愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

憲法制定後散々歯止めをはずしてきた常習犯自民党が「限定」とか「歯止め」とか言って信用できるか!

2014-06-15 | 集団的自衛権

国民生活の危機無視の危機・脅威論を煽り脅し容認迫る石破幹事長! 

NHKが以下の安倍首相応援ニュースを流しました。全く許しがたい発言とニュースです。これで国民を説得するつもりなんでしょう。丁寧な説明をしているつもりなんでしょう。この大ウソを暴いていかなければなりません。そこで記事にしました。ご覧ください。ポイントは、以下のとおりです。

1.国会の承認を必要とするなどの歯止めを設けることで、公明党の理解を得たいという考えを強調

「そもそも公明党の理解を得る」という発想そのものが間違いです。「国民の理解を得る」のではないでしょうか?この国民への理解はどうなっているでしょうか?先に行われた党首討論をみるまでもなく、安倍首相は、肝心なところは、答えていません。スリカエばかりか、相手を攻撃することでキリカエし、論破したつもりになっているのです。

2.他国への攻撃が、日本の存立を危うくするものであれば、排除するのは国家の権利だ。必要最小限に行使し、実際に行使するかどうかは国会の判断に委ねられる

(1)「他国への攻撃」論もまやかしです。何故「他国」が「攻撃」されるか、その前提については、国会審議のなかでも、新聞やテレビのなかでも、一回も明らかにされていません。「他国」は「善玉」という設定のなのです。ところが、この「善玉菌」は見せかけです。この間の歴史の事実は、「悪玉菌」なのです。しかも、その「悪玉菌」の戦争に協力加担してきたことを反省の謝罪も、教訓も引き出していないのです。全く話になりません。

(2)「日本の存立を危うくするものであれば」という設定もデタラメです。何故「悪玉菌」への「攻撃」が「日本の存立を危うくするもの」になるのか、全く説明になっていません。言葉の遊びです。日本語をバカにしています。安倍首相や石破幹事長など、集団的自衛権行使容認論の立場からは、日本国内の「日本の存立を危うくする」事実は、見えていないようです。無視しているのです。この事実については、以下の事実を挙げるだけで、たくさん!です。まだまだ書ききれないほどあります。このことについては、すでにたくさん記事を書いてきましたので、繰り返しません。

岩沼市で女性が現金約6,000円入りのバッグをひったくられる(宮城14/06/15) 2014/06/15 20:00

東京・江東区アパート経営女性殺害事件 入居者の29歳男を逮捕 2014/06/15 18:21

息子の遺体捨てたと夫婦供述=男児不明、遺棄の疑いで捜索-警視庁

住民の不安、不信相次ぐ=中間貯蔵施設の説明会終了-環境省

(3)「排除するのは、国家の権利」というもの、前提が成り立っていませんので、アウトです。仮に、今イラクで反政府攻撃が始まりました。この間の経過からすれば、アメリカのあと押してできた現政権が危機的状況になっているわけですから、アメリカが応戦するのは当然です。しかもアメリカを応援する立場から、イラクの復興を推進する立場から、日本政府は、イラクを援助したはずです。この間の経過を踏まえるならば、当然、反政府攻撃を鎮圧する側に回らなければ、この間の主張と矛盾することになります。あれは何だったのだ!ということです。安倍政権が推進している容認論からすれば、絶対アメリカの、いたアメリカがやらなくても、イラク政権が崩壊するようなことがあえrば、原油輸入の危機的状況になります。まさに「日本の存立を危うくするもの」とまります。当然自衛隊を派兵すべきです!安倍首相派の論理とはそういうものです。

(4)イラクに派兵する場合、「必要最小限に行使し」とは、どのようなものになるか、何も言っていませんし、決まってもいません!明らかにゴマカシ!とにかく海外で武力行使ができるように「閣議決定をしておこう」とうものです。実際に戦闘が行われれれば、既成事実化されて、どんどん拡大していくことでしょう。これは安倍首相が信じて止まない大東亜戦争の失敗の連鎖から何も学んでいないということを自ら暴露したものです。

(5)「国会の判断に委ねられる」というもの、マヤカシ、大ウソです。言葉だけの無味乾燥な空約束です。何故か。小選挙区制によって政権を獲得した違憲の政権と違憲の議員・国会で「判断」などできることでしょうか。事実、安倍自民党は、有権者総数の30%にも満たない支持率しかないのでした。これで議席は7割も獲得したのですから、偽造偽造の「判断」になることは当然です。

3.「安全保障は、いつ何が起こるか分からず、いつまでも閣議決定を先延ばしてはならない」

これも大ウソです。確かに、そういう「事実」は発生しています。しかし、その原因や、起こっている事実」をみると、起こっている事実の、大方の責任は、日本国政府、安倍政権にあることは明白です。海外で問題が発生しないように、事前に、また「事実」が発生する前に、何をやっているか!と、憲法九条にもとづく安全保障政策はやっているのか!ということが問われなければなりません。マスコミは追及しているでしょうか?

石破氏の主張は、日本国憲法をいただく日本国が、「いつ何が起こるか分から」ないような安全保障政策をやっているということを、思わず言ってしまったということです。しかも「閣議決定を先延ばし」すると危ないぞ、と国民を脅しているのです。それでは、今までは何だったのだ!ということになります。だからやるのだ!というのは屁理屈です。今までのように起こらないように、憲法平和主義をもっと具体化した安全保障政策を実行すればいいのです。

というように、そもそもの前提がめちゃくちゃで、国民を脅しているのです。恐ろしいことです。石破氏の思想と論法は、「黙って政府のやることに従っていろ!」ということです。こんな危険な政府がどこにあるというのでしょうか。

それでは、以下の二ュースをご覧ください。 

薄っぺらの脅し戦術で国民をだます石破幹事長!

