《社説②》：高校教科書の検定 学びの多様性守れるのか

《社説②》：高校教科書の検定　学びの多様性守れるのか

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：《社説②》：高校教科書の検定　学びの多様性守れるのか

　子どもの多様な学びの機会を減らすことにならないか。

　新しい学習指導要領に基づき、来年度から高校生が使う教科書の検定結果である。科目が大幅に再編される中、政府方針との整合性をどう取るか、苦心する教科書会社の姿が浮かび上がった。

　たとえば、「日本史探究」や「世界史探究」などにおける近現代史を巡る記述だ。

　戦時中に朝鮮半島の人々を日本で働かせたことを「強制連行」「連行」と表現した箇所に、「政府の統一的な見解に基づいた記述がされていない」と意見がついた。　

　政府は昨年4月、こうした表現を「適切ではない」とする国会答弁書を閣議決定した。検定基準は、政府の統一的見解がある場合はそれに基づいて記述するよう定めている。

　大半の社は「動員」や「徴用」に修正して検定を通った。一方で、「多数の朝鮮人を強制連行した」との記述は残し、注釈で閣議決定に触れることで合格したケースもあった。　

　歴史認識では他国と意見が異なる場合もある。学校で政府見解しか教えられないようなことになれば、結果として、多様な観点から国際問題への理解を深める機会を失いかねない。

　現代文は、評論や実用文を教材とする「論理国語」と、小説などを扱う「文学国語」に分けられ、選択制となった。　

　背景には、現場の指導が文学作品の読解に偏りがちで、実社会で役立つ論理的思考力が身についていないという政府の認識がある。

　だが、教師や専門家には「論理と文学を区別するのはおかしい」との声が根強い。さまざまな読み方が可能な文学作品は、自分なりの解釈を見つける過程で深い思考力も育まれるからだ。　

　そのため、「論理国語」で小説を取り上げた社もあった。ただ、主要な教材ではなく、評論に添えた参考資料として認められた。

　子どもが自分で物事を判断できるようになるためには、多角的な視点を養うことが欠かせない。

　最も重要なのは、学びの質を高めることである。その認識を政府と教育現場で共有し、望ましい教科書のあり方を考えなければならない。

　元稿：毎日新聞社　東京朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【社説】　 ２０２２年０４月０３日 　０２：００：００ これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【余禄】：福島県富岡町、夜の森地区は…

【余禄】：福島県富岡町、夜の森地区は…

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【余禄】：福島県富岡町、夜の森地区は…

　福島県富岡町、夜（よ）の森（もり）地区は東北屈指の桜の名所だ。全体で2200メートルの街路沿いに整然とソメイヨシノが咲き誇る「桜のトンネル」で知られる。満開の時期は地名に似つかわしいライトアップに夜桜が映え、地元の人や観光客でにぎわっていた

　▲それが11年前、7キロ離れた東京電力福島第1原発事故で環境は一変した。並木のある区域全体は立ち入り制限され、無人の通りに桜花が咲く年が続いた。その後、JR駅周辺の立ち入りが可能となり、その部分の桜も見られるようになった。開花期は避難生活を送る住民が顔を合わせる機会となった

　▲そして今年1月、復興拠点に指定されたかなりの区域の除染が進み、立ち入り規制が緩和された。最も長い1400メートルの桜並木も今春は、震災後初めて見物が解禁される

　▲開花期を目前にして、富岡の人たちの胸ははずむ。9日からの「桜まつり」の準備を町とともに進めている町商工会の三瓶（さんぺい）雅弘事務局長は「震災から11年でようやく全体が見られる。復興はこれからだが、やはりうれしい」と語る

　▲震災前、復興拠点にあたる区域には約3900人が暮らしていたが、住民登録をしている人は約2700人に減った。今月から住民の帰還に向けた「準備宿泊」がようやく始まる。地域の再建は本格化し始めたばかりである

