永久追放の土壌づくりの第一歩にすべし!
昨日都議会においてトンでも人間が現れました。ネットで話題になり、その後ニュースに流れました。そこでテレビと新聞がどのように報道したか、調べてみました。両方とも、この発言の意味づけは、極めて問題でした。それについては、以下掲載しておきます。ご覧ください。そこで、ポイントをまとめてみました。ご覧ください。
1.この発言の主ははっきりしていません。本人も名乗り出ていません。勿論近くにいた同僚議員も告発していません。それを促す報道もありません。ここに大きな問題があります。
2.それは、この種の発言がなされても、外国と比べて、極めて甘い対応で済ましている日本が浮かび上がってくるからです。先ごろアメリカで、人種差別発言をしたオーナーがバスケットの世界から永久追放されました。このこと比べると、このことは極めて甘いと言わざるを得ません。マスコミも同様です。
日本経済新聞 クリッパーズのオーナー永久追放 NBA、人種差別発言で2014年4月30日
スポニチクリッパーズのオーナー 人種差別発言で永久追放危機 ―2014年4月28日
毎日新聞NBA:人種差別発言で永久追放…クリッパーズのオーナー - 2014年4月30日
3.それは、橋下市長・維新共同代表の、いわゆる慰安婦発言があっても、永久追放にならないという、ある種の安心感が政治家の中にあって、何を言っても、この世界では許される、多数決で決着できる、という思い上がりが議員の中にあるのではないか、と思うのです。それは、今回ばかりではなく、戦後この種の発言が繰り返され、ある意味、日本の文化のようになっているからです。ここに内弁慶的日本文化、思い上がり日本文化が土台にあるように思うのです。
4.そこで、思いつくのは、この暴言が、東京五輪の開催都市である都議会で起こったということです。このことについては、どこのメディアも問題にしていません。猪瀬都知事の時とは大きな違いです。この種の人権侵害、人間の尊厳を冒涜した事件が国際社会からみれば、大問題になるはずです。中国や北朝鮮の人権侵害には繰り返し問題にするメディアの眼からみれば、大変な問題なはずです。しかし、この問題については、そのような目線は全く欠落しているのです。明らかに政治的意図が働いているか、文化程度の低さを示しているか、どちらかです。
5.このことに関連して言うならば、国会では石原大臣の「金目」発言がありました。これがどのような意味を持っているか、すでに記事にしました。議員の、この種の発言が絶えないのは、日本の品位・道徳の欠如の問題であると同時に、憲法尊重擁護義務を負っている議員の資質の問題であると断ぜざるを得ません。公的機関であるNHKの役員をしていいる百田氏も同様です。人権尊重を義務付けられている公的立場の人間、しかも憲法で尊重擁護の義務を負っている人間が、このように義務違反をしているのです。
6.しかも、このような人間が、国民に向かって道徳を説く、或いは法律や条例を制定しているのです。その法律も条例も国民をいじめるものばかりです。その法律や条例によって、どれだけの国民が苦しめられているか、いじめられているか、どれだけ命を奪われているか、などは、全く検証もされないし、彼らも謝罪もしないのです。違法な選挙制度による選挙で、選ばれた代表者という特権を使って、横柄に、まるでどこかの殿様のように立ち振る舞って、威張っているのです。そのような思想が、今回の暴言・妄言・冒涜を引き起こしたことは明らかです。
7.しかし、以下のメディアの記事は、そのような意味づけは丸でありません。こういう知的水準が、このような無法政党と議員を許してきたのです。またこのような議員を選択する国民を許してきたのです。しかも、この問題を徹底して追及しない文化、水に流す文化が、この種の発言を許してきたのです。
8.これが、サッカーの試合のように、繰り返し繰り返し報道されたのであれば、どうでしょうか?時にはスローモーションを使って解説しているように、議員の声は、討論会、国民の声を取り上げていったならば、どうなるでしょうか。サッカー試合の熱狂と同じ現象が起こることは間違いありません。何故か。自分の税金が、こんなデタラメの議員によってムダづかいされていることが晒されるからです。この場合は、サッカーと違ってプレーするのは国民です。自分たちの動きで、変わるのです。政治が面白く熱狂的なものになることは明らかです。
ま、だからこそ、マスメディアは、国民的関心が高まらないように「処理」しているのです。サッカー報道にかけるエネルギーと政治にかけるエネルギー、其の公平さを比べると、日本のマスコミの犯罪的役割はいっそう浮き彫りになります。この間の報道を視ていると、確信します。だからこそ、マスメディア・マスコミを変えていかなければならないのです。
