事実を隠蔽するマスコミの実態はここにあり!
政府とマスコミが、安倍首相の言うように、正確な情報を分かりやすく伝えていれば、「風評」は起こるはずがないことは明らかです。そのことで「被害」を防ぐことができることも当然なのです。福島の到達点、何が変わり、何が変わっていないのか、改善していくためには、何が問題か、そのことを国民に報せる責任があることは、福島で、安倍首相自身が語ったことでした。
ところが、ここにすでに大ウソが浮き彫りになったのです。
福島鼻血問題をとりあげた森まさこ大臣が安倍首相に同行していたのに!
再稼動容認の自民党の公約違反も追及しないマスコミ!
まず第一に、福島「鼻血」問題を国会で取り上げていた森まさこ消費者大臣を、実は、安倍首相自身が同行させていたことは、マスコミ報道のなかでハッキリしているのです。その張本人がいる前で、「美味んぼ」の「鼻血」が「風評」だと言ってバッシングしているのです。マスコミは、この事態については、質問もしていないし、記事で追及もしていません。これが安倍政権の浮揚、信頼低下を防ぐ装置となっているのです。
もう一つあります。それは、再稼動を決めた安倍内閣について、福島県民は、議院選挙の際の公約を忘れることはできないはずです。こうした公約違反をしていながら、平然と福島を訪れ、「美味んぼ」バッシングしているのです。これは沖縄の基地を温存していながら「負担軽減」論でゴマカス手口と同じ構図です。民主主義の根幹が問われているのです。しかし、このことについても、マスコミは免罪しているのです。
朝日 現職対決、自民に軍配 森雅子氏「必ず福島を再生 2013年7月21日
「美味んぼ」キャンセル事件のウソを報道したマスコミこそ風評拡散!
次です。風評を広げているのはどっちか、すでに記事にもかきましたが、この記事は勝負あった!ということです。
「美味しんぼ」問題 県内温泉旅館などで団体旅行キャンセルも (福島14/05/13)
http://www.fnn-news.com/localtime/fukushima/detail.html?id=FNNL00012104
旅館関係者によると、美味しんぼの表現を気にした保護者の反対、県外の学校の団体客数百人が、宿泊をキャンセルしたという。ほかにも、漫画の影響とみられるキャンセルが10件ほど確認されていて、温泉街からは怒りの声が上がっている。つたや旅館(飯坂温泉)の佐藤 ひとみさんは「今まで、一生懸命頑張ってきたことが、台無しになってしまいかねないので、本当にやめてほしいと思います」と話した。福島を代表する「円盤餃子(ギョーザ)」の店では客足が戻っていて、2014年は、2013年より1割ほど売り上げが増えている。(引用ここまで)
【デマ注意】「美味しんぼの影響で旅館の予約を団体客がキャンセルした」という情報はデマ!観光協会「キャンセルは数件だけ」
福島民友ニュースが5月15日に報道した記事によると、この数日間で発生した旅館のキャンセルは数件程度しか無かったとのことです。また、「大人数が宿泊する大口のキャンセルはなかった」とも福島の観光協会は取材に対して話しています。つまり、テレビで報道されているような数百人規模のキャンセルどころか、数人規模のキャンセルも殆ど無かったのです!これは大変な問題で、風評被害等と言ってあれだけ「美味しんぼ」を叩いていたマスコミやネットメディアの方が、風評被害に繋がる情報を流していたということになります。私は別にデマを流した方を「風評被害」とか言って攻めるつもりはないですが、今まで美味しんぼをあれだけ叩いていたのに、何も謝罪しないのは理不尽だと感じました。人間は流行に流される性質を持っているので、「福島で旅館のキャンセルが相次ぐ」と報道すれば、それだけで影響が発生します。放射能汚染は事実なのに、全く事実無根の情報を流しておいて、そのままというのはどうかな?と思います。(引用ここまで)
☆「福島の温泉地で宿泊キャンセル」報道 「美味しんぼ騒動」風評被害が出始めた?
http://www.j-cast.com/2014/05/14204745.html
ウソとデマを流しているのは、どっちか、「美味んぼ」の次がどのように書かれているか、注目です。それにしても、以下の記事は、安倍首相が福島で語ったことが、ウソだったことを証明しました。この事実を、マスコミ記者は、安倍首相に突きつけ、質問すべきです!
【共同通信】 福島の子ども甲状腺がん50人に 県、放射線の影響調査 2014/05/18 02:35http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051701001676.html
福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べる甲状腺検査で、対象者の約8割の結果がまとまり、がんの診断が「確定」した人は県が今年2月に公表した数より17人増え50人に、「がんの疑い」とされた人が39人(前回は41人)に上ることが17日、関係者への取材で分かった。県内の震災当時18歳以下の約37万人を対象に県が実施。今年3月までに1巡目の検査が終わり、4月から2巡目が始まっている。チェルノブイリ原発事故では4~5年後に子どもの甲状腺がん増加が確認された。このため県は、今後がんが増えるかどうかなど、放射線の影響を調べる。(引用ここまで)
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「正しい情報が大切」 首相、福島市の県立医大視察【03)47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)】
「根拠ない風評には国として全力を挙げ対応する必要」 美味しんぼ描写に首相
「正しい情報が大切」 首相、福島市の県立医大視察 (引用ここまで)
鼻血はあった!この事実を福島も政府の何故問題にしない!
安倍首相関連の記事が氾濫することで、応援していることが判ります。では次です。以下の専門家の指摘は、全てのマスコミがとりあげていないことです。ご覧ください。
Tetsunari Iida - 【鼻血問題に関する西尾正道北海道がんセンター名誉委員長西尾正道.
