「菅首相は何も分かっていない」 重症以外は「自宅療養」は命取りに…専門家の批判殺到

2021-08-04 11:50:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:「菅首相は何も分かっていない」 重症以外は「自宅療養」は命取りに…専門家の批判殺到

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:「菅首相は何も分かっていない」 重症以外は「自宅療養」は命取りに…専門家の批判殺到 

 コロナ禍の拡大が止まらず、病床が逼迫していく中、政府は2日、重症者や重症化の恐れのある人以外は、原則自宅療養とする方針を決めた。これまでもなかなか入院できず、自宅にいる間に亡くなるケースも多々あったのに、さらに入院治療を遠ざけるというわけだ。「自助」の言葉が大好きな菅義偉首相らしい国民への仕打ちだが、厳しい現実から目をそらそうと、ルールの方を都合よく変えていいのか。(佐藤直子、榊原崇仁)
 
 
新型コロナの医療提供体制に関する閣僚会議で発言する菅首相=2日、首相官邸で

新型コロナの医療提供体制に関する閣僚会議で発言する菅首相=2日、首相官邸で

 ◆自宅療養で父親が…

 「政府は何をやっているのかと思う。自宅療養中に一気に重症化すれば、命取りになるのに…」。コロナ感染で父親を亡くした東京都内の50代男性は憤る。
 
 父親が亡くなったのは最初の緊急事態宣言下の昨年春。せきと熱が出るようになり、地元の病院を受診。もらった解熱剤でいったん熱は下がったが、1、2日で症状がぶり返した。救急搬送された病院でPCR検査を受けて陽性判定が出た。
 
 即入院かと思われたが、いったん自宅に帰された後、保健所側は自宅療養を指示。家族は何度も「父をすぐに入院させてほしい」と必死に頼んだが拒まれ、担当者は「症状が重い人から入院させている」と言うだけだったという。
 
 しかし、3日ほどで父の容体は急変した。別の病院に救急搬送されたときにはすでに、人工呼吸器が必要なほど重症化しており、父は1週間後に息を引き取った。陽性判定が出てからあっけない死だった。
 
 男性は「感染が判明しながら当初入院を断られた父と、付き添った家族がどんなに不安だったか。保健所は電話のやりとりで、父親の症状をどう判断していたのかいまだに分からない。放置されたようなもの。救急搬送されたときに入院できていたら、助かったんじゃないかと思っている」と振り返る。

 ◆政府方針で続発の恐れ

 こうしたケースを続発させる恐れがあるのが、新たな政府の入院方針だ。
 これまでは、呼吸器に症状がない軽症でも基礎疾患がある場合や、肺炎や呼吸困難がある中等症以上が入院の対象だった。今後は中等症でも、重症化リスクが低いと判定された人は、原則自宅療養となる。家庭内感染の恐れや自宅療養が困難な事情があると判断された場合には宿泊療養になる。いずれも感染急拡大中の地域が対象となる。
愛知県豊橋市が自宅療養者に貸し出しているパルスオキシメーター=豊橋市中野町の市保健所で

 愛知県豊橋市が自宅療養者に貸し出しているパルスオキシメーター=豊橋市中野町の市保健所で

 この方針転換の背景にあるのは病床の不足だ。デルタ株の広がりで新規感染者は1日1万人に達する日が続く。厚生労働省結核感染症課の担当者は「適切に病床を確保するため」と説明。国が近く全都道府県に通知し、各自治体が地域の実情に沿って判断することになる。国は自宅療養に備え血中酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」の配備を進める。重症化の恐れをつかみやすくするという。

◆重症化「見極め簡単ではない」

 ただ、そもそも肺炎を起こし呼吸が苦しいような症状の患者を、医療を受けられない自宅で療養させるのは危険ではないのか。
 
 国際医療福祉大の高橋和郎教授(感染症学)は「菅首相は場当たり的で何も分かっていない」とあきれる。「酸素投与が必要かどうかによって中等症も1と2のレベルに分かれるが、1から2までは進行スピードが速い。2まで重症化すれば挿管手術が必要になり、手当てが遅れたら命は危険になる。重症化の見極めは簡単ではない。現場は基礎疾患の有無や症状の変化など今まで以上に丁寧にみていかなければならない」と語った。
 

 ◆「自宅で亡くなるケースも」

救急隊によって病棟に搬送されてきた新型コロナ患者=1月、横浜市内で (一部画像修正)

 救急隊によって病棟に搬送されてきた新型コロナ患者=1月、横浜市内で (一部画像修正)