　▲最大で震度6強の地震に先月襲われるなど、東北に試練は続く。それでも毎年、変わりなく咲いてきたみちのくの桜は、これからも人々を励まし続けるに違いない。

　元稿：毎日新聞社　東京朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【余録】　 ２０２２年０４月０３日 　０２：０２：００ これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【迫る】：水族館館長のレジェンド 安部義孝さん（その1） 古代魚から生命を学ぶ

【迫る】：水族館館長のレジェンド　安部義孝さん（その1）　古代魚から生命を学ぶ

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【迫る】：水族館館長のレジェンド　安部義孝さん（その1）　古代魚から生命を学ぶ　

　薄暗い展示室に足を踏み入れ右側に並んだ水槽をのぞくと、オーストラリアハイギョやシロチョウザメ、スポッテッドガーなど「生きた化石」と呼ばれる古代魚がゆったりと泳いでいた。奥に進んで目に映ったのは、体長1メートルを超えるシーラカンスの標本だ。

　アクアマリンふくしまの名誉館長、安部義孝さん。葛西臨海水族園のマグロの水槽を眺めながら、1989年の同園開園に尽力した思い出を振り返った＝東京都江戸川区で2021年12月12日、吉田航太撮影

　水族館「アクアマリンふくしま」（福島県いわき市）は、訪れた人に地球誕生からの46億年の歴史を意識してもらいながら、生命の進化がどんなものかをたどってもらう「生きた博物館」ならではの演出で、私たちを迎えてくれる。水族館の定番のイルカショーはない。

　「新型コロナ禍と東日本大震災。この10年余りで2度もハイギョたちから『生命の進化』を考えさせられるとは」。2021年暮れ、名誉館長を務める安部義孝さん（81）と東京都内で会うと、自然災害とパンデミック（世界的大流行）を進化に結び付けて語り始めた。残り1576文字（全文1943文字）

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　元稿：毎日新聞社　東京朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【連載・私が思う日本】　 ２０２２年０４月０３日 　０２：０２：００ これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【迫る】：水族館館長のレジェンド 安部義孝さん（その2止） イルカショー、頼らない

【迫る】：水族館館長のレジェンド　安部義孝さん（その2止）　イルカショー、頼らない

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【迫る】：水族館館長のレジェンド　安部義孝さん（その2止）　イルカショー、頼らない　

　新しい水族館を東京湾に面した葛西臨海公園に造る――。上野動物園の開園100周年に合わせ、鈴木俊一東京都知事（当時）の肝煎りの計画がスタートしたのは1981年。そのバトンを安部義孝さん（81）は85年春に引き継いだ。

 

　葛西臨海水族園の園長を務めた安部義孝さん（右）。現在の園長、錦織一臣さんと意見を交わしながら今後の水族館の在り方を模索する＝東京都江戸川区の同園で2021年12月12日、吉田航太撮影

　時代を問わず、水族館の人気アトラクションと言えば「イルカショー」「ラッコの展示」「ダイバーによる餌付けショー」が定番。経営側からは「三種の神器」と呼ばれ「神器なくして経営は難しい」というのが「業界」の常識だった。

　85年秋、安部さんもイルカショーを盛り込んだ葛西臨海水族園の計画をまとめようとした。だが、鈴木知事に報告を上げると「新しい水族館としてどこが日本一？　どこが世界一なの？　総花的だ」と一蹴された。残り2796文字（全文3110文字）

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　元稿：毎日新聞社　東京朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【連載・私が思う日本】　 ２０２２年０４月０３日 　０２：０２：００ これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【松尾貴史のちょっと違和感】：飲み放題グラス交換制 待ち時間が長すぎる

【松尾貴史のちょっと違和感】：飲み放題グラス交換制　待ち時間が長すぎる

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【松尾貴史のちょっと違和感】：飲み放題グラス交換制　待ち時間が長すぎる