NHK 石破氏 集団的自衛権 会期中決定に公明理解を  6月15日 20時45http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140615/t10015238211000.html

自民党の石破幹事長は神戸市で講演し、集団的自衛権について、今月22日までの今の国会の会期中に行使を容認する憲法解釈の変更が閣議決定できるよう、国会の承認を必要とするなどの歯止めを設けることで、公明党の理解を得たいという考えを強調しました。

この中で、自民党の石破幹事長は、集団的自衛権の行使容認について、「他国への攻撃が、日本の存立を危うくするものであれば、排除するのは国家の権利だ。必要最小限に行使し、実際に行使するかどうかは国会の判断に委ねられる」と述べました。そのうえで石破氏は、「安倍総理大臣は、『なんとか行使容認のための閣議決定をしたい』という思いだ。安全保障は、いつ何が起こるか分からず、いつまでも閣議決定を先延ばしてはならない」と述べ、今月22日までの今の国会の会期中に、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更が閣議決定できるよう、国会の承認を必要とするなどの歯止めを設けることで、公明党の理解を得たいという考えを強調しました。(引用ここまで 

脅し満載の大ウソ安倍首相の会見内容!

日本語を事実かどうか、一つ一つ確認を!

安倍首相の積極的平和主義はあべこべの消極的平和主義!

憲法九条の安全保障論は形骸化・否定しながら

真逆の軍事抑止力に基づく武力の何が何でも行使論!

国内の国民生活に目を向ける発想まるでなし! 

安倍内閣総理大臣記者会見 平成26年5月15日

今や海外に住む日本人は150万人、さらに年間1,800万人の日本人が海外に出かけていく時代です。その場所で突然紛争が起こることも考えられます。そこから逃げようとする日本人を、同盟国であり、能力を有する米国が救助、輸送しているとき、日本近海で攻撃があるかもしれない。このような場合でも日本自身が攻撃を受けていなければ、日本人が乗っているこの米国の船を日本の自衛隊は守ることができない、これが憲法の現在の解釈です。

昨年11月、カンボジアの平和のため活動中に命を落とした中田厚仁さん、そして高田晴行警視の慰霊碑に手を合わせました。あの悲しい出来事から20年余りがたち、現在、アジアで、アフリカで、たくさんの若者たちがボランティアなどの形で地域の平和や発展のために活動をしています。この若者のように医療活動に従事をしている人たちもいますし、近くで協力してPKO活動をしている国連のPKO要員もいると思います。しかし、彼らが突然武装集団に襲われたとしても、この地域やこの国において活動している日本の自衛隊は彼らを救うことができません。一緒に平和構築のために汗を流している、自衛隊とともに汗を流している他国の部隊から救助してもらいたいと連絡を受けても、日本の自衛隊は彼らを見捨てるしかないのです。これが現実なのです。
 皆さんが、あるいは皆さんのお子さんやお孫さんたちがその場所にいるかもしれない。その命を守るべき責任を負っている私や日本政府は、本当に何もできないということでいいのでしょうか。内閣総理大臣である私は、いかなる事態にあっても、国民の命を守る責任があるはずです。そして、人々の幸せを願ってつくられた日本国憲法が、こうした事態にあって国民の命を守る責任を放棄せよと言っているとは私にはどうしても考えられません。
 こうした事態は机上の空論ではありません。連日、ニュースで報じられているように、南シナ海では、この瞬間も力を背景とした一方的な行為によって国家間の対立が続いています。これは人ごとではありません。東シナ海でも日本の領海への侵入が相次ぎ、海上保安庁や自衛隊の諸君が高い緊張感を持って24時間体制で警備を続けています。
 北朝鮮のミサイルは、日本の大部分を射程に入れています。東京も、大阪も、皆さんの町も例外ではありません。そして、核兵器の開発を続けています。片や、サイバー攻撃など脅威は瞬時に国境を越えていきます。これは私たちに限ったことではありません。もはやどの国も一国のみで平和を守ることはできない、これは世界の共通認識であります。だからこそ私は積極的平和主義の旗を掲げて、国際社会と協調しながら世界の平和と安定、航空・航海の自由といった基本的価値を守るために、これまで以上に貢献するとの立場を明確にし、取り組んできました。

今後、政府与党において具体的な事例に即してさらなる検討を深め、国民の命と暮らしを守るために切れ目のない対応を可能とする国内法制を整備します。これまでの憲法解釈のもとでも可能な立法措置を検討します。例えば武力攻撃に至らない侵害、漁民を装った武装集団が我が国の離島に上陸してくるかもしれない

今後、政府与党において具体的な事例に即してさらなる検討を深め、国民の命と暮らしを守るために切れ目のない対応を可能とする国内法制を整備します。これまでの憲法解釈のもとでも可能な立法措置を検討します。例えば武力攻撃に至らない侵害、漁民を装った武装集団が我が国の離島に上陸してくるかもしれない。

日本は戦後70年近く、一貫して平和国家としての道を歩んできました。これからもこの歩みが変わることはありません。しかし、平和国家であると口で唱えるだけで私たちの平和な暮らしを守ることはできません。私たちの平和な暮らしも突然の危機に直面するかもしれない。そんなことはないと誰が言い切れるでしょうか。テロリストが潜む世界の現状に目を向けたとき、そんな保障はどこにもありません。政府は、私たちは、この現実に真正面から向き合うべきだと私は考えます。
 私たちの命を守り、私たちの平和な暮らしを守る、そのためにはいかなる事態にも対応できるよう、常日頃から隙のない備えをするとともに、各国と協力を深めていかなければなりません。それによって抑止力が高まり、我が国が戦争に巻き込まれることがなくなると考えます。先ほど申し上げたような事態においても、しっかりと日本人の命を守ることこそが総理大臣である私の責任であると確信します。

まさに紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を今、私たちは守ることができない。そして、世界の平和のためにまさに一生懸命汗を流している若い皆さん、日本人を、私たちは自衛隊という能力を持った諸君がいても、守ることができない。そして、一緒に汗を流している他国の部隊、もし逆であったら、彼らは救援に訪れる。しかし、私たちはそれを断らなければならない、見捨てなければならない。おそらく、世界は驚くことでしょう。
 こうした課題に、日本人の命に対して守らなければいけないその責任を有する私は、総理大臣は、日本国政府は、検討をしていく責務があると私は考えます。(引用ここまで 

国民無視の協議の証拠記事!

