国民生活の危機無視の危機・脅威論を煽り脅し容認迫る石破幹事長!
NHKが以下の安倍首相応援ニュースを流しました。全く許しがたい発言とニュースです。これで国民を説得するつもりなんでしょう。丁寧な説明をしているつもりなんでしょう。この大ウソを暴いていかなければなりません。そこで記事にしました。ご覧ください。ポイントは、以下のとおりです。
1.国会の承認を必要とするなどの歯止めを設けることで、公明党の理解を得たいという考えを強調
「そもそも公明党の理解を得る」という発想そのものが間違いです。「国民の理解を得る」のではないでしょうか?この国民への理解はどうなっているでしょうか?先に行われた党首討論をみるまでもなく、安倍首相は、肝心なところは、答えていません。スリカエばかりか、相手を攻撃することでキリカエし、論破したつもりになっているのです。
2.「他国への攻撃が、日本の存立を危うくするものであれば、排除するのは国家の権利だ。必要最小限に行使し、実際に行使するかどうかは国会の判断に委ねられる」
(1)「他国への攻撃」論もまやかしです。何故「他国」が「攻撃」されるか、その前提については、国会審議のなかでも、新聞やテレビのなかでも、一回も明らかにされていません。「他国」は「善玉」という設定のなのです。ところが、この「善玉菌」は見せかけです。この間の歴史の事実は、「悪玉菌」なのです。しかも、その「悪玉菌」の戦争に協力加担してきたことを反省の謝罪も、教訓も引き出していないのです。全く話になりません。
(2)「日本の存立を危うくするものであれば」という設定もデタラメです。何故「悪玉菌」への「攻撃」が「日本の存立を危うくするもの」になるのか、全く説明になっていません。言葉の遊びです。日本語をバカにしています。安倍首相や石破幹事長など、集団的自衛権行使容認論の立場からは、日本国内の「日本の存立を危うくする」事実は、見えていないようです。無視しているのです。この事実については、以下の事実を挙げるだけで、たくさん!です。まだまだ書ききれないほどあります。このことについては、すでにたくさん記事を書いてきましたので、繰り返しません。
岩沼市で女性が現金約6,000円入りのバッグをひったくられる(宮城14/06/15) 2014/06/15 20:00
東京・江東区アパート経営女性殺害事件 入居者の29歳男を逮捕 2014/06/15 18:21
息子の遺体捨てたと夫婦供述=男児不明、遺棄の疑いで捜索-警視庁
(3)「排除するのは、国家の権利」というもの、前提が成り立っていませんので、アウトです。仮に、今イラクで反政府攻撃が始まりました。この間の経過からすれば、アメリカのあと押してできた現政権が危機的状況になっているわけですから、アメリカが応戦するのは当然です。しかもアメリカを応援する立場から、イラクの復興を推進する立場から、日本政府は、イラクを援助したはずです。この間の経過を踏まえるならば、当然、反政府攻撃を鎮圧する側に回らなければ、この間の主張と矛盾することになります。あれは何だったのだ!ということです。安倍政権が推進している容認論からすれば、絶対アメリカの、いたアメリカがやらなくても、イラク政権が崩壊するようなことがあえrば、原油輸入の危機的状況になります。まさに「日本の存立を危うくするもの」とまります。当然自衛隊を派兵すべきです!安倍首相派の論理とはそういうものです。
(4)イラクに派兵する場合、「必要最小限に行使し」とは、どのようなものになるか、何も言っていませんし、決まってもいません!明らかにゴマカシ!とにかく海外で武力行使ができるように「閣議決定をしておこう」とうものです。実際に戦闘が行われれれば、既成事実化されて、どんどん拡大していくことでしょう。これは安倍首相が信じて止まない大東亜戦争の失敗の連鎖から何も学んでいないということを自ら暴露したものです。
(5)「国会の判断に委ねられる」というもの、マヤカシ、大ウソです。言葉だけの無味乾燥な空約束です。何故か。小選挙区制によって政権を獲得した違憲の政権と違憲の議員・国会で「判断」などできることでしょうか。事実、安倍自民党は、有権者総数の30%にも満たない支持率しかないのでした。これで議席は7割も獲得したのですから、偽造偽造の「判断」になることは当然です。
3.「安全保障は、いつ何が起こるか分からず、いつまでも閣議決定を先延ばしてはならない」
これも大ウソです。確かに、そういう「事実」は発生しています。しかし、その原因や、起こっている事実」をみると、起こっている事実の、大方の責任は、日本国政府、安倍政権にあることは明白です。海外で問題が発生しないように、事前に、また「事実」が発生する前に、何をやっているか!と、憲法九条にもとづく安全保障政策はやっているのか!ということが問われなければなりません。マスコミは追及しているでしょうか?