　「ノミホ」をご存じだろうか。飲食店での「飲み放題」のシステムを略してこう呼ぶらしい。ということは、食べ放題は「タベホ」になるのか。この場合は「クイホ」のほうが発音しやすいかもしれない。

 

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松尾貴史さん作

　若い時には、たこ焼きの食べ放題で78個、盛岡のわんこそばで90杯という凡庸な記録で自己満足したこともあったが、いい年になってからは食べ放題、飲み放題の店には進んで行ったことがない。年齢を重ねることによって質より量から量より質を重視するようになるのかもしれない。単に食べられなくなるだけなのだが。

　コロナ禍前、舞台の打ち上げなどでは自分が幹事を務めるわけではなく、そのグループの仕切り役の独断で、その手の店に決められてしまっていることがほとんどなので、あらがわずについて行った。残り1295文字（全文1627文字）

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　元稿：毎日新聞社　東京朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【連載・松尾貴史のちょっと違和感】　 ２０２２年０４月０３日 　０２：０２：００ これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

《社説①》：与党のこども基本法案 権利擁護につなげてこそ

《社説①》：与党のこども基本法案　権利擁護につなげてこそ

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：《社説①》：与党のこども基本法案　権利擁護につなげてこそ　

　子どもを尊重する社会の実現につなげなければならない。

　政府がこども家庭庁の設置を正式決定したことを受け、自民、公明両党が「こども基本法案」をまとめた。

　国連の子どもの権利条約に基づき、政府や自治体の政策の基本理念を定める。

　立場が弱いため、権利を守るには、支援や保護のための特別な法制度が欠かせない。制定するのは当然だ。

　法案は「全てのこども」を対象にしている。日本に住む外国籍の子どもに対する支援の拡充も図らなければならない。

　だが、与党案は重要な点が抜け落ちている。

　権利が実際に守られているかどうかチェックする第三者機関の設置が盛り込まれなかったことだ。法施行後の検討課題として先送りされた。　

　第三者機関は行政から独立し、調査や勧告の権限を持つ。権利の侵害が疑われる個別ケースの救済にも当たる。

　公明は必要性を主張したが、自民内に、学校や家庭への過度な介入を招きかねないとの慎重論が根強かったという。

　しかし、子どもの代弁者として権利擁護を求める第三者機関が必要なのは明らかだ。

　実際に、いじめへの対応で、学校や教育委員会が批判されるケースが後を絶たない。親と暮らせない子を保護する児童養護施設の職員が暴力を振るっていた事例もある。社会に、子どもを未熟な存在とみる傾向があるのではないか。

　海外では70カ国以上がこうした制度を導入しているという。国内でも30を超える自治体が専門の相談・救済機関を設けている。　

　気がかりな点は他にもある。与党案の基本理念に「こどもの養育は家庭を基本として行われる」と記されていることだ。

　家庭だけでなく、地域や社会全体で成長を支えていく視点がおろそかにされるようなことがあってはならない。

　与党は今国会にこの法案を提出し、成立を目指す方針だという。第三者機関の設置を含め、権利の擁護につながる仕組みを整えることが大切だ。画竜点睛（がりょうてんせい）を欠くことがあってはならない。

　元稿：毎日新聞社　東京朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【社説】　 ２０２２年０４月０２日 　０２：０１：００ これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

《社説②》：オンライン国会 緊急時に限定せず検討を

《社説②》：オンライン国会　緊急時に限定せず検討を

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：《社説②》：オンライン国会　緊急時に限定せず検討を

　オンラインでの国会審議の導入へ向けた議論が本格化している。

　新型コロナウイルス禍でリモートワークが普及し、ウェブ会議が広く活用されるようになった。時代の変化に応じて、国会も検討を進めるべきではないか。

　憲法56条は本会議について、国会議員の3分の1以上の「出席」を要件と定めている。衆参両院の規則では、本人が議場にいることが採決参加の条件になっている。　

　国民の代表である議員が全国から一堂に集い、対面で意見を戦わせるのが国会の本来の姿である。

　ただ、近年は議場に集まらなくても、審議に参加することが技術的に可能となっている。

　衆院の憲法審査会が先月、オンラインでも例外的に「出席」とみなせるとの見解を示した。議論に参加して表決に加わることが、議員の「機能」であるという解釈だ。この場合、憲法の改正は必要なく、規則などの変更で済む。