自衛官の殺害と国民生活の苦しみをよそに

言葉遊び妥協の産物=トマトを食べるために既成事実化が!

高村・北側氏、詰めの苦しみ=重圧背負い合意模索-集団的自衛権  06/1414:32

集団的自衛権行使をめぐり、与党協議の交渉役を務める自民党の高村正彦副総裁と、公明党の北側一雄副代表が、着地点を模索して苦悩している。歩み寄りの兆しが見え始めたとはいえ、それぞれ党内の意向を無視できず、重圧がのしかかっているようだ。
 「生やさしいことではないが頑張ります」。高村氏は13日、首相官邸で安倍晋三首相と会談。首相が今国会中の閣議決定へ全力を尽くすよう指示すると、自らに言い聞かせるようにこう返事した。
 実際、合意案づくりは、公明党の理解を得るために「一進一退」(関係者)の繰り返しだ。その中で、同党はようやく行使の限定容認にかじを切った高村氏としてはこの先、強引に事を進め、協議が暗礁に乗り上げることは何としても避けなければならない
 13日の協議会で高村氏は、公明党が限定的な行使容認の根拠になり得ると注目する、1972年の政府見解を含む集団的自衛権に関する私案を提示した。だが、身内の自民党内からは「行使の範囲を狭めかねない内容だ」(国防族議員)と不満の声が上がる。高村氏が漏らすように、「なかなか思うようにならない」のが実態だ。
 北側氏に対するプレッシャーも相当だ。党内や支持母体・創価学会の慎重論は根強く、安易な妥協を許さない空気がある。13日の協議会で高村氏の私案に目を通した北側氏は「一読していろいろ(問題が)ある」とぴしゃり。厳しい姿勢を強く打ち出した。
 ただ、互いに苦労しているとの思いは共通しているようだ。北側氏は11日、地元・大阪の高級トマトを高村氏に差し入れた。トマトの花言葉は「感謝」「完成美」。与党協議をまとめたい意思の表れとの見方が自公両党それぞれに広がった。党内と支持者が納得するような答えがあればなあ」。北側氏は周囲にこう語るが、落としどころはまだ見当たらない。(2014/06/14-14:32)(引用ここまで 


サッカーの熱狂を日本の政治に転換させるために!ワールドカップ報道と集団的自衛権行使報道を観て!

2014-06-15 | スポーツと民主主義

 ワールドカップ日本チームをひいきのひきたおし!

マスコミの煽り報道に大渇!

ワールドカップ第一戦残念でした。しかし、不調と言われていた本田選手が先制点を入れたのは大きい!それにしても、ドロクバ選手のオーラにビビッてしまったように思いました。局面がガラッと変わってしまったように思います。ま、それ以前に、ゴール狙いの数が決定的に違っていました。ボールを奪われている時間が多かった。パス回しに成功していませんでした。心理的なものの影響が原因でしょうか。足が、こころが繋がっていませんでした。これを観ていて、あの真央ちゃんを想い出しました。「オール日本」「日の丸」の重圧でしょうか。ひいきの引き倒しの観です。

何度もボール取られていた本田

長谷部、ドログバの交代で明暗 スイッチ入ったコートジ、日本は…

表情うつろで憔悴した日本代表

今回のワールドカップにあたって、マスコミが騒ぎすぎているように思います。その熱狂は、時にはドイツのナチスのように、時には北朝鮮のように見える映像が、この平和の国日本で流されているのを観て異様な感じがあります。テレビは只管、というか、意図的に流しているのではないでしょうか。一つ一つあげませんが、今日は、その絶頂のような気がしました。ヒートアップし過ぎ!

大久保選手の映像も、同じです。チームプレーです。大久保選手の家庭の事情を使って放映しているのを観て、これが何回も繰り返されると、辟易してきます。またかよ!いい加減にしろよ!ってことです。他の選手だって、いろいろあるんじゃないのか!ってことです。そんな感情移入ではなく、もっとサッカーの醍醐味を報道すべきです。

冷静に普段の力を発揮させろ!騒ぎすぎるな!

それだけの力をもった集団だ!科学の目を思い起こせ!

その点、NHKが2回にわたって、放映した特集は、サッカーに科学の目を入れたもので、面白いと思いました。これは100メートルのボルド選手や体操も内村選手に光を当てた企画の延長線上に位置していて、スポーツが、心技体の充実と発達と、そこに、8Kカメラや医学などの様々な科学の分野の新技術を移入して相乗効果をつくりだす。そのことで、スポーツ活動を支える資金問題もクリアしていける、という点で、実に興味をそそるものでした。

NHKスペシャル ミラクルボディー W杯(1)ネイマール “変幻自在”の至宝

NHKスペシャル ミラクルボディー W杯(2)スペイン代表 世界最強の天才 ...

NHKスペシャル|ミラクルボディー 第1回ウサイン·ボルト 人類最速の秘密2012年7月14日

NHKスペシャル·ミラクルボディ<第1回> 「ウサイン·ボルト ~人類最速2012年7月28日

さて、こうした手法を政治の分野に取り入れたらどうなるか!本論はそこにあります。

 政治が一番非科学的!科学の目に反する報道に徹してゴマカス!

今回のサッカーに取り入れられた、審判の判断を効果的にするものとして、考え出されたいくつかのルール、機材があります。以下の記事をご覧ください。産経・日経が記事を書いているところが、ミソです!