この種の発言をした議員は、政界から永久追放をすべきです。政界浄化のためです。其のことを定着させるための国民的議論を巻き起こすべきです。そうすれば、緊張感をもった政治家が誕生し育てられていくように思います。憲法をないがしろにする議員を放置容認する国ニッポンの悪弊が、集団的自衛権行使など、馬鹿げたことを許しているのです。国民はもっと怒れ!ということです。憲法で明記されている幸福追求権が活かされるためには、「不断の努力」を傾けることです。
NHK 都議会で女性議員にセクハラやじ 6月19日 18時05http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140619/t10015348641000.html
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18日行われた東京都議会の一般質問で、みんなの党の女性議員が子育て支援策について質問を行った際、ほかの議員から「早く結婚したほうがいいんじゃないか」などとやじが飛び、女性議員は「人格を否定するものだ」と反発しています。18日行われた都議会の一般質問で、みんなの党の塩村文夏議員(35)が妊娠や出産などに関する子育て支援策について都の取り組みをただした際、ほかの議員から「自分が早く結婚したほうがいいんじゃないか」、「産めないのか」などとやじを受けました。塩村議員は18日夜、ツイッターで「政策に対してのやじは受けるが、悩んでいる女性に言っていいことではない」などと反発し、「リツイート」と呼ばれる引用が19日正午までに1万件を超えるなど波紋が広がっています。19日午後、報道各社の取材に応じた塩村議員は、やじに同調する議員が複数いたことが残念だとしたうえで、「人格を否定するようなやじや政策と全く関係のないやじはするべきではなく、ひぼう中傷になる。質問に立つ議員を尊重してほしい」と述べました。複数の会派によりますとやじは、自民党の議席周辺から聞こえたということです。
これに対して都議会自民党の吉原修幹事長は「どういう状況だったのかよく分からないが、誰が言ったのか特定することは難しい。それぞれの会派が品格のない発言は慎むようにすべきだ」としています。この問題を受けて、19日夕方、会派の枠を超えて都議会の女性議員たちが「品位を汚すやじは控えるべきだ」として議長に対し再発防止に取り組むよう要請したということです。(引用ここまで)
日テレ “セクハラ”ヤジ 問題提起する方針示すhttp://www.news24.jp/articles/2014/06/19/07253395.html
東京都議会の本会議で18日、「みんなの党Tokyo」の塩村文夏議員が妊娠・出産をめぐる支援体制について質問していたところ、議員席から男性の声で「早く結婚した方がいい」などとヤジが飛んだことで波紋が広がっている。塩村議員に対するヤジは、「早く結婚した方がいい」「(子供を)産めないのか」などというセクハラともとれる内容だった。塩村議員は19日、「怒りとかいうより、頭の中が真っ白というか、思考が止まった状態でした。都議会が変わってくれることを望みたいと声を上げたいと思っています」と述べた。「自民党さんの方から聞こえたということで、我々としては抗議に行かせていただきました」-みんなの党Tokyoの両角みのる幹事長はこのように述べた上で、都議会で問題提起する方針を示している。これに対し、都議会自民党の吉原幹事長は「まだ事実を確認していないが、自民党としても来週の総会で、品格のない、個人に関わるような不規則発言は慎むように話す」と述べるにとどまった。注目ワード 両角みのる幹事長 塩村議員 塩村文夏議員 吉原幹事長 都議会自民党 (引用ここまで)
TBS 「都議会「セクハラ」ヤジ問題、発言者の処分申し入れへ」 (20日00:59)
東京都議会の本会議で、 子育てや不妊治療への支援を訴えた女性議員に対して、一部の議員からヤジが相次いだ問題で、女性議員が20日、議長に対し、ヤジの発言者の処分を求めることを明らかにしました。今月18日に開かれた都議会本会議の一般質問で、みんなの党会派の塩村文夏議員が、出産・子育てや不妊治療に関する質問をした際、一部の男性議員から「早く結婚したほうがいい」などのヤジが相次ぎ、問題となっています。これを受けて、塩村議員は20日午後にも「議会の会議で侮辱を受けた」として、地方自治法に基づき、議長に対し、ヤジの発言者の処分を求める方針です。 塩村議員が所属する『みんなの党 Tokyo』は、「自民党議員が座る席の周辺から声が上がっていた」として、都議会自民党に抗議していますが、来週、議会に対して発言者を特定し、注意するよう求める予定です。(引用ここまで)
