子どもの虐待事件の抑止力に無関心で責任を取らない自公政権!
安倍式政治の企みに憲法否定=国民の人権否定思想あり!
今、日本はトンデモナイ方向に向かって歩いているように思います。政治的経済的には、国民主権を発揚して、国民の人権の保障と民主主義を社会の隅々に行き当たらせるのではなく、憲法を否定する勢力が、憲法の形骸化を企み、自らの権力を拘束する立憲主義の規制を緩和=否定しようとしています。その政治を担っている安倍式政治が、国民の批判を無視して、まずます横暴化してきています。
それは政治的には、小選挙区制というマジック・トリックによって獲得した議席を使って悪法を通し、経済的には、「規制緩和」論というゴマカシで、獲得した強い権力を背景として強い者の利益を保障するために、弱い者のつくりだす価値を独占する装置を作り出し、思想的には、あらゆる装置を使って、まず「自助=自己責任」論を刷り込み、互いに「共・協助」論で助け合うという「美徳」を普及し、そして最後に、形だけの「公助」論を国民分断を振りまくことで、権力の責任追及が及ばないようにして、強い者の利益保障を貫徹しようとしているところに、その特徴があります。
そうした視点で、NHK報道にみる今回の事件を検証してみることにしました。
子どもの虐待事件の奥底にある政治の憲法否定政治あり!
政治の貧困が、国内の無秩序を、子どもの虐待の素地!
安倍首相は子どもの人権と権利を護る抑止力に関心なし!
1.国家や行政が子どもの危機の実態、その原因と背景を把握していないことが判ります。それは何故でしょうか?子どもは主権者です。未来を担う宝です。
2.日本国憲法理念のなかで、子どもをどのように位置づけるべきでしょうか。その点が、極めて曖昧と言えます。
2.「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会」=日本にあって、子どもが「ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」とされているでしょうか。子どもにとって平和主義は貫徹しているでしょうか?否です。
3.平和主義の基礎である「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」ものであると同時に、「国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない」としています。これは国民だけに課したものではありません!国家に課したものであることは明らかです。
4.日本国憲法において、上記に明記された子どもの権利は「すべて国民は、法の下に平等であつて」という条文にあるように、子どもであろうと、大人であろうと、「平等」に与えられたものです。このことを保障する責任は国家にあることも明家です。
5.以上の視点を踏まえると、一人ひとりの子どもにまで徹底して、子どもの権利、子どもの人権を保障していく責任が、国家、行政にあることは明らかです。その点、今回の事件において、国家と行政の無責任は浮き彫りになりました。
6.同時に、大人である、保護者である、親権者である容疑者の責任も当然あることは明らかです。
7.国家や行政、そして大人が、子どもの人権を護り、権利を保障していく責任を何故自覚できなかったのか、そこに現代日本の政治的、経済的、思想的問題が浮き彫りになっているように思います。
8.こうした事件について、国民がどのように考えているか、そのことも、同時に検証されなければなりません。さもなければ、これまでと同様に、同じ事件が繰り返されることでしょう。これだけは食い止めていかなければなりません。
9.こうした事件が国内に起こっているにもかかわず、安倍政権は、何らの談話も、記者会見において、反省も謝罪もありません。そのことが、無責任と無関心を助長しているように思います。
10.同時に、国家内において、その土台が崩れてきているにもかかわらず、相変わらず中国や北朝鮮の「脅威」を煽り、憲法形骸化=否定の集団的自衛権行使容認論討議が平然と行われているのです。外部の脅威より内部の脅威こそ、その「抑止力」が求められているのに、です。ここに、安倍首相派の「国民の命を安全を保障するために」論の最大ノゴマカシが浮き彫りになっているのです。
11.しかし、NHK報道に視るように、愛国者の邪論の視点のレベルでの議論は皆無と言って良いほどなされていません。このことこそ、国民の人権尊重主義が形骸化されていることはありません。だから、このような子どもを虐待する国民が出没したり、それを放置する国家や行政がいるのです。
今日まで公的機関が放置してきた責任は?
保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕!=自己責任追及!
生と死の境目の子どもの心を想像し対策を講じる創造力は!
子どもの身体が白骨化しても察知できない、しない地域とは!
近所=地域の関心は皆無!=共助すらなし!