 そもそも自宅療養自体、コロナ禍が始まって以降ずっと、非現実的でリスクが高いと批判を浴びてきた。
 
 厚生労働省が公表するガイドラインによると、自宅療養を行う場合、感染者は個室で過ごすこと、他の家族とタオルや食器などを共用しないことを求め、「トイレや風呂も感染者専用が望ましい」「共用する際は使用する都度、消毒・換気を」とも示している。
 
 首都圏の複数の医療機関で在宅医療を中心に手がける木村知医師は「一般の方々は家庭ごとに事情があり、必ずしも1人1部屋とはいかない。ひしめき合って暮らす方もいる。そうした家庭で感染者とそうでない人を隔離するのは無理がある。自宅療養を促すことでむしろ、家庭内感染を広げかねない」と指摘する。
 
 診療の遅れも心配なところだ。「自宅療養の場合、医療関係者がリアルタイムで感染者の体調の変化をつかむのが難しい。自宅療養する人に電話してすぐに出てくれるか、電話でのやりとりだけで症状が分かるかといった問題が付きまとう。入院などが必要になったのに手を打つのが遅れれば、自宅で亡くなるケースも生じかねない」

 ◆小池知事「自宅も病床のような形で」

 実際、全国の警察が1月以降に変死などとして取り扱い、新型コロナの感染が確認された死者のうち、自宅で発見された数は5月の段階で100人を超えた。独居などで孤立無援の自宅療養者が増えれば、同様の死者数がさらに増えることも考えられるが、小池百合子東京都知事は先月28日に「1人暮らしの方々などは、自宅もある種病床のような形でやっていただくことが病床の確保につながる」と、むしろ「独居自宅療養」を奨励した。
 
 いったい何がこんな理不尽な入院制限を招いたのか。言うまでもなく、感染拡大を抑えていれば、病床逼迫はなかった。国立感染症研究所の元研究員で内科医の原田文植氏は「やはり五輪の影響は大きい。世界から人びとが集うイベントを自粛することなく開いた結果、世間の人も『五輪をやるなら自分たちもいいだろう』と考えて出掛けているように思う。感染力が強いデルタ株が広まる中で人流が減らないから、今のような状況になっている」と指摘する。

◆「政府が非を認めるとは…」

 ならば、せめて病床を増やしていれば、とも思うが、インターパーク倉持呼吸器内科(宇都宮市)の倉持仁院長は「政府は病床増のための予算措置を行ってこなかった。コロナ禍の当初から『すぐに収束する』と楽観視を続け、修正しないまま今に至っている。専門家ではない官邸が主導してきた弊害にほかならない」と語る。
 
 菅首相が今、頼りにするのが「抗体カクテル療法」だ。基礎疾患のある軽症者や中等症の患者に対して二種類の新薬を投与することで、入院や死亡のリスクを七割減らすと言われる。ただ、倉持氏は「十分な数が確保されておらず、注文してから届くまでに数日かかる」と述べる。
 
 入院できない、薬も足りないとなれば、命を落としかねない。万一の事態になった場合、果たして誰がどう責任を取るのか。倉持氏は「一義的には自宅療養を強いる政府の責任になるが、現政権が非を認めるとは思えない。自宅療養する人から相談を受けた医師や保健師に責任が押し付けられる可能性が高い」とみる。
 
 その上で「医療現場で今以上の疲弊が広まれば、相談や診療を拒むケースが出てきかねない。そうなれば『誰もがいつでも医療を受けられる』はずの国民皆保険制度が崩壊する。次々に命を落とす状況に陥らないよう、今後の対応を抜本的に見直すべきだ」と訴える。

 ◆デスクメモ 政府のルールは都合よく…

 「つらくても自宅で待機」というのは、PCR検査の「37・5度以上の熱が4日間」という基準を想起させる。大問題になった後に厚生労働省は「誤解があった」と基準を削除したが、検査にしろ、病床にしろ、不足の失態を覆うために、政府のルールは都合よく作られ、消される。(歩)
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 社会 【話題・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策・重症者や重症化の恐れのある人以外は、原則自宅療養とする方針】  2021年08月04日  11:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:尾身氏「五輪の影響ある」 新型コロナ感染急拡大

2021-08-04 11:44:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:尾身氏「五輪の影響ある」 新型コロナ感染急拡大

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:尾身氏「五輪の影響ある」 新型コロナ感染急拡大

  政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は4日の衆院厚生労働委員会で、東京を中心とした感染の急拡大について「オリンピックが人々の意識(気の緩み)に与えた影響はある」と語った。

 衆院厚労委の閉会中審査で答弁する尾身茂氏=4日午前

 衆院厚労委の閉会中審査で答弁する尾身茂氏=4日午前

 感染拡大の理由の一つにデルタ株の影響を挙げた上で「長い間の自粛で人々がコロナ慣れして、緊急事態宣言のインパクトがない」と指摘。「政治のリーダーのメッセージが、必ずしも一体感のある強い明確なメッセージではなかった」と述べた。
 