産経新聞 【W杯】ゴールにカメラ7台、審判を補助 疑惑の判定なくなる? 6月12日(木)7時55分配信http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140612-00000092-san-socc

12日(日本時間13日)に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会から、ゴールを機械で判断するゴールライン・テクノロジー(GLT)が導入される。 各ゴールを7台ずつのカメラで高速撮影。ボールがゴールラインを越えたかを判断し、主審が腕に付けている受信機に信号を送って伝えるシステムだ。昨年のコンフェデレーションズ・カップやクラブW杯でも使用され、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は「百パーセント機能する」と自信をみせる。 微妙なゴール判定ほど審判を困らせるものはない。2002年日韓、06年ドイツ両W杯で主審を務めた日本サッカー協会の上川徹審判委員長は「ロングシュートを打たれて、ゴールラインを越えたかを瞬時にかつ正確に判断するのは難しい。審判にとってはありがたい」と歓迎する。 精度のお粗末さから導入が凍結されてきたが、前回の南アフリカW杯でイングランドのランパードのゴールが認められなかった誤審をきっかけに、今大会の導入に至ったという。上川委員長は「技術は日々進歩している。肉眼で追い切れない場合など、GLTの判定を受け入れるときが来ている」と説明する。 ただ、疑惑のゴールにもサッカー史を彩ってきた一面がある。今も語り継がれる“伝説”は1966年イングランド大会。イングランドのハーストのシュートがバーを直撃後、真下に落ちピッチ内に戻ったシーン(判定はゴール)は、W杯で最も物議を醸したゴールとして有名だ。 GLT導入にデメリットはないはずだが、「サッカーを形作るロマンのようなものがなくなる。伝説がなくなるのは味気ない気もする」と上川委員長。正確な判定を求めつつ疑惑も受け入れる。サッカーの奥深さがここにも秘められている。(奥山次郎)(引用ここまで

日経 W杯初導入のゴール判定技術「正確に機能」 FIFAが自信  2014/6/10 8:12http://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKC0017_Q4A610C1000000/

報道陣に公開されたゴールライン・テクノロジーのデモンストレーション。ボールがゴールラインを通過すると、審判の腕時計型受信機に「GOAL」が表示される(9日、リオデジャネイロ)=共同

 【リオデジャネイロ=共同】サッカーのワールドカップ(W杯)ではブラジル大会で初めて導入されるゴール判定の最新技術、ゴールライン・テクノロジー(GLT)の説明会が9日、リオデジャネイロのマラカナン競技場で行われ、国際サッカー連盟(FIFA)の担当部門の責任者ホルツミュラー氏は「100パーセント正確に機能すると信じている」と自信を示した。

 ピッチで行われたデモンストレーションでは、ボールがゴールラインを通過すると、即座に係員が装着する腕時計型の受信機に「GOAL」の表示がされた。観客席上部に14台の高速撮影カメラを設置し、一方のゴールにつき7方向から撮影。会場内の制御室で解析された判定は1秒以内に主審に伝達する。誤差は数ミリに抑えたという。大会で使用される12会場では既に機材の設置を終えた。さまざまな状況下で約2400回のゴールシーンをテストした。ホルツミュラー氏は「人間の目には限界がある。ボールがラインを越えたか否かを正しく判定できるのはGLTしかないと言える」と強調した。(引用ここまで

日経関連記事

香川、W杯で活躍の匂い 本田は本番に間に合うか (2014/6/9 7:00)

C組日本の敵を知る 対戦3カ国の戦力分析 (2014/6/8 12:24)

本田は縦回転、香川は超軽量 W杯スパイク事情 (2014/6/8 7:00)

頼れる主将・長谷部、焦らずW杯に備える (2014/6/5 3:30)

連覇見据えるスペイン、多彩な攻撃陣と高速パス交換 (2014/6/5 3:30) (引用ここまで)

スポーツ報知W杯初導入!ゴール判定カメラで誤審がなくなる!?(2014年6月9日08時00分)

…同じくハイテク技術が導入されているテニスなどとは異なり、サッカーはGLTがゴール判定を下しても最終決定権は主審。それでもジャッジを補助するものとして大きな期待がかかる。勝敗を分ける大事な場面で、ハイテク技術が大活躍する。

 ◆その他のスポーツの判定技術 テニスでは国際大会でイン、アウトの判定を競技場に設置された複数のカメラを駆使し、ボールの軌道をコンピューターグラフィックスで瞬時に再現できる「ホーク・アイ」が2006年から導入。クリケットでも同様に行われている。全米プロアメフトのNFL、野球の大リーグ、日本のラグビー・トップリーグ、大相撲などではリプレー判定が導入されている。

 ◆得点とは? サッカー競技規則第10条「得点の方法」の「得点」の項目で「ゴールポストの間とクロスバーの下でボールの全体がゴールラインを越えたとき、その前にゴールにボールを入れたチームが競技規則の違反を犯していなければ、1得点となる」と定められている。(引用ここまで

もう一つあります!以下の記事をご覧ください。

 

このスプレー、政治家に付けるべし!とりわけ、今憲法解釈に!

 

西村主審が使っていたスプレーが話題、「バニシング・スプレー」って何? 日本代表 2014年W杯

され、本題の件です、それは今回のサッカーの審判の手法を政治に取り入れるということです。特にマスコミに、です。問題意識は、

1.現在のサッカーの熱狂はどこからくるでしょうか?

2.スポーツのルールが曖昧であったら、どうでしょうか?スポーツはつまらないものになりませんか?

3.かつてのプロ野球のように、巨人戦一辺倒の放送だったら、どうでしょうか?今野球がお子白くなっているのは、曲りなりにも、巨人戦以外の試合が放映されていること、ニュースも全球団の結果を報道していることが、面白さをつくりだしているのではないでしょうか。

4.野球以外のスポーツ、特に卓球がメジャーになってきたのは、愛ちゃんの功績が大きいのではないでしょうか?しかもテレビなどまずメディアが取り上げたこと、更には、冬季五輪の際のスケボー競技が注目されたことなど、個人選手のガンバリがあることは当然ですが、マスメディアに載ったこと、人々の目に届いたことが大きいのではないでしょうか。

5.特にサッカーの熱狂は外国の影響もあるとは思いますが、それにしても、国民的スポーツとなったサッカーの熱狂は、野球とは違ったスピード、技術、連携プレーの技(組織)、個人技などなどがあるように思います。女子サッカーの沢選手のゴール前の2回の足技は、凄い!の一言です。

正義感発揚の報道・ジャッジをこそ!