アパートから子どもの白骨遺体 父親逮捕 5月31日 6時38http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140531/k10014872891000.html
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30日、神奈川県厚木市のアパートの部屋で、この部屋に住んでいた男の子とみられる白骨化した遺体が見つかり、警察は、男の子の父親の36歳のトラック運転手が、男の子を放置して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。
30日午後3時20分ごろ、厚木市下荻野にある2階建てのアパートの1階の和室に、子どもとみられる白骨化した遺体があるのを警察官が見つけました。警察は、今月22日に児童相談所から、「中学校に入学する予定だった男の子の所在が確認できない」という連絡を受け、30日、男の子の住所とされる部屋を別の場所に住んでいる父親を立ち会わせて、調べていたということです。警察は、遺体がこの男の子とみて、父親でトラック運転手の齋藤幸裕容疑者(36)から事情を聞いたところ、平成19年1月ごろ、当時5歳くらいだった男の子に食事や水分を十分与えず、衰弱させて死亡させた疑いが強まったとして、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。調べに対し、容疑を認めているということです。
厚木市教育委員会によりますと、この部屋に住んでいた男の子は今から7年前に小学校に入学する予定だったため、前の年の秋に案内を送りましたが、入学しなかったということです。現場は、厚木市役所から北西におよそ4キロ離れた住宅などが建ち並ぶ一角です。
近くに住む男性は、「いつも雨戸が閉まっていたので空き部屋だと思っていた。遺体が見つかったと聞いて不安だ」と話していました。(引用ここまで)
容疑者の父親とその妻の二人の大人の無責任の背景は何か!?
息子を無責任にも放置し続けた理由は何か!?
息子の生と死を野放しにして「怖くなった」と自己弁護する大人!
子ども放置死 父親「部屋に閉じ込めた」 5月31日 19時49http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140531/k10014880391000.html
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30日、神奈川県厚木市のアパートの部屋で、白骨化した子どもの遺体が見つかった事件で、7年以上前にこの部屋に5歳の息子を放置し死亡させたとして逮捕された父親は「息子が外に出ると困るので、部屋に閉じ込めていた」などと供述していることが分かり、警察は、当時の状況や死亡したいきさつについて詳しく調べています。
30日、厚木市下荻野のアパートの部屋で、この部屋に住んでいた男の子とみられる白骨化した遺体が見つかり、男の子の父親で別の場所に住んでいたトラック運転手の齋藤幸裕容疑者(36)が、平成18年から19年にかけて当時5歳だった男の子を放置し食事などを十分に与えず衰弱させて死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。警察によりますと、齋藤容疑者は容疑を認め「妻が家を出て自分も家に戻らないことが多くなった。8年前の平成18年秋ごろに家に戻ると息子が死んでいたので怖くなって家を出た」などと供述しているということです。さらに「息子が外に出ると困るので、部屋に閉じ込めていた」などと供述していることが警察への取材で分かりました。現場の部屋には鍵などは取り付けられていなかったということで、警察は、男の子がどのような状況で部屋に残されていたのかや、死亡したいきさつについて詳しく調べています。(引用ここまで)
父親がウソをついたのは何故か!
行政が父親のウソを見抜けなかったのは何故か!
行政がきめ細かな対応ができなかったのは何故か!
行政担当者のあり方、組織のあり方の問題点は何か!
行政は子どもの暮らす地域に入らなかったのは何故か!
子ども放置死 なぜ気付けなかったのか 5月31日 19時49http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140531/k10014880641000.html
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30日、神奈川県厚木市のアパートの部屋で、男の子とみられる白骨化した子どもの遺体が見つかった事件で、男の子は、小学校にも入学しておらず、死後7年以上が経過したとみられています。
厚木市の教育委員会は6年前、男の子が小学校に入学しなかったものの、すでに転居したと判断し、確認のための作業を打ち切っていたということです。それによりますと、男の子は、6年前に小学校に入学する予定で、前の年の秋に自宅に案内を送りましたが、入学しませんでした。このため、教育委員会では、家庭訪問をするなどして男の子の所在を確認しようとしましたが、住民登録があるアパートで暮らしている様子が見られなかったことから、すでに転居したと判断し、およそ1年後、地元の小学校に通う資格を抹消し、確認のための作業を打ち切ったということです。そして、ことし中学校入学を前に、再び男の子の所在を確認することになり、去年12月に父親の齋藤容疑者から話を聞いたところ、「子どもは生きている」と説明したということです。その後、齋藤容疑者は、ことし3月に、「子どもは妻と一緒に東京のどこか知らないところに住んでいる」と話したということで、市はこの説明を信用し、男の子の住民票を抹消していたということです。厚木市教育委員会は、31日、記者会見し、宮崎昌彦学校教育部長は「子どもが東京にいるという父親の説明を信じて、警察に届けるなどの対応を取らなかった。今になってみれば、小学校に入学しなかったときに本人や保護者に会って確認するなど、きめ細かな対応をすべきだったと反省している」と述べました。
児童相談所の対応は
一方、厚木児童相談所は、10年前の平成16年に、はだしで外を歩いていた男の子を保護していましたが、虐待の痕跡が見られなかったことなどから迷子と判断し、母親に引き渡しただけで、それ以上の対応は取らなかったということです。その後、平成20年の秋に男の子が小学校に入学していなかったことから、職員が家庭訪問するなどして所在を確認しようとしましたが、本人や親にも会うことができなかったということです。また、その後も年に数回は訪問を続けていたということですが、所在は確認できないままでした。
そして、この春、中学校にも入学しなかったことから、今月22日に警察に捜索を要請したということです。
記者会見で、厚木児童相談所の井上保男所長は、「結果的に男の子が亡くなってしまったことは、大変申し訳なく思っている。もう少し早く対処できれば、救うことができたかもしれない。当時は、所在不明の児童に対するリスクの捉え方が甘かったと反省している」と述べました。(引用ここまで)
行政が問題児とその保護者を放置したのは何故か!
