【インド太平洋経済枠組み(IPEF)】:日本や米国など14カ国の新経済圏構想、サプライチェーン強化へ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【インド太平洋経済枠組み(IPEF)】:日本や米国など14カ国の新経済圏構想、サプライチェーン強化へ
日本や米国など14カ国は27日、新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の閣僚会合を開いた。サプライチェーン(供給網)強化に向けた交渉で実質妥結する見通し。マスクや医薬品、半導体といった重要物資の供給が滞らないよう相互協力の仕組みをつくる。昨年5月の発足から約1年で、初の成果となる。
インド太平洋地域で覇権を強める中国を念頭に、供給網などでの依存を脱却する狙いがある。脱炭素化の推進に向けて、水素活用の協力枠組みも立ち上げる。先進国や新興国が、技術開発や情報共有を通じて、得意な分野を補い合う。
日本からは西村康稔経済産業相が出席。
IPEFは「貿易」「供給網」「クリーン経済」「公正な経済」の4分野で協議を進めている。今回は交渉が比較的早く進んだ供給網に焦点を当てて先行的に妥結。IPEFを主導する米国は、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて、IPEF会合を開き、その他の分野を含めた全体的な合意を目指す。
供給網の強化では、参加国政府で早期に情報を共有し、調整を通じて物品の確保を助け合う。強靱(きょうじん)な供給網をつくることで、生産性や持続可能性、公平性を高める。日本は各国への研修を通じた協力も行う。
IPEFは昨年9月の閣僚会合で交渉入りを宣言し、首席交渉官会合を重ねてきた。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・日本や米国など14カ国は27日、新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の閣僚会合】 2023年05月28日 00:44:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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