まだまだありますが、こうした凄さは、実は政治の世界にもたくさんあるように思います。日本人は、というか、そもそも人間は勧善懲悪が大好きです。水戸黄門や赤穂浪士、必殺仕事人、暴れん坊将軍、相棒、臨場など、結果は判っているのに、観てしまうのです。ここには正義を求める日本文化が水脈のように流れているのではないでしょうか?

翻って実際の政治を観てみると、どうでしょうか?非常に判りにくいものになっていないでしょうか?特に、「無党派層」を作り出す要因に目を向けていく必要があります。その理由は、以下のとおりです。

1.サッカーのように公然と相対するチームのプレイが観客、テレビを通して国民の前に晒されていないこと。

2.自民党中心の政治しか報道していないこと。

3、特に政府の政策の情報の垂れ流しになっていること。

4.政府と真っ向対立している政党と政策を対等平等に報道していないこと。

5.他国の共産党の悪い印象を垂れ流していること。このことは、宗教について、否定的なことを流していることにも象徴されています。宗教には、様々な宗派があるのに、共産主義だけは、一つであるかのような印象操作が行われていることに象徴的です。

6.そういう報道の手法が政治家を堕落させているのです。これはテレビなどで、日ごろから晒されていたのなら、ボケボケ、ボヤっとしていることはできないでしょう。テレビに映る選手が、政治家のように、ボットしていたら、ブーイングでしょう。観客の目=国民の目が、選手・政治家を育てるのです。相撲の立合い、千秋楽の七勝7敗の力士に対するごっつあんです試合=八百長試合が、それです。或いは時間稼ぎ試合などを見れば明瞭です。

7.もう一つは、マスメディアの怠慢・不公平が政治家を堕落させるだでなく、偽りの世論調査が、政治の退廃を助長しているのです。

8.それは小選挙区制という選挙制度にもありますが、国政選挙ばかりか、地方県議会などの選挙制度も大方は小選挙区制となっています。国政ばかりか、地方都道府県議会の腐敗に観るように、選挙制度の問題が、政治を面白くさせていない大きな要因となっています。

9.このことは、いわゆる「無党派」と呼ばれる一段の塊をつくっていることにも当てはめることができます。およそ民主主義が行き届いていれば、「無党派層」という塊はなくなるはずです。

10.もう一つは、世論調査のなかで、「わかりません」「どちらとも言えない」

などと言う項目に、多くの有権者が賛同することの意味です。質問の仕方に問題あり!ということもありますが、同時にそのように答えなければならないほど、情報が不足しているということです。これはスポーツ報道のように違いが判る報道をしていないからです。

以下の資料をご覧ください。如何に無党派層の役割が判ります。ご覧ください。

過去8年間の無党派層の動向徹底検証 - 木走日記 2012年12月16日

無党派層」の投票行動から読む政治

政治無党派層から支持されない自民党 - 政局観察日記 2012年10月29日

朝日新聞デジタル:維新、無党派層がそっぽ 朝日新聞出口調査 - 政治 2013年9月29日

総選挙序盤戦「自民大勝」の世論調査は自民に不利に働く可能性も  2012年12月8日

支持政党がない人が、しいて支持できそうな政党をグラフ化 - 勝つ作成日:2014年06月03日カテゴリ:調査データ著者:渡部 秀成

世論調査で「支持政党なし」55%に急増!! 「脱政党選挙」で「国政進出」を 2012年7月9日 

サッカーの熱狂を政治でつくり出せれば!日本は変わる!

この「無党派層」が、日本の政治に対して、サッカーの試合に熱狂するように、熱狂したら、日本の政治は大きく変わるでしょう。いやだからこそ、そうならないために、様々な装置をつくって、判らないように、一見すると公平であるかのように報道しているのです。今回のワールドカップ報道と集団的自衛権行使容認報道を観ていると、そのことは、いっそう浮き彫りになるのです。

サッカーワールドカップ報道と同じように、政治の報道に、科学の目を入れていったら、どうなるでしょうか?そう考えると、ワクワクします。それを実現するのも、主権者である国民です。そんなことを教えてくれた最近のマスメディアでした。

日本の民主化運動を担っている組織や人々が、このサッカーを含めて、スポーツの勝負に、社会運動の視点を重ねると、運動の発展方向が展望できるように思うのです。それは戦略・戦術の進歩・発展を日常的に考えたトレーニングと思考回路の必要性です。このことは一秒たりとも、疎かにすることはできないでしょう。スポーツの敏捷性と組織性、心技体の発展、民主的運営、科学の目などなど、社会運動にとって欠かせない視点を問題提起しているように思います。

以下の記事は、そのことを示唆しているように思いますし、日本がコロンビアとギリシャとどうたたかうか、真央ちゃんが、立て直して素晴らしい演技をしたことなど、スポーツ選手の素晴らしさに期待していきたいと思います。同時に、主権在民主義を掲げている日本にあった、国民が、この熱狂に単に狂奔するのではなく、サッカーと政治を一緒に考えることができるように期待したいと思います。ドロクバ選手のように!

日刊ゲンダイ王者スペイン屈辱大敗…オランダには「飛ばしすぎ」懸念の声(2014年6月15日10時26分)http://news.infoseek.co.jp/worldcup/article/summary/gendainet_000213095


本質暴く石原質疑を黙殺する偽装偽造党首討論を捻じ曲げる産経!複眼で報道すれば閣議決定は不可能!!

2014-06-15 | 集団的自衛権

中東利権と集団的自衛権行使論をゴマカス! 