　衆院議院運営委員会で始まった議論の焦点は、どのような場合にオンライン出席を認めるかだ。

　報告書は「いわゆる緊急事態が発生した場合等」と記すにとどまっている。具体的な議論は今後の検討課題だ。　

　自民党には、改憲項目に掲げる「緊急事態条項」の議論につなげたいとの思惑もある。だが、改憲とは切り離し、実務的に進めるべき問題だ。

　公明党や立憲民主党は妊娠や出産、病気、障害などの場合も認めるよう主張している。さまざまな事情で外出が難しい議員が参加できれば、多様な意見を審議に反映しやすくなる。　

　導入にあたってはセキュリティー対策も重要だ。なりすましやハッキングなどを防ぐシステムの整備も求められる。

　英国やカナダなどでは、コロナ禍をきっかけに審議や投票のリモート参加を認めるようになった。

　日本の国会でも、ウクライナのゼレンスキー大統領の演説がオンラインで行われ、トラブルはなかった。委員会の審議に活用する地方議会も増えている。

　オンラインの活用が進めば、場所を問わずに議論に参加でき、国会審議の活発化にもつながるはずだ。柔軟に対応できる仕組みを整えるべきだ。

　元稿：毎日新聞社　東京朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【社説】　 ２０２２年０４月０２日 　０２：０１：００ これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【余禄】：政府が公式に用いる…

【余禄】：政府が公式に用いる…

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【余禄】：政府が公式に用いる…

　政府が公式に用いる外国の国名や在外公館のある都市名は、法律で定められている。独特の表記もあり、かつてヨルダンはジョルダン、サウジアラビアはサウディ・アラビアなどと記されていた。国内で一般に呼ばれる名称との違いなどから、見直しが進められてきた。近年では河野太郎外相（当時）がカタカナの「ヴ」を問題視し、一部の表記を変更した

　▲政府は先月末、ウクライナの首都「キエフ」の表記を「キーウ」に改めた。英語で「Kiev」から「Kyiv」。キエフはロシア語に由来している表記で、ウクライナ政府はウクライナ語に基づく呼称とするよう、かねて求めていた。今後、法改正が必要となる

　▲ロシアとの領土紛争絡みでは、過去にジョージアも同国の要望で国名表記をグルジアから変えた。今回はこれに類似したケースだが、料理「チキンキエフ」など、キエフの呼称は日本人になじみ深い。キーウに慣れるまで、少し時間がかかるかもしれない

　▲ウクライナの人たちが望む呼称を使うことは、連帯への意思表示となる。一方で店舗名や文化活動で「キエフ」を使っている人たちへの社会の配慮も必要だろう

　▲その首都キーウ、ロシア軍包囲による侵攻が懸念されたが激しい抵抗に遭い、プーチン露大統領は戦術転換を迫られているようだ

　▲今般の暴挙を巡り世界の「Kyiv」使用がいっそう広がったことは、ロシアが国際的に包囲されつつあることの象徴でもある。「キーウ」が平和のシンボルとなる日を願う。

　元稿：毎日新聞社　東京朝刊　主要ニュース　社説・解説・コラム　【余録】　 ２０２２年０４月０２日 　０２：０２：００ これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【外交】：林芳正外相がウクライナ支援で連帯表明 日本行き希望の避難民を政府専用機に同乗の方向