子どもを社会全体で保護する思想が貫徹していないのは何故か!
息子放置し死亡 保育園などにも通わず 6月1日 4時10http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140601/k10014884291000.html
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神奈川県厚木市のアパートの部屋で、白骨化した子どもの遺体が見つかり、7年以上前に当時5歳の息子を放置して死亡させたとして父親が逮捕された事件で、男の子は、3歳半で行われる定期検診を受けていなかったほか、保育園や幼稚園にも通っていなかったことが分かり、警察は死亡したいきさつと共に養育の実態についても調べることにしています。
先月30日、厚木市のアパートの部屋で、この部屋に住んでいた男の子とみられる白骨化した遺体が見つかり、父親で、別の場所に住んでいたトラック運転手の齋藤幸裕容疑者(36)が、平成18年から19年にかけて当時5歳だった男の子に食事などを十分に与えずに衰弱させ、死亡させたとして保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。
これまでの調べに斎藤容疑者は「妻が家を出て、自分も家に戻らないことが多くなった。平成18年の秋ごろ、家に戻ると息子が死んでいたので怖くなって家を出た」などと供述しているということです。男の子は3歳のときに、はだしで外を歩いていたため、児童相談所が保護していて、迷子として扱ったため、それ以上の対応はとられませんでしたが、厚木市などによりますと3歳半で行われる市の定期検診を受けていなかったほか、保育園や幼稚園にも通っていなかったことが分かったということです。警察は死亡したいきさつと共にそれまでの養育の実態についても調べることにしています。(引用ここまで)
子どもの状況確認を指示していたのに徹底してこなかった国の責任は!?
子どもの虐待殺人事件をどう総括したか、その責任は?
男児遺体 父親“いずれ衰弱して死ぬと思った” 6月1日 17時45http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140601/k10014891011000.html
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神奈川県厚木市のアパートの部屋で、白骨化した子どもの遺体が見つかった事件で、7年以上前に当時5歳の息子を放置し死亡させたとして逮捕された父親は「死亡する2か月ほど前から食事をほとんど与えず、いずれ衰弱して死んでしまうと思っていた」などと供述していることが分かり、警察は詳しい経緯を調べています。
先月30日厚木市下荻野のアパートの部屋で、この部屋に住んでいた齋藤理玖ちゃんとみられる白骨化した遺体が見つかり、父親で、別の場所に住んでいたトラック運転手の齋藤幸裕容疑者(36)が、平成18年から19年にかけ、当時5歳だった理玖ちゃんに食事などを十分に与えず、衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕され、1日検察庁に送られました。警察によりますと、遺体が見つかった部屋には、弁当の空の容器など大量のゴミが散乱していたということですが、その後の調べに対し、齋藤容疑者は「死亡する2か月ほど前から、週に1、2回しか家に帰らず、そのつど1食分程度の食事しか与えていなかった。このままでは、いずれ衰弱して死んでしまうと思っていた」などと供述していることが、警察への取材で分かりました。これまでの調べに斉藤容疑者は「不仲だった妻が家を出て、自分も家に戻らないことが多くなった」と供述しているということで、警察は詳しい経緯を調べています。
所在不明の子どもの実態把握されず
これまで国は、所在が分からなくなっている子どもの状況を確認するよう全国の自治体に求めてきましたが、その実態はまだ把握されていません。
厚生労働省は、おととし、乳幼児や児童が虐待を受けて死亡する事件が各地で相次いだことから、虐待されるリスクが高い、所在の分からない子どもの状況を把握するため、全国の自治体に通知を出し、乳幼児健診や予防接種を受けていなかったり、保育所などに来なくなったりした子どもについて、家庭訪問などを行って所在や安全を確認するよう求めていました。このうち乳幼児健診は、各市町村が1歳6か月と3歳の2回行うよう、法律で義務づけられていますが、2年前の平成24年度は、1歳6か月の健診はおよそ5%に当たる5万3000人余りが、3歳の健診もおよそ7%に当たる7万2000人余りが受診していません。しかし、こうした所在の分からない子どもたちがどのような状況にあるのか、実態の把握は自治体側に委ねられ、全国的な調査は行われてきませんでした。このため、厚生労働省は去年秋以降、各自治体に児童相談所などと連携して子どもの確認を進めるよう、改めて求めるとともに、先月1日の時点で所在が分からない18歳未満の子どもの人数や状況などに関する初めての全国調査を行っています。(引用ここまで)