イラク情勢が俄かに緊迫してきました。アメリカの去就ばかりが注目されています。イラン·イラク戦争湾岸戦争以来からイラク戦争の破綻がいよいよ明らかになってきました。しかし、国際法に違反した戦争に協力した日本の憲法違反を追及する視点は皆無です。しかも、ウクライナ・クリミア紛争の時に安倍式集団的自衛権行使論と関係させた報道がありませんでした。

今回のイラクの緊迫にあたって、安倍式集団的自衛権行使論を当てはめて考えるという視点も皆無です。日米軍事同盟を結んでいる日本です。世界各地に進出しているアメリカの多国籍企業の利権を死守するための戦争に日本の自衛隊を使うということ、それを利用して日本の多国籍企業の利権を守っていこうとして自衛隊の武力行使を容認させようとすること、自衛官の命を奪うということ、他国の民衆の命を奪うということ、このことが安倍式集団的自衛権行使容認論の本質です。

しかし、この本質問題を、憲法の平和主義にもとづく安全保障論として議論することなく、あれこれの細かな文章上の問題にのみ注目して、問題の本質、すなわち集団的自衛権論とは何か。どのように使われてきたか。集団的自衛権行使の前にやるべきことは何か。そのために国際社会は何をなすべきか。とりわけ大国は何をやってきたか。今何をなすべきかなど、本質的問題については、いっさいスルーしているのです。

ただただ、自衛隊の武力行使を容認しろ!という枠内に押し込めるための議論を規制事実化しているだけなのです。 

石原質疑は妄想か?

そこで、12日の党首討論における石原発言が、この本質的側面を明らかにしてくれましたが、ほとんどのマスコミは、この石原発言のもつ意味について、スルーしているのです。そこで検証してみることにしました。

【党首討論】安倍総理VS石原慎太郎 平成26年6月11日

この質疑のなかで、愛国者の邪論が注目したことは、以下の点です。

一つは工作機械の松浦機械製作所の技術の優秀性を、石原氏がトクトクと喋ったことです。これは、憲法平和主義に違反している武器輸出について、またアメリカに従属している日本の武器開発と輸出とその実態を党首討論で暴露したことを意味しているのですが、安倍首相を含めて、このことについては、全くスルーでした。安倍首相にとっては都合の悪い事実が暴露されたからです。以下をご覧ください。 

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二つは、違法のイラク戦争を引き起こした世界の警察官であるアメリカが打倒したフセイン政権は、周知の事実ですが、アメリカが育てたことを喋っていました。このようなアメリカの世界戦略に追随して、違法な戦争に、自衛隊の「戦力」を使うという本質が暴露されていましたが、このことについても、スルーしているのです。当然、安倍首相は答えませんでした。むしろ、「あまり余計なことは言わないでくれ」というような顔をしていました。

三つは、湾岸戦争の際の、40億ドル、実際は130億ドルでしたが、アメリカの戦費調達のために時の海部政権を脅して掠め取った時の内幕を長々と、得意げに披瀝し、日米軍事同盟の屈辱的、従属的実態を暴露していました。石原氏は、この事実を「屈辱」と表現していましたが、石原氏の意図は、こういうことのないように自立したものとして集団的自衛権行使を上手くやれというものでした。それにしても、事の本質が浮き彫りになりましたが、スルーしました。

また、この当時「血を流さない」「国際貢献」論が吹聴され、卑屈になっていた自民党議員ですが、今安倍政権の下で晴れ晴れとしているというのが実態ではないでしょうか。海江田氏に対する揶揄発言とそれに対する大爆笑、石原発言に対するせせら笑いなどをみていると、この政党と議員の不道徳ぶりに日本の未来を託すことはできないなと思います。因みに、この130億ドルは、約1兆4千億円程度だったでしょうか。このカネは当時の千葉県の年間予算とほぼ同じです。ということは、これだけの人間一年分の生活を保障するカネだということです。人口は500万人程度だったでしょうか。このカネを出すことに「誇り」を感じられない自民党議員が、如何に反国民的か、血を流すことが「日米同盟のため」「アメリカとの信頼のため」という思想が、如何に問題か、明白です。この延長線上に、今、偽りの「議論」がなされているのです。 

そこで、以下問題点を検証してみることにしました。ご覧ください。

1.アメリカの利権のためにフセインを育成したアメリカが、その利権に反する政権になると、デマとウソを仕立て上げてでも、フセインを打倒したことに見るように、アメリカの多国籍企業の利権擁護のための身勝手による国際法に違反した戦争を容認していることです。

2.こんな同盟国のアメリカの国際法に違法する戦争に、何が何でも、無条件的に参加しようというのが、安倍式集団的自衛権行使論なのですが、そもそも、このような違法な戦争に参加することそのものが集団的自衛権行使論を成立させていないのです。そのような違法の集団的自衛権行使論をゴマカス安倍式集団的自衛権行使論が、「限定」論や言葉遊びで、さらにゴマカスそうとしている現状に徹底的に批判を加え論破し打ち破る絶好の内容であったのですが、追及はしていません!

3.アメリカの利権擁護と日本の多国籍企業の利権擁護のために若者の命を捧げさせるという本質を覆い隠し、日本の「国際貢献」論、国民生活の「生命線」論として正当化し、国民の税金も出したし、自衛隊ペルシャ湾派遣を派兵したし、サマーワに派兵したし、アラビア海における燃料や物資輸送と供給、海賊対策などに協力するために、様々な詭弁を弄してきた自民党政権の憲法違反の既成事実化をスルーし容認していることです。

イラク派兵違憲判決·名古屋高裁(080417確定080502)

防衛省·自衛隊:名古屋高裁イラク派兵違憲判決確定に対する政府の見解

イラク派兵 輸送人員の半数米兵 - 日本共産党中央委員会

4.こうした偽装偽造の憲法平和主義の形骸化の歴史の積み重ねのなかで、今回の集団的自衛権の行使論が、様々の粉飾を散りばめながら、振り撒かれているのが、最大の特徴です。安倍首相の陶酔演説は、彼が陶酔すればするほど、自衛官の命の重さを軽く考えていることが浮き彫りになったのです。