【外交】：林芳正外相がウクライナ支援で連帯表明　日本行き希望の避難民を政府専用機に同乗の方向

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【外交】：林芳正外相がウクライナ支援で連帯表明　日本行き希望の避難民を政府専用機に同乗の方向　

　林芳正外相は2日、ポーランドの首都ワルシャワで、ロシアの侵攻を受けたウクライナのクレバ外相と会談し「ウクライナの人々を断固たる決意で支援する」と述べた。クレバ氏は、日本がロシアに「迅速かつ強力な制裁措置」を科しているとして謝意を示した。林氏は、ウクライナからの避難民が身を寄せる施設も訪問した。

ワルシャワで取材に応じる林外相（中央）（共同）

ウクライナからの避難民が身を寄せる施設で、子どもたちにプレゼントを手渡す林外相（右から2人目）（共同）

　日本外務省によると、林氏は会談で「われわれの政府と国民はウクライナの人々と共にいる」と述べ、ウクライナとの連帯を表明。「国際社会は（ロシアに対し）結束して毅然（きぜん）と行動しなければならない」と強調した。

　クレバ氏は「ウクライナ国民を勇気づけるものだ」と応じた。首都の呼称を「キエフ」からウクライナ語に基づく「キーウ」に変更した日本政府の決定を「歓迎する」とも述べた。

　林氏は会談冒頭、日本の子どもがウクライナの平和を願って描いた絵をクレバ氏に手渡した。会談は約1時間行われた。

　会談後、約2500人の避難民が滞在する施設を視察し、避難民らと交流。どのような支援が必要か質問した。

　林氏は2日、岸田文雄首相の特使としてワルシャワに到着した。5日に帰国する。2日の日程終了後、林氏は記者団に対し、ウクライナからの避難民が「一日も早く元の生活を取り戻せるように最大限の支援を行う」と表明。日本行きを希望する避難民らを政府専用機に同乗させる方向で調整を進める意向を示した。日本政府関係者によると約30人を想定している。

UNHCRやNGOの職員と意見交換する林外相（左端）（共同）

　「無名戦士の墓」で献花したほか、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）や非政府組織（NGO）の職員とも意見交換。「日本がウクライナの人々を受け入れるために何ができるか、状況を知りたい」と語った。

　ポーランドはウクライナからの避難民の最大受け入れ国。UNHCRによると、ロシアの侵攻後、ウクライナの国外避難民約410万人のうち、およそ238万人がポーランドに流入した。（共同）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【話題・外交・欧州・ポーランド・ロシア・ウクライナ侵攻】　 ２０２２年０４月０３日 　０１：５２：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【林芳正外相】：ウクライナのクレバ外相と会談「われわれの政府と国民はウクライナの人々と共に」

【林芳正外相】：ウクライナのクレバ外相と会談「われわれの政府と国民はウクライナの人々と共に」

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【林芳正外相】：ウクライナのクレバ外相と会談「われわれの政府と国民はウクライナの人々と共に」　

　林芳正外相は2日、ポーランドの首都ワルシャワに到着した。岸田文雄首相の特使として同日、ロシアの侵攻を受けたウクライナのクレバ外相と会談し、「われわれの政府と国民はウクライナの人々と共にいる」と述べ、連帯を表明した。

会談を前にウクライナのクレバ外相（右）と握手する林外相＝2日、ワルシャワ（代表撮影・共同）

　ウクライナからの避難民が身を寄せるワルシャワの施設も訪問。日本が避難民を受け入れる上での課題や支援の要望を把握する。

　林氏は5日に帰国する。政府は、ウクライナから日本行きを希望する避難民ら約30人を政府専用機に同乗させる方向で準備している。

　林氏は2日、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）や非政府組織（NGO）の職員とも意見交換。ワルシャワの「無名戦士の墓」にも献花した。3日にはポーランド南東部ジェシュフにある日本の連絡事務所を訪れるほか、ウクライナとの国境周辺を視察する。

