路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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《社説②・11.13》:不審な住宅訪問 隙見せぬ気持ちの備えを

2024-11-16 09:31:20 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

《社説②・11.13》:不審な住宅訪問 隙見せぬ気持ちの備えを

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・11.13》:不審な住宅訪問 隙見せぬ気持ちの備えを

 犯罪につながる前触れかもしれない。よくよく注意したい。

 県内で不審な戸別訪問が報じられている。リフォーム工事の営業や不要品の買い取りと称し、家に上がって中を見て回ろうとするという。

 首都圏で相次ぐ押し込み強盗事件では、犯行グループが業者の営業を装い、狙いをつける住宅を下見していたとみられている。それに似た動きに見える。

 長野市や千曲市では、業者を名乗って訪れ、「近くで工事がある」などと事実と異なる説明をする例があった。「電気工事の関係で来た」と言い、しつこく家の中に入ろうとした例もあった。茅野署管内、塩尻署管内でも類似の訪問が確認されている。

 全国でも多発しており、訪問の名目はリフォームや屋根の修理、水道管の検査、貴金属の買い取りなどさまざまだ。

 電話で家族構成や資産状況に探りを入れた上で押し入る「アポ電」を想起させる例もある。伊那署管内では、消防関係者を名乗って家族構成や近所づきあいなどを聞く不審な電話があった。

 なかには以前からある押し売りや法外な請求をする業者の例もあるだろうが、県警は侵入盗や強盗の下見、特殊詐欺の情報収集のおそれもあるとみている。

 あやしげな訪問や電話には身分証や連絡先の提示を求め、安易に家に上げない、話に乗らないといった気持ちの備えが要る。

 過去には下見どころか、宅配便などを装って訪れ、玄関を開けるなり押し入る強盗もあった。カメラ付きのインターホンやドアチェーン越しに対応し、違和感を覚えたらはっきり断ること、警察に連絡することも念頭におきたい。

 防犯カメラの設置や、ドアなどの鍵を二重にしたり、割れにくい窓ガラスにしたりといった自衛策も考えられる。だが、それらの備えを破る粗暴な手口の強盗がこのところ目立つ。匿名・流動型犯罪グループ(匿流(とくりゅう))だ。

 高額報酬、即日即金―とうたってバイト希望の若者をつり、強盗や窃盗をさせる。秘匿性の高い通信アプリを使い、首都圏を中心に相次ぐ関連事件では実行役ら50人以上が逮捕された一方、指示役は特定できていない。若者が軽い気持ちで犯罪に加担し、使い捨てにされる状況が憂慮される。

 まずは被害に遭わないようにしたい。自治会などを通じて住民間で情報を共有し、地域ぐるみで隙を見せない工夫を話し合う必要もあるだろう。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年11月13日  09:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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