 医療提供体制について「感染拡大のスピードと医療に対する逼迫のインパクトは、今までにない厳しいものだ」と懸念を示した。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策・政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長】  2021年08月04日  11:44:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【新型コロナ】:尾身会長「相談なかった」 コロナ重症以外は「自宅療養」の政府方針で

2021-08-04 11:26:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:尾身会長「相談なかった」 コロナ重症以外は「自宅療養」の政府方針で

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:尾身会長「相談なかった」 コロナ重症以外は「自宅療養」の政府方針で

 政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長は4日の衆院厚生労働委員会で、政府が入院対象を重症者や中等症のうち重症化リスクの高い患者らに限定し、自宅療養を基本とするよう方針転換したことについて、事前に「相談はなかった」と明らかにした。

尾身茂会長

尾身茂会長

 
 尾身氏は「政府とは毎日のようにいろんなことで相談、連絡、協議しているが、この件に関しては特に相談、議論したことはない」と述べた。立憲民主党の早稲田夕季議員の質問に答えた。
 
 田村憲久厚労相は「政府で決めた。病床のオペレーションの話なので」と問題はなかったとの考えを示した。
  
 【関連記事】「病床逼迫しない」から自宅療養拡大へ急転換 見通し甘い政府 野党「首相自ら医療崩壊認めた」と批判

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策・政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長】  2021年08月04日  11:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【公明党】:入院制限の撤回要求 野党「人災」と批判

2021-08-04 11:16:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【公明党】:入院制限の撤回要求 野党「人災」と批判

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【公明党】:入院制限の撤回要求 野党「人災」と批判

 公明党の高木美智代政調会長代理は4日の衆院厚生労働委員会で、新型コロナウイルス患者の入院を原則、重症患者に制限する政府方針を批判し「撤回も含め検討し直してほしい」と求めた。立憲民主党の長妻昭副代表は政府方針を「人災だ」と批判。田村憲久厚労相は、重症者の入院ベッドを確保するためとして理解を求めた。

 衆院厚労委の閉会中審査で答弁する田村厚労相=4日午前

 衆院厚労委の閉会中審査で答弁する田村厚労相=4日午前

 厚労省は3日付で、入院制限方針を都道府県などに正式に通知した。地域の感染状況を踏まえて適用するかどうか検討するよう要請。重症化リスクの判断基準は示さなかった。
 
 新たな方針により、肺炎などの症状がある中等症の患者も自宅療養となる可能性がある。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・公明党・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策・新型コロナウイルス患者の入院を原則、重症患者に制限する政府方針】  2021年08月04日  11:16:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:野党、自宅療養撤回を要求 安倍前首相の国会招致も

2021-08-04 10:52:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【政局】:野党、自宅療養撤回を要求 安倍前首相の国会招致も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:野党、自宅療養撤回を要求 安倍前首相の国会招致も

 立憲民主、共産、国民民主の野党3党の国対委員長は4日、国会内で会談し、重症者以外は原則自宅療養とする新型コロナウイルス感染症の新方針を撤回するよう政府に求める考えで一致した。「桜を見る会」問題で安倍晋三前首相を不起訴とした処分の一部を不起訴不当とする検察審査会の議決を巡り、臨時国会召集と安倍氏の招致を求めることも確認した。

 立民の安住淳国対委員長は政府の自宅療養方針について「政治が命を切り捨てることにつながりかねない。あまりにも唐突感があり、直ちに撤回すべきだ」と記者団に強調した。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・立憲民主、共産、国民民主の野党3党・新型コロナウイルス患者の入院を原則、重症患者に制限する政府方針】  2021年08月04日  10:52:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党】:石破氏「菅首相で衆院選を」 総裁選出馬は明言避ける

2021-08-04 10:01:30 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党】:石破氏「菅首相で衆院選を」 総裁選出馬は明言避ける

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:石破氏「菅首相で衆院選を」 総裁選出馬は明言避ける

 自民党の石破茂元幹事長は4日のラジオ日本番組で、次期衆院選について「昨年の総裁選で菅義偉首相を圧倒的に選んだ。首相の下で一生懸命やって、審判を仰ぐのも一つの考え方だ」と述べた。自身の総裁選出馬に関しては「単なる人気とか、そんなもので決めることではない」と明言を避けた。

 石破茂氏

 石破茂氏

 自身も立候補した昨年9月の総裁選を巡り「菅首相の実直さや、組織を管理する能力をみんなが評価した」と指摘。衆院選については「仮に国民が(自民党を)選ばなければ、自民党は体制を刷新する。一つの国民に対する敬意の表し方だ」と強調した。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党】  2021年08月04日  10:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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