　ポーランドはウクライナからの避難民の最大受け入れ国。UNHCRによると、ロシアの侵攻後、ウクライナの国外避難民約410万人のうち、およそ238万人がポーランドに流入した。

　政府は当初、古川禎久法相を派遣する予定だったが、古川氏の家族が新型コロナウイルスに感染したため、林氏が派遣された。（共同）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【話題・外交・欧州・ポーランド・ロシア・ウクライナ侵攻】　 ２０２２年０４月０２日 　２０：５９：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【新型コロナ】：44都道府県で感染者数増加 病床余裕あるも「第７派」の恐れあり、専門家警戒

【新型コロナ】：44都道府県で感染者数増加　病床余裕あるも「第７派」の恐れあり、専門家警戒

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【新型コロナ】：44都道府県で感染者数増加　病床余裕あるも「第７派」の恐れあり、専門家警戒　

　新型コロナウイルスの直近1週間の新規感染者数が44都道府県で前週と比べ増加したことが、内閣官房の2日までのまとめで分かった。急速な再拡大には至っておらず病床は余裕があるが、感染「第6波」が十分に収まらないまま「第7波」を迎える恐れもあり、専門家が警戒を強めている。

　2日に報告された全国の新規感染者は4万8825人で、前週の同じ曜日から約1500人増えた。

　内閣官房が1日に公表したデータによると、直近1週間の感染者数は、富山、徳島、香川を除く44都道府県で前週から増えた。鹿児島が1・67倍、佐賀が1・66倍、島根で1・61倍などと増加傾向を示している。

　青森、秋田、新潟、鹿児島の各県では、まん延防止等重点措置が全面解除された3月22日以降に、1日当たりの感染者数が最多を更新した。

　厚生労働省の専門家組織は、感染者数は全国的に1カ月以上、緩やかに減少していたが足元で増加傾向を示したと分析。「状況を注視する必要がある」と指摘する。厚労省によると、新規感染者に占める10代以下の割合が増えており、昨年12月に20・7％だったのが今年3月は35・5％となった。

　一方、重症者数は東北など一部地域で増えているが全国的には減少傾向と分析する。これまでの感染者の減少に伴い、病床使用率も低下が続いているとした。

　2日の新規感染者の内訳は東京7395人、神奈川4807人など。死者は大阪13人、神奈川6人など計55人だった。厚労省によると、全国の重症者は518人で前日から15人減少。群馬や宮崎などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。（共同）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【話題・医療・新型コロナウイルスの感染拡大】　 ２０２２年０４月０２日 　２０：３２：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【夏の参院選】：立民が女性県議擁立へ ４男４女の母親小畑仁子氏「子育て真っ最中でも政治に参加できる」

【夏の参院選】：立民が女性県議擁立へ　４男４女の母親小畑仁子氏「子育て真っ最中でも政治に参加できる」

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【夏の参院選】：立民が女性県議擁立へ　４男４女の母親小畑仁子氏「子育て真っ最中でも政治に参加できる」

　立憲民主党宮城県連は2日、夏の参院選宮城選挙区（改選数1）に、宮城県議の小畑仁子氏（44）を擁立することを決めた。4日にも党本部に公認申請する。

　小畑氏は埼玉県川口市出身。東京都内や仙台市の病院で約20年間看護師を務め、2019年に初当選した。4男4女の母親で、2日の記者会見で「子育て真っ最中でも政治に参加できることを知ってもらいたい」と語った。

　県連の安住淳代表は「新型コロナウイルス禍の医療現場に高い知見がある」と人選の理由を語り、野党候補一本化を目指す考えも示した。

　宮城選挙区を巡っては、自民党が近く世論調査を実施して候補者を決める見通し。宮城県議の石川光次郎氏と、16年の参院選で野党統一候補として当選後に国民民主党を離党、自民会派入りした桜井充氏が争う。日本維新の会も候補者擁立を模索している。（共同）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【話題・政局・立憲民主党・夏の参院選】　 ２０２２年０４月０２日 　１９：０４：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