フジテレビ 東京都議会一般質問でセクハラともいえる悪質なやじ 議会も騒然 06/19 19:43http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00270902.html
18日に行われた東京都議会の一般質問で、妊娠・出産の高齢化に悩む女性などへの支援を訴えた女性都議に対して、やじが飛んだ。19日、FNNの取材に「悲しいですね。女性としてというか、人間として、尊厳を傷つけられたなという気はします」と話した、みんなの党・東京の塩村文夏東京都議(35)。18日、東京都議会で、女性の晩婚化や高齢出産などの問題を訴えた際、とんでもない、やじが飛んできた。塩村都議は「私も、所属する厚生委員会で、この件についての充実をお願いしてきました」と述べると、「早く結婚した方がいいんじゃないか!」とやじが飛んだ。やじを受けて、一瞬言葉を詰まらせた塩村都議。塩村都議によると、さらに、「(子どもが)産めないのか」などのやじも聞こえたという。その後も、「若い世代に啓発する必要があると考えますが、都の見解と取り組みを」と質問を続けた塩村都議だったが、声は涙声になっていた。塩村都議は「わたしも、もうすぐ36歳になるので、まだ子どもがいなくて、結婚もしていなくて、そうすると、とても悔しくて、悲しい気持ちになりました。例えば、本当に、その問題に直面している人たちが傍聴に来ていたら、どう思ったんだろうと」と語った。塩村都議に、セクハラともいえる悪質なやじを飛ばしたのは誰なのか。その瞬間をあらためて見てみると、塩村都議が、やじが発せられた直後、向かって右側を向いていることがわかる。議席表で調べると、その方向にあったのは、自民党都議団の席だった。みんなの党・東京の両角 穣幹事長は「複数の方が、自民の方から聞こえたということで、われわれとしては、抗議に行った」と述べた。塩村都議が所属する、みんなの党は、18日の都議会終了後、自民党側に抗議した。都議会自民党の吉原 修幹事長は「『自民党らしいけれども、どうでしょうか』という話でしたから、『臆測の話で言われても、ちょっと私は困ります』と、そういう話は申し上げました」と述べた。やじの主を調べることには、消極的な考えを示している。共産党の大山 とも子都議は「本当に、ひどいやじだと思う。女性議員で、超党派で、議長に申し入れをしようと調整している」と述べた。やじの主について、塩村都議は「自民党だと思います。後ろの方だと思います。一番後ろではなかったと思いますが」と語った。そのエリアに座っていた自民党の都議を直撃した。自民党の来代勝彦都議は「私は、そんなやじは聞いていない。聞こえなかったですね。うちの会派が言ったかもわからないので」と述べた。自民党の鈴木章浩都議は「私じゃないですよ。わからないと思いますよ。やじなんて、いちいち聞いている人、いないですから」と述べた。今のところ、誰がやじを発したかはわかっていない。 (引用ここまで)
テレビ朝日 「お前が結婚しろ」不妊問題で質問の女性都議にやじ (06/19 13:01)
東京都議会本会議の一般質問で、女性の妊娠や出産について質問をしていた女性都議に対し、「お前が結婚しろ」「産めないのか」とやじが飛びました。都議会本会議で18日、塩村文夏都議が妊娠や出産に関する女性の悩みについて質問をしていたところ、男性の声で「早く結婚した方がいい」「産めないのか」などのやじが飛びました。塩村都議は、涙ながらに質問を続けました。塩村都議は、自身のツイッターで「女性として残念なやじが飛びました。政策に対してのやじは受けますが、悩んでいる女性に対して言っていいとは思えない」とコメントしています。映像:都議会HPから(引用ここまで)
テレビ東京 「結婚しろ」セクハラやじhttp://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/news/post_68968/
「早く結婚しろ」「産めないのか」…卑劣なヤジが飛びました。東京都議会の一般質問できのう、晩婚化や高齢出産の問題について質問した塩村文夏都議に対し、「早く結婚しろ」などのヤジが相次ぎました。(引用ここまで)
セクハラヤジで女性都議、発言者の処分求める 2014年06月19日 20時01http://www.yomiuri.co.jp/national/20140619-OYT1T50148.html?from=ytop_top
東京都議会で、女性都議が妊娠や出産に関する子育て支援策の質問中に、複数の男性都議から「早く結婚した方がいいんじゃないか」「産めないのか」とのヤジが飛び、女性都議は19日、議長にヤジの発言者の処分を求めることを明らかにした。超党派の女性都議らも同日、議長に再発防止策を講じるよう要請した。 問題のヤジは、18日の本会議で「みんなの党 Tokyo」に所属する塩村文夏都議(35)に対して飛び、塩村都議が言葉を詰まらせる場面もあった。塩村都議は19日、報道陣の取材に「人格否定や政策と関係ないヤジは誹謗(ひぼう)中傷にあたる」と非難した。塩村都議の所属会派は、ヤジは最大会派である自民党側の席から飛んだと指摘しており、その自民の幹部は「品のない不規則発言は慎むべきだ」と語った。2014年06月19日 20時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun (引用ここまで)