フォローするフォロー中飯田 哲也5月14日 21:59 · 編集済み · .【鼻血問題に関する西尾正道北海道がんセンター名誉院長の見解】
西尾先生ご本人の了解を得て、西尾先生の見解を全文を掲載いたします。飯田も原子力を学んだ大学で「ICRP洗脳」されていましたが、ICRP洗脳が抜けた今は、西尾先生の見解に納得できます。
要旨は、以下のとおりです(括弧内は飯田の補足)。
・事故後は鼻血を出す子どもが多かったことは事実
(だから、御用学者はその時は沈黙を守っていた)
・ICRP(の急性被ばく)の論理では説明できない
(だから、ヒステリックに否定する御用学者、守旧メディアが多い)
・放射性のチリによる準内部被ばくで鼻血などの影響は十分にあり得る
(報道ステーションや朝日社説は「内部被ばく」と「低線量被ばく」を取り違えている)
・非科学的なICRP信奉者は、自分たちの都合のよい内容だけを科学的と称する発言
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鼻血論争について 2014年5月14日 北海道がんセンター 名誉院長 西尾正道
巷では、今更になって鼻血論争が始まっている。事故後は鼻血を出す子どもが多かったので、現実には勝てないので御用学者は沈黙していたが、急性期の影響がおさまって鼻血を出す人が少なくなったことから、鼻腔を診察したこともない放射線の専門家と称する御用学者達は政府や行政も巻き込んで、放射線の影響を全否定する発言をしている。
しかし、こうしたまだ解明されていない症状については、根源的に物事を考えられない頭脳の持ち主達には、ICRPの基準では理解できないのです。ICRPの論理からいえば、シーベルト単位の被ばくでなければ血液毒性としての血小板減少が生じないので鼻血は出ないという訳です。
しかしこの場合は、鼻血どころではなく、紫斑も出るし、消化管出血も脳出血なども起こります。しかし現実に血小板減少が無くても、事故直後は鼻血を出したことがない多くの子どもが鼻血を経験しました。伊達市の保原小学校の『保健だより』には、『1学期間に保健室で気になったことが2つあります。 1つ目は鼻血を出す子が多かったこと。・・・』と通知されています。またDAYS JAPANの広河隆一氏は、チェルノブイリでの2万5千人以上のアンケート調査で、避難民の5人に1人が鼻血を訴えたと報告しています。こうした厳然たる事実があるのです。
この鼻血については、次のように考えられます。通常は原子や分子は何らかの物質と電子対として結合し存在しています。セシウムやヨウ素も例外ではなく、呼吸で吸い込む場合は、塵などと付着して吸い込まれます。このような状態となれば放射化した微粒子のような状態となり、湿潤している粘膜に付着して放射線を出すことになります。そのため一瞬突き抜けるだけの外部被ばくとは異なり、準内部被ばく的な被ばくとなるのです。
微量な放射線量でも極限で考えると、原子の周りの軌道電子を叩きだし電離を起こします。この範囲が広範であれば、より影響は強く出ます。被ばく線量もさることながら、被ばくした面積や体積がもろに人体影響に関与します。
事故後の状態では、放射性浮遊塵による急性影響が真っ先に出ます。放射性浮遊塵を呼吸で取り込み、鼻腔、咽頭、気管、そして口腔粘膜も含めて広範囲に被ばくすることになりますから、最も静脈が集まっている脆弱な鼻中隔の前下端部のキーゼルバッハという部位から、影響を受けやすい子どもが出血することがあっても不思議ではありません。
また咽が痛いという症状もこうした機序によるものです。この程度の刺激の場合は粘膜が発赤したりする状態にはならず、診察しても粘膜の色調変化は認められないが、粘膜の易刺激性が高まるため、広範な口腔・咽頭粘膜が被ばくした場合は軽度の痛みやしみる感じを自覚する訳です。
受けた刺激を無視し、採血や肉眼的な粘膜炎所見などの明らかな異常がなければ、放射線が原因ではないとして刺激の実態をブラックボックス化するICRPの盲信者は科学者としては失格です。ICRPの健康被害物語では現実に起こっている被ばくによる全身倦怠感や体調不良などのいわゆる「ぶらぶら病」も説明できません。そのため何の研究や調査もせずに、精神的・心理的な問題として片付けようとする訳です。今後、生じると思われる多くの非がん性疾患についても否定することでしょう。鼻血論争は、未解明なものは全て非科学的として退け、自分たちの都合のよい内容だけを科学的と称する非科学的なICRP信奉者の発言の始まりでしかないと思います。(引用ここまで)
以下関連する記事をご覧ください。貴重な問題提起をしていると思いましたので掲載しておきます。
「鼻血は低い線量でも広範な粘膜が被ばくした場合は出ても不思議ではありません」西尾正道氏2014年5月8日
TBSが美味しんぼの福島報告を全面否定する番組を報道!「鼻血と被ばく2014年5月1日
中村ゆきつぐ 美味しんぼ鼻血問題 医療の不確実性 医師達の学説 不毛な戦い2014年05月17日 12:00http://blogos.com/article/86577/
中村ゆきつぐ 美味しんぼ鼻血論争 言いようのない不安からの不信感 2014年05月13日 18:00http://blogos.com/article/86354/
北村隆司 笑って済ませられない『美味しんぼ』騒動 2014年05月16日 10:28http://blogos.com/article/86516/