【菅首相】:「謙虚に受け止めたい」横浜市長選の敗因にコロナ対応響いたと認める
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【菅首相】:「謙虚に受け止めたい」横浜市長選の敗因にコロナ対応響いたと認める
菅義偉首相は23日、自身の地元・横浜市長選で全面支援した小此木八郎前国家公安委員長の敗北について「大変残念な結果だ。謙虚に受け止めたい」と述べた。新型コロナウイルス対応が勝敗に影響した可能性にも言及した。官邸で記者団の取材に応じ、9月の自民党総裁選への立候補意向は変わらないと重ねて表明した。衆院議員の任期満了まで2カ月を切っており、首相は衆院解散戦略の再考を迫られる。
横浜市長選の結果などについて、記者団の質問に答える菅首相(共同)
勝敗に関し「市民の皆さんがコロナ問題、さまざまな問題について判断された」として、争点だった政府のコロナ対応が響いた可能性を認めた。併せて「急激な感染拡大を阻止し、かつての日常を一日も早く取り戻せるように全力で取り組むことが一番大事だ」と述べ、最優先課題との認識を改めて示した。
首相の総裁任期は9月30日まで。首相は記者団に「時期が来れば出馬するのは当然だという考え方に変わりはない」と強調した。総裁選日程は今週26日に決定する見込みで「9月17日告示-29日投開票」が軸。衆院議員任期満了は10月21日に迫る。コロナ対応への逆風から、首相が当初描いた総裁選前の衆院解散は困難な情勢となっている。
総裁選を巡っては下村博文政調会長や高市早苗前総務相が出馬意欲を表明した。昨年9月の総裁選で菅氏と争った岸田文雄前政調会長の動向も注目される。二階俊博幹事長や安倍晋三前首相は菅氏再選を支持している。
22日投開票された横浜市長選は、立憲民主党推薦の横浜市立大元教授山中竹春氏が小此木氏ら7人を破り初当選した。新型コロナ対応のほかカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の是非が争点化。共産、社民両党も支援した山中氏は50万6392票を獲得し、32万5947票だった小此木氏に18万票余りの差をつけた。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・横浜市長選】 2021年08月23日 11:37:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。