5.以上のような質疑でしたが、マスコミは、海江田氏の質問にまともに答えず、逆にいやらしい、姑息な、不道徳的な切り替えした安倍首相が民主党の内部問題を攻撃したことでスリカエた点にのみ注目する議論を展開しているのです。すなわち偽りの政局論を展開することで自衛官の重い命を軽くしてしまいました。恥ずべきことです。

以下、この党首討論を記事にしたブログを探しました。石原氏を認知症患者に例えて批判する手法には同意しませんが、参考になりましたので掲載しておきます。ご覧ください。

 

【石原ボケ老人】認知症の政治家が、『党首討論』を『お笑い番組』に変えてしまう国辱 2014/6/11(水) 午後 5:05

石原氏が行った、ピンボケ質問はさらに続く。彼は、『集団的自衛権の行使によって、アメリカの陰謀にまきこまれてはいけない』というようなことを言っていた。そして、『湾岸戦争は、石油支配のためにイラクに対して仕掛けたアメリカの陰謀であった』というようなことを主張する。これは、むしろ海江田氏の質問への応援みたいな議論になる。だが、石原氏は、そのことをよく理解できていないようだ。(引用ここまで

党首討論】『安倍の後見人』=石原慎太郎の『醜態』 なぜメディアは報じないのか? 2014/6/12(木) 午前 9:59

昨日の夕刊のテレビ欄を見ると、『フジテレビ』のニュース番組で『今年初党首討論で慎太郎節?』などというタイトルを付けていた(当然、この時点では何をしゃべるか分からなかったはずだが…)。それで、何を放送するか見た。すると、40秒か1分くらい、石原質問の冒頭の、橋下側が合流しようとしている『結いの党』について『なんとかいう党の党首』とか『消えてなくなった社会党と同じような言い分だ』と切り捨てる部分を、わずかに放送するだけだった。そのほか、新聞記事、あるいはそれに基づくネットニュースを調べると、わずかに次のようなものがあった。なお本日の新聞は、『朝日新聞』だけしか見ていない。『石原氏はその後、持ち時間のほとんどを使って日米同盟などに関する持論を展開。最後は、「非常に大事な質問をしようとしたのに…」と延長を訴えたが、かなわなかった。』(MSN産経ニュースから、これは、『時間管理が、まったくできない』といういかにも、『ボケ老人』らしさを発揮した場面だったが。)『海江田氏に続いた日本維新の会の石原共同代表は、14分の持ち時間をほとんど自身の歴史観の披瀝に費やした。』(『朝日』の社説から)『最後に、日本維新の会の石原慎太郎・共同代表は体力的にもおつらそうでしたので、あらゆる意味でそろそろ引退されてはいかがかと思います。』(『朝日』に掲載の『傍聴席から見た党首討論』執筆者の一人・宇野常寛氏の文章の末尾より)(引用ここまで

党首討論】『安倍晋三』のほうが、石原慎太郎より重度の『認知障害?』かも2014/6/12(木) 午前 10:53

昨日(11日)の『党首討論』での、石原慎太郎氏の発言内容をメディアが報道しないので、これまで2本ほど記事を書いてしまった。これまで私が書いてきたことをお読みになると、あるいは、石原慎太郎の言ったことは『トンデモナイこと』と思われるかもしれない。だが、実際のことを言うと、石原氏の言ったことは、(ある意味で)極めて含蓄の深い言葉なのだ。本来は、『産経新聞』あたりが、さっさと発言録を作ってくれれば良いのだが、おそらく彼らの『主張の流れ』からすると具合の悪い話なので、そういうことはしないだろう。また、正式の『議事録』ができるのは、時間がかかってしまうというのは、周知のとおりである。(引用ここまで

朝日も、この石原質疑について、踏み込むことはしていません。以下ご覧ください。

朝日新聞デジタル:党首討論に関するトピックス

VOX POPULI, VOX DEI/天声人語

首相、閣議決定を明言 党首討論、解釈改憲の理由答えず 集団的自衛権

朝日以外についても、ご覧ください、

党首討論で”慎太郎節”炸裂(テレビ報道50件/週) - JCCテレビすべて

安倍晋三 vs 石原慎太郎 衆議院 党首討論 Shintaro Ishihara vs Shizo2013年4月17日

スポーツ報知 石原慎太郎氏、「長期政権」安倍首相と仲良く!党首討論で異例の“独演会”2014年6月12日6時0分  

安倍応援団長の産経の酷さを示す記事!

集団的自衛権論の大ウソをゴマカス産経!

さて最後です。産経も石原質疑について、まともに報道していません。その理由は、

1.この石原発言が集団的自衛権行使論の本質を浮き彫りにしたからでしょうか、その点については黙殺しているのです。何故でしょうか?明白です。

2.逆に石原質問を利用しているのです。都合の良いところだけをつまみ食いして、しかも事実を曲解しているのです。以下ご覧ください。

(1)ドイツの改正論を述べていますが、戦争評価と戦争責任問題については、「改正」などしていないことをゴマカシ、ウソをついていることをスリカエています。この問題は、決着がついているのですが、未だ論じられているのは、マスコミの報道の問題があるからです。すなわち憲法の理念を具体化するものとしてスポーツ基本法や環境基本法、消費者基本本など、「基本法」を制定することで、憲法を補強していることを覆い隠しているのです。詐欺・犯罪です!

