バカげた作戦を命令して税金のムダづかいをしている安倍首相!
安倍首相がとんでもないことを命令しました。15日の記者会見を待って、そしてそれを受けて命令したのでしょうか。朝日新聞には、記者会見の解説記事に出ていましたので、「とうとうか」と思いました。しかも、報道陣に公開したということですから、安倍首相の戦争ごっこ!に付き合わされる国民も迷惑な話だな、と思いつつ、この命令が、如何に、如何にデタラメはことか、検証してみることにしました。
けん制=抑止力の増幅の連鎖で武力衝突から戦争へ!ホントに?
1.「沖縄県・尖閣諸島周辺など東シナ海で活動を活発化させている中国をけん制する狙いがある」とする記事です。
「けん制」は脅しですね。この手口は米韓軍事演習VS北朝鮮の構図を同じです。日本のマスコミは、北朝鮮をけん制するための米韓軍事演習を、通常の合同訓練と表現し、北朝鮮の言動は挑発的と言っています。
この見方を使うとすれば、尖閣を意識した訓練、けん制と言っていますので、中国の反応は挑発的となります。すでに中ロは東シナ海で合同軍事演習を行っていますので、どういうことになるでしょうか。
奄美で自衛隊が離島奪還訓練 中ロも合同軍事演習 - スマホ版 - 47News
というように、日本がやれば、北朝鮮や中国は、それを「脅威」と言うでしょう。それは中国の尖閣潜入を日本が「脅威」と表現することと同じです。安倍首相は、こうした相似形の対立激化、矛盾の激化を、どうやって治めるのでしょうか。
方法は、一つは戦争で解決する。と言うことは宣戦布告をしてたたかい、中国がギブアップするまでたたかう。二つは、武力行使が起こったら、話し合いに持ち込み、休戦する。三つは、武力衝突が起こらないように、事前に話し合いをする。四つは、挑発して中国の侵略性を浮き彫りにさせ、国際社会において、中国を孤立させる。政治的・経済的・軍事的対中包囲網を完成させる。
「軍事・戦争」論なき無謀な島嶼作戦・戦争ごっこはやめろ!
2.沖合の大型輸送艦からボートに分乗した離島防衛専門部隊・陸自西部方面普通科連隊所属の隊員約50人が、海岸線に上陸した。訓練は安倍政権が武力行使に至らないが自衛隊の対応が必要になる「グレーゾーン」の一例に掲げた、「離島で不法行為を行う武装集団」への対応を強く意識し、「離島で不法行為を行う武装集団」への対応を強く意識している。
この場合は、中国が尖閣に上陸した場合を想定していますが、今朝のテレビ朝日のモーニングバードで中谷元議員が語っていたことには驚きました。それは数人規模で尖閣に上陸飽いた場合を想定しているということです。その人数規模に対して、自衛隊を派遣するのです。
その場合、奪還作戦が成功した場合、それだけで終わるでしょうか?その後のプランを想定しない「グレーゾーン」は無責任。無能でしょう。場当たりその場しのぎの発想です。
数人の漁民を撃退した後、中国部隊が尖閣に来る、自衛隊が迎え撃つ。中国も増援する。日本は日米共同作戦に持ち込む。安倍首相の頭の中にはアメリカ軍の参加を想定しているのでしょうか。アメリカが、そのようなことを想定しているか、全く別問題です。安倍首相のネライ、期待が空振りに終わる可能性は大です。そうなれば日本が単独でということになります。日本は財政危機状態です。軍事費をどこから捻出するというのでしょうか。自衛官の補充はどうするのでしょうか。自衛官の中には「戦死」する若者もいるでしょう。どうするのでしょうか?全く想定がバカげていませんか?
そもそも軍事衝突には、それなりの理由があります。政治的・歴史的・経済的・文化的側面から見ていかなければなりません。数人の漁民の上陸占領に対して離島防衛専門部隊・陸自西部方面普通科連隊所属の隊員が奪還作戦をして成功したとして、果たしてそれだけで、事が終わるでしょうか。そうなった場合、離島防衛専門部隊だけで対応できるのでしょうか?全く不思議な作戦です。
島嶼作戦については、歴史的に視る必要があります。日本で言えば、戦前、侵略戦争におけるフィリピン占領とその後の敗北、南太平洋の島嶼作戦と敗北、そして、そこでの敗北によって硫黄島の玉砕作戦、沖縄の捨石作戦、アッツ島の玉砕作戦などがあります。安倍首相は靖国参拝で、また昨年硫黄島で「英霊」に「お参り」して「平和を」などと語っていましたが、歴史の教訓を踏まえるならば、尖閣諸島の攻防作戦に軍事的手段を使うことが、如何に「英霊」を冒涜するものであるか、明らかです。しかし、この「グレーゾーン」作戦を考案した安倍首相は、何も判っていないのではないでしょうか。呆れます。
無責任は安倍応援団のマスコミも同罪!戦前と同じだな!
この点で、日本のマスコミ、テレビは、韓国の旅客船沈没事件や覚醒剤事件、今日は中国のテロ事件など、日本の進路にとって重大な問題が提起されているにもかかわらず、特集していません。北朝鮮の挑発的言動の際に登場させている軍事専門家すら登場させて検証していません。中国と武力衝突、軍事衝突が行った場合、どのようなことが起こるか、シュミレーションもせず、ただただ、南シナ海の中越衝突やベトナム国民の中国の工場などへの襲撃、フィリピンにおける対中行動を垂れ流しているだけです。
全く無責任極まりないことが、安倍首相を先頭に行われているのです。しかも対応策は場合たりその場しのぎ、戦略なき脅威論の垂れ流しと抑止力論としての日米軍事同盟の深化=集団的自衛権行使論です。
現在の日本はさはひまわりの迷路の中の安倍首相の姿と同じ!
