愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

元旦の社説みるなりうなりたり既存の枠組みいづれも論ぜぬ

2012-01-02 | 日記

元旦の社説を読んでみたが、気になったものがあったので、コメントしておこう。


日本の再生 閉塞状況の打破が政治の役割
 2012年を日本再生の年にしなければならない。震災からの復興だけでなく、あらゆる分野においてである。
 政治は課題を解決できない状態が続いている。「社会保障と税の一体改革」をめぐる一連の動きが、そのことを如実に示している。
 日本経済も相変わらず外需頼みから脱却できず、一向に浮上の兆しが見えない。特に、愛媛など地方の冷え込みは深刻だ。
 もちろん急がなければならないのは、壊滅的な被害をこうむった東北・三陸海岸の再建である。新たな町づくりにおいては、道路や住宅の配置だけでなく、津波で壊れた「地域社会」をいかに再生するかの視点が問われる。
 加えて、東京電力福島第1原発事故の後始末がある。政府は昨年末に「事故収束」を宣言したが、むしろ廃炉に向けた長くて厳しい作業の始まりと覚悟すべきだ。原発事故に関しては、広範な被害者への賠償や除染作業も並行して進めなければならない。
 多くの国民も不安感を抱きながら生活しているのが現状だろう。将来の年金はいくらになるのか。医療・介護サービスは大丈夫なのか。
 国中が閉塞(へいそく)感に包まれているのが、現在の日本の実態だ。多くの難題、課題が山積する中、その閉塞感を打破する先頭に立たなければならないのは「政治」である。
 しかし、その政治がいかにも心もとない。目先の選挙や政争にとらわれてばかりで、重要な政策に正面から取り組めず、棚上げにして先送りする政治が続いてきた。
 民主党の批判合戦はやむ気配がなく、日常化している状態だ。それぞれに言い分はあるのだろうが、不毛な対立に終始していないか。
 その結果が、政権交代を経ても繰り返される毎年の首相交代劇である。これでは、政治への不信感は募る一方である。今日の事態を招いた民主党の責任は重い。
 自民党など野党の対応も、ほめられたものではない。このままでは民主批判層の受け皿にはなれないだろう。
 大阪市長選、府知事選のダブル選で、橋下徹代表が率いた「大阪維新の会」が圧勝した。その背景にあるのは、経済や生活の将来展望が見通せない中で、有権者が示した既存の政治と、政治家への率直な気持ちである。
 既成政党の大物たちが与野党問わず橋下氏に急接近している。「維新の会」への警戒や次の国政選挙への影響などさまざまな思惑があるようだ。打算で動いていると受け取られても仕方ない。
 国民の我慢にも限度がある。対立や政争を乗り越え、国会での議論を通じて政治を動かす仕組みを、そろそろ編み出さなければならない。
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201201017483.html

>国中が閉塞(へいそく)感に包まれているのが、現在の日本の実態だ。多くの難題、課題が山積する中、その閉塞感を打破する先頭に立たなければならないのは「政治」である。

どんな政治の枠組みを示していくか、それが政治に、メディアに問われている。が、しかし、そのような視点で報道がなされているだろうか?こえでは閉塞感は募っていくだろう。結果的に政治不信を煽り、強いリーダーを求める風潮を助長していくことに・・・・。

>その結果が、政権交代を経ても繰り返される毎年の首相交代劇である。これでは、政治への不信感は募る一方である。今日の事態を招いた民主党の責任は重い。  自民党など野党の対応も、ほめられたものではない。このままでは民主批判層の受け皿にはなれないだろう。

日本の首相がコロコロ替わるのは何故か?既成の枠組みで交替させているからだ。メディアが繰り返す「次の首相に誰が相応しいか」世論調査に象徴的だ。
「自民党など野党」というのも極めて曖昧だ。何をみているか?

>大阪市長選、府知事選のダブル選で、橋下徹代表が率いた「大阪維新の会」が圧勝した。その背景にあるのは、経済や生活の将来展望が見通せない中で、有権者が示した既存の政治と、政治家への率直な気持ちである。

「既存の政治と政治家」の「既存」とは何か?それも曖昧だ。既存の政党型抜け出した人々は「新」というが、それらが「既存」の政治の枠組みと無縁かと言えば、それはノー!だろう。
また「維新」というが、自民党が抜け出した政治家を中心に結成された、まさに「既存」の枠組み尊重の「会」ではないか?目新しさは「メディア」を使った「敵づくり」政治だが、これは「小泉構造改革」政治の二番煎じだろうから、そのうち化けの皮が剥がれる。

そこで「既存」なるものについて、愛国者の邪論をあげてみよう!
1.成長戦略一辺倒・大企業優先の「景気」対策
2.原発安全神話に依存するエネルギー政策
3.非正規労働者に代表される弱者冷遇・富裕層優遇政治
4.政党助成金温存政治
5.抑止力論神話外交政治とアメリカ従属政治
6.企業団体献金神話政治

既製服着たまま新と叫びたりそのうちほころびかつてのやうに

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