(2)中国の露骨な派遣主義論と黒と白論です。これは、一つには尖閣買取り問題以後の経過を意図的にスリカエた、自分の責任を覆い隠し免罪する、黒を白というべき、恥べきことでした。この石原尖閣は言動で不利益を受けた国民がたくさんいることを、この手の政治家はいっさいスルーしているのです。ここに反国民性が浮き彫りになります。二つは、こうした中国の蛮行を野放しに放置している犯罪についてです。本来は対話すべき問題ですが、歴史認識問題と尖閣で話し合うべきことはないとして、対話を拒否して、中国の蛮行を「脅威」として利用していることです。

党首討論の要旨 2014.6.12 04:03 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140612/plc14061204030009-n1.htm

海江田万里民主党代表「長年にわたる憲法解釈を正面から否定して、集団的自衛権の行使を容認する変更は許されない」

安倍晋三首相「私たちは国民の命と平和を守る責任を担っている。同盟国との関係を強化し、強い絆によって抑止を利かせる必要がある。与党での議論の結果、政府として立場を決定し閣議決定する」

海江田氏「集団的自衛権行使のケースにホルムズ海峡を想定した機雷の掃海があるが、自衛隊員に犠牲を払ってくれと言えるのか」

首相「ホルムズ海峡が機雷敷設で封鎖されれば、日本は決定的に被害を受ける。機雷敷設は国際法に反するが、機雷排除は国際法上合法だ。今この瞬間も自衛隊の諸君は身を危険にさらしながら日本人の命を守っている」

海江田氏「日米安保条約はバランスの取れた義務を負っている。首相は太平洋戦争の歴史をひっくり返そうとしているのか。日本の安全保障にとって大きなリスクだ」

首相「オバマ米大統領が来日した際、尖閣諸島を含め日本の施政下にある地域の防衛義務を果たすと明言した。これこそ抑止力だ。これが分かっていないから民主党政権でガタガタになった」

石原慎太郎日本維新の会共同代表「どの国の憲法も自主的に制定、改定されている。世界の常識だ」

首相ドイツをはじめ多くの国々が時代に合わせて憲法を改正している。自民党も21世紀にふさわしい憲法の素案を取りまとめ、提出している」

石原氏中国の露骨な覇権主義は世界中のひんしゅくを買っている。ベトナム領海での事件の映像を見ても、自分でぶつかりながら黒を白と言い張る。首相は『怒りの意』を表明してもらいたい

首相「先般、防衛大綱も決定し国家安全保障戦略を初めて策定した。日本の国は自身の手で守るという基本的な考え方で国民の命を守っていきたい」

浅尾慶一郎みんなの党代表「お金が動くようにすることが経済対策上重要だ」

首相「デフレ下の中で経済は低迷した。『三本の矢』で経済を活性化し、デフレからは脱却しつつある」(引用ここまで 

石原発言をスルーして偽りの安倍式集団的自衛権行使論を補強! 

自衛権が宣誓するのは、現行憲法の平和主義の理念だ!

紛争を未然に防ぐ、除去する安全保障論の無視!

憲法平和主義の非軍事抑止力と非軍事安全保障論を無視!

議席で発言を封じる非平等をスルーする党首討論を免罪!

憲法を生かして獲得票で議席を配分することこそがスジだ!

 【主張】党首討論と民主 いまだに安保語れぬのか2014.6.12 03:25 安全保障 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140612/plc14061203230013-n1.htm

今国会で最初で最後の党首討論は、集団的自衛権をめぐる議論が焦点となったが、安倍晋三首相と民主党の海江田万里代表との討論が深まらなかったのは残念だ。その大きな責任は、海江田氏にある。 何が足りなかったかと言えば、海江田氏が日本の平和と安全をいかに守るかという見解を具体的に語らないことだ。それでは、野党第一党の代表として、真に国民の生命と安全を守り抜く議論を首相とたたかわすことなど望めない

 海江田氏も、集団的自衛権をめぐり民主党の見解がまとまっていないことへの批判は意識していたようだ。「まず党の見解を述べる」と切り出し、日本の領土、領海、領空を守るため「法整備に裂け目があってはいけない」との認識を示したのは当然だ。

 だが、その後は憲法解釈変更で集団的自衛権の行使を容認する手法を批判し、行使容認の必要性について自らの立場は示さない。 特に残念だったのは、「集団的自衛権を行使することで、自衛隊が血を流すことがあると、首相の口から言ってほしい」と迫ったことだ。悲惨な戦争につながるといった印象を持たせ、感情的反対論をあおろうとしたのだろうか。個別的自衛権であれ、集団的自衛権であれ、日本を守る「自衛」であることに変わりはない。

 自衛隊員が「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め」ることを宣誓している重みも考えて発言してほしい

 また、海江田氏は日本の近隣で紛争が発生し、退避する邦人が乗った米艦を自衛隊が守ることや、ペルシャ湾が機雷で封鎖された場合に、自衛隊が掃海する事例についても、必要性を感じているようには受け取れなかった。 日本国民の生命や安全に直結する事態への対応策を決められない状態をいつまで続けるのか。

 首相や自民党は、安保環境の悪化を踏まえ、限定的であっても集団的自衛権の行使を認めなければ平和を守りきれないと判断した。だからこそ、公明党との与党協議を進めている。 党首討論は月1回の定例開催で与野党が基本合意したが、さらなる運営見直しも必要だ。同じ与党でも自民党と考え方の異なる公明党も積極参加してはどうか。山口那津男代表が首相と討論すれば国民にとっても分かりやすい。引用ここまで

愛国者の邪論 安倍政権に協力しない公明党を攻撃するために党首討論に参加させようとする産経の姑息が浮き彫りになります。こういうことをいうのであれば、共産党や社民党が参加できないのは、もっと犯罪的です。そもそも、このような発言時間の割り振りは、一見民主的のように見えますが、「トリック」です。それは国民の一票の価値が正しく反映されていないからです。偽装偽造のトリック・マジックである選挙制度が、それです。国民の願いが政党に議席に反映されていないことを黙殺して、選挙の結果としてつくり出された偽装偽造の議席を元にして、発言時間が割り振られているからです。ここに「トリック」があるのです。

もう一つは、国会議論で詰められることに恐怖を感じている安倍首相に合法的に国外逃亡する機会を与えた国会改革を許している一強他弱国会です。今頃になって、党首討論を開催するなどということそのものが、主権在民主義を冒涜するものです。安倍首相の延命装置の最たるものと言えます。