【立憲民主党】：小沢氏が泉代表と距離置く 代表選で「約束破られた」自身の処遇巡る不満背景

【立憲民主党】：小沢氏が泉代表と距離置く　代表選で「約束破られた」自身の処遇巡る不満背景

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【立憲民主党】：小沢氏が泉代表と距離置く　代表選で「約束破られた」自身の処遇巡る不満背景　

　立憲民主党の小沢一郎衆院議員が泉健太代表と距離を置いている。昨年の代表選での全面支援から一転。参院選が迫る中、支持向上へ有効な手を打てていないことへのいら立ちと、自身の処遇を巡る不満が背景にある。一方、小沢氏のグループ内にも参院選で改選を迎える議員が複数いるため、個別に支援しつつ参院選後も見据えて戦略を練っている。

　昨年11月の代表選で小沢氏は15人ほどのグループをまとめ、告示前に泉氏支援の方針を決定した。他のグループに先んじて支持拡大への流れをつくることで、代表選後の党運営で影響力を強める思惑があった。

　関係者によると、支援を受けた泉氏側は「選挙を見ていただく立場をお願いしたい」と要請。小沢氏も「選挙であれば自分もできる。引き受ける」と意欲を示していた。

　しかし、泉氏が同12月に発足させた執行部では、大西健介氏が選対委員長に就任。参院選に向け、今年3月に発足した総合選挙対策本部への起用も見送られ「約束が破られた」と、小沢氏周辺は不信感を募らせている。

　もくろみが外れた格好になり、小沢氏も「選挙は結果が全てだ。もう好きにすればいい」と突き放す。共同通信社の世論調査では、立民の政党支持率は泉氏の代表就任後も10％前後と伸び悩む。3月中旬には「期待が盛り上がらないのは、国民の皆さんに分かりやすい訴えをしないからだ」と公の場で苦言を呈した。

　ただ参院選では、小沢氏の地元岩手選挙区を含めグループの3人が改選となり、当面はそれぞれの当選に全力を挙げる構え。党内からは「既にポスト泉を視野に入れて、勢力を維持しようとしているのではないか」（中堅）との見方が出ている。（共同）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【話題・政局・立憲民主党】　 ２０２２年０４月０２日 　１８：１６：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

【2022年04月01日 今日は？】：日本初の大型間接税「消費税」導入 当時は３％

【2022年04月01日　今日は？】：日本初の大型間接税「消費税」導入　当時は３％

　『漂流する日本の羅針盤を目指して』：【2022年04月01日　今日は？】：日本初の大型間接税「消費税」導入　当時は３％

　◆04月01日＝今日はどんな日

　安倍晋三首相が新型コロナウイルス対策で布マスクを配布すると表明。アベノマスクとやゆされる（2020）

　全国すべての世帯に、1住所当たり2枚を再来週以降、感染者の多い都道府県から順次配る　参院決算委で、共産党の大門実紀史氏の質問にマスクを着用して答弁する安倍晋三首相=2020年4月1日午後4時50分、岩下毅撮影

　◆出来事

　　▼太平洋戦争で米軍が沖縄本島に上陸開始（1945）▼日本初の大型間接税「消費税」導入。当時は3％（1989）

（※）瓦礫と化した首里城

（※）那覇市内に突入する米海兵隊

　（※）亀甲墓を攻撃する米軍

　◆誕生日

　　▼林真理子（54年＝作家）▼高橋克実（61年＝俳優）▼鷲尾いさ子（67年＝女優）▼本仮屋リイナ（91年＝フリーアナウンサー）▼岡本圭人（93年＝俳優）▼丸山礼（97年＝タレント）▼日高優月（98年＝SKE48）

　元稿：日刊スポーツ社　主要ニュース　社会　【話題・今日は？】　 ２０２２年０４月０１日 　００：００：００ 　これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。