女性都議に「早く結婚しろ」「産めないのか」 本会議中にやじ「五輪開催都市の議会なのに…」2014.6.19 12:35 [東京都政] http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140619/lcl14061912350001-n1.htm
報道陣の質問に答える塩村文夏都議=19日午後、東京都議会
東京都議会の一般質問で、妊娠や出産に関する都の支援政策を尋ねた塩村文夏都議(35)に「早く結婚しろ」「産めないのか」とのやじが飛んでいたことが19日、分かった。
やじは18日の本会議中にあり、塩村氏が所属するみんなの党の会派は19日、セクハラや個人攻撃に当たるとして、発言者を特定し注意するよう議会運営委員会に申し入れることを明らかにした。 同党の両角穣幹事長によると、やじの声は複数の男性で、自民党の都議が座る席の付近から上がったという。両角幹事長は「五輪開催都市の議会として、恥ずかしい」と話している。 塩村都議は放送作家として活動、昨年6月の都議選で初当選した。日本テレビのバラエティー番組「恋のから騒ぎ」に出演したこともあった。(引用ここまで)
毎日新聞 都議会:セクハラやじ 女性議員に「早く結婚しろ」 2014年06月18日 23時44分(最終更新 06月19日 00時18分)http://mainichi.jp/select/news/20140619k0000m040122000c.html
東京都議会の本会議で18日、みんなの党会派の塩村文夏(あやか)議員(35)が、女性の妊娠・出産を巡る都の支援体制について一般質問をしていた際に、男性の声で「早く結婚しろよ」「子供もいないのに」などのヤジが飛んだ。同会派は、議員席からだったとして「公の場でセクハラ発言を受けた」と反発。発言議員を特定し、注意するよう議会運営委員会に申し入れる。 塩村氏は議長席前の演壇でヤジを浴び、声を詰まらせる場面もあった。質問終了後、報道陣に「女性の気持ちを代弁していただけに腹が立つし、悲しい」と語った。同会派の両角穣(もろずみみのる)幹事長は「6年後に五輪が開かれる都市の議会でこういう発言が出るのは恥ずかしい」とあきれた様子。一方、議運の吉原修委員長(自民)は「聞いていない」とした上で、「(各)会派の中で品位のない発言をしないよう確認すればいいのでは」と述べるにとどめた。 塩村氏は昨年6月の都議選で初当選。放送作家として活動し、日本テレビが放送していた人気バラエティー「恋のから騒ぎ」に出演していた。【和田浩幸】(引用ここまで)
女性の悩みにやじ、笑い 都議「悲しくなった」2014年6月19日 19時23分http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014061901001598.html
報道陣の質問に答える塩村文夏都議=19日午後、東京都議会
東京都議会の一般質問で、「産めないのか」などとやじを受けた塩村文夏都議(35)が19日、報道陣に「悩みがある女性に対して、否定するようなやじが相次ぎ、皆さんで笑っていた。質問を進めていくうちに、とても悲しい気持ちになった」と語った。 やじは、塩村都議が18日の本会議で妊娠や出産に関する都の支援策を尋ねている最中に起きた。 塩村都議は、今後は「何かしらの対応を取っていく」と強調。都議会の運営に「人格を否定するやじが飛ばないようにお願いしたい」と注文を付けた。(共同)(引用ここまで)
女性都議に「産めないのか」 自民?議員席からヤジ2014年6月19日05時20分http://www.asahi.com/articles/ASG6L74N8G6LUTIL03T.html?iref=comtop_pickup_03
「自分が早く結婚すればいい」「産めないのか」。18日の都議会で、妊娠、出産、不妊に悩む女性への支援の必要性を訴えた女性都議に対し、議場からこんなヤジが飛び、所属会派が抗議する騒ぎになった。ヤジを受けたのはみんなの塩村文夏氏(35)。塩村氏は涙ながらに質問を続けた。ヤジは自民都議らが座る一角から上がっていた。終了後、みんなの両角穣幹事長が、自民の吉原修幹事長に抗議した。 吉原幹事長は、発生源が自民かどうかは「わからない」としながらも、「各会派が品位を持って臨むべきだ」と話した。(引用ここまで)