この無能な手口は、ひまわり畑の迷路を想定していただければ、いっそう浮き彫りになります。入り口には、すでに入り込んでいるのです。どっちに行くか、その場その場でひまわりの壁にぶつかります。ただただ前に進むだけです。左右どっちか、選択を迫られる時がきます。右に行って壁にぶち当たります。元へ戻ります。左に行きます。また行き止まりになります。また戻ります、というように、戦略なき迷路に入り込んだ日本は、右往左往しながら行ったり来たりしながら、手探りで、その場しのぎ場当たりで行くしかないのです。
現在の安倍首相派のやっていることは、憲法の平和主義に基づく国家づくりという戦略を捨て去り、九条にもとづく外交戦略と戦術で東アジアにおける国際関係づくり、平和の枠組みづくりを放棄し、対中脅威論にもとづく抑止力論の強化作戦、対中包囲網というバカげた迷路に入りこんでいるのです。
こうした戦略なき国家づくり、戦略なき外交路線、軍事抑止力論にもとづく強権国家が、どれだけ税金のムダ遣いを生むか、戦前の事例が証明しています。日米軍事同盟の相手国であるアメリカが好例です。ソ連がどうなったか、一目瞭然です。今また中国と戦争ごっこをやろうとしているのです。恐らく安倍首相の頭の中には、あの大東亜戦争の敗北はアメリカにやられたのだという思考回路が働いているのだと思います。だから憲法が押し付けられたのだと確信しているのでしょう。
全く歴史の教訓から学んでいない呆れた宰相と言えます。安倍首相の外交ブレーンと言われている岡崎久彦氏が言っていた中国VS日米同盟論という妄想で、政治が行われようとしているのです。こんな妄想癖をもった好戦家の人たちは一刻も早く退場させましょう。
憲法九条をもつ日本がとるべきことは非軍事的手段を使うことだ!
今憲法九条をいただく日本国がやるべきは、紛争を非軍事的手段で解決する、話し合いで解決することを提唱していくことです。ヒロシマ・ナガサキ・南京・ハノイ・ホーチミン市。マニラ市など、かつての侵略戦争の激戦地、戦争遺跡のある都市における対話です。そのためにも、歴史に対する認識を確認し合うことです。そのためにも、領土問題に関する歴史の資料などを持ち寄り、交流し合い、二度と戦争の惨禍を引き起こすことのないようにすることを確認し合うのです。
そのためにも、戦争放棄条約の調印、非核三原則の条約化に向けて合意をとりつけることです。この会談は公開の場で行うのです。参加国の国民にも公開することです。平和のためには偏狭なナショナリズムが相応しいのか、相手国を慮る愛国主義が相応しいのか、戦争によって命と財産を失うことを選択するのか、平和によって、各国の儲け、経済的交流の発展によって暮らしをよりよいものにしていくのか、各国国民が選択すべき時です。
そのような視点で会議を提唱するのです。それが侵略戦争を引き起こした日本、その侵略戦争の反省の上に制定した日本国憲法をいただく日本の、今やるべきことは、このことです。
安倍首相のように中朝の脅威を煽り、やりたい放題にさせて、危機と脅威を泳がせ、そのことで、国民の支持を取り付けるなどという手口は清算されなければなりません。今こそ、国民が声を上げるべきです!憲法を使え!と。
毎日新聞 ニュース 自衛隊:陸海空が奄美群島で上陸訓練 離島は国内初 2014年05月22日 17時20分(最終更新 05月22日 17時46分)http://mainichi.jp/select/news/20140523k0000m040001000c.html
訓練で江仁屋離島に上陸する陸上自衛隊員=鹿児島県瀬戸内町で2014年5月22日、斎藤良太撮影
防衛省は22日、陸海空3自衛隊の鹿児島県・奄美群島での上陸訓練を報道陣に公開した。3自衛隊が連携した離島の上陸訓練は国内で初めて。離島の奪還を想定したもので、沖縄県・尖閣諸島周辺など東シナ海で活動を活発化させている中国をけん制する狙いがある。訓練は18〜23日の日程で、沖縄東方沖と奄美群島の2カ所で実施。約1330人が参加している。22日の上陸訓練は奄美大島の南にある無人島の江仁屋離島(えにやばなれじま)(鹿児島県瀬戸内町)で行った。沖合の大型輸送艦からボートに分乗した離島防衛専門部隊・陸自西部方面普通科連隊所属の隊員約50人が、海岸線に上陸した。訓練は安倍政権が武力行使に至らないが自衛隊の対応が必要になる「グレーゾーン」の一例に掲げた、「離島で不法行為を行う武装集団」への対応を強く意識している。奄美群島を含む南西諸島の防衛に関して防衛省は、有事や災害での初動を担う陸自の警備部隊を複数の離島に配備する方針だ。視察した武田良太副防衛相は記者団に「島しょ防衛の重要性が指摘される中、国民の生命、財産を守るため訓練を充実させたい」と話した。【斎藤良太】
離島防衛に教育専従部隊 陸自、3月末に発足 - MSN産経ニュース 2014年3月20日
陸自が米で離島防衛の上陸訓練(挑発合戦何時まで) 戦争とはこういう物 2014年2月21日