石破氏の主張は、日本国憲法をいただく日本国が、「いつ何が起こるか分から」ないような安全保障政策をやっているということを、思わず言ってしまったということです。しかも「閣議決定を先延ばし」すると危ないぞ、と国民を脅しているのです。それでは、今までは何だったのだ!ということになります。だからやるのだ!というのは屁理屈です。今までのように起こらないように、憲法平和主義をもっと具体化した安全保障政策を実行すればいいのです。
というように、そもそもの前提がめちゃくちゃで、国民を脅しているのです。恐ろしいことです。石破氏の思想と論法は、「黙って政府のやることに従っていろ!」ということです。こんな危険な政府がどこにあるというのでしょうか。
それでは、以下の二ュースをご覧ください。
薄っぺらの脅し戦術で国民をだます石破幹事長!
NHK 石破氏 集団的自衛権 会期中決定に公明理解を 6月15日 20時45http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140615/t10015238211000.html
自民党の石破幹事長は神戸市で講演し、集団的自衛権について、今月22日までの今の国会の会期中に行使を容認する憲法解釈の変更が閣議決定できるよう、国会の承認を必要とするなどの歯止めを設けることで、公明党の理解を得たいという考えを強調しました。
この中で、自民党の石破幹事長は、集団的自衛権の行使容認について、「他国への攻撃が、日本の存立を危うくするものであれば、排除するのは国家の権利だ。必要最小限に行使し、実際に行使するかどうかは国会の判断に委ねられる」と述べました。そのうえで石破氏は、「安倍総理大臣は、『なんとか行使容認のための閣議決定をしたい』という思いだ。安全保障は、いつ何が起こるか分からず、いつまでも閣議決定を先延ばしてはならない」と述べ、今月22日までの今の国会の会期中に、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更が閣議決定できるよう、国会の承認を必要とするなどの歯止めを設けることで、公明党の理解を得たいという考えを強調しました。(引用ここまで)
脅し満載の大ウソ安倍首相の会見内容!
日本語を事実かどうか、一つ一つ確認を!
安倍首相の積極的平和主義はあべこべの消極的平和主義!
憲法九条の安全保障論は形骸化・否定しながら
真逆の軍事抑止力に基づく武力の何が何でも行使論!
国内の国民生活に目を向ける発想まるでなし!
安倍内閣総理大臣記者会見 平成26年5月15日
今や海外に住む日本人は150万人、さらに年間1,800万人の日本人が海外に出かけていく時代です。その場所で突然紛争が起こることも考えられます。そこから逃げようとする日本人を、同盟国であり、能力を有する米国が救助、輸送しているとき、日本近海で攻撃があるかもしれない。このような場合でも日本自身が攻撃を受けていなければ、日本人が乗っているこの米国の船を日本の自衛隊は守ることができない、これが憲法の現在の解釈です。
昨年11月、カンボジアの平和のため活動中に命を落とした中田厚仁さん、そして高田晴行警視の慰霊碑に手を合わせました。あの悲しい出来事から20年余りがたち、現在、アジアで、アフリカで、たくさんの若者たちがボランティアなどの形で地域の平和や発展のために活動をしています。この若者のように医療活動に従事をしている人たちもいますし、近くで協力してPKO活動をしている国連のPKO要員もいると思います。しかし、彼らが突然武装集団に襲われたとしても、この地域やこの国において活動している日本の自衛隊は彼らを救うことができません。一緒に平和構築のために汗を流している、自衛隊とともに汗を流している他国の部隊から救助してもらいたいと連絡を受けても、日本の自衛隊は彼らを見捨てるしかないのです。これが現実なのです。
皆さんが、あるいは皆さんのお子さんやお孫さんたちがその場所にいるかもしれない。その命を守るべき責任を負っている私や日本政府は、本当に何もできないということでいいのでしょうか。内閣総理大臣である私は、いかなる事態にあっても、国民の命を守る責任があるはずです。そして、人々の幸せを願ってつくられた日本国憲法が、こうした事態にあって国民の命を守る責任を放棄せよと言っているとは私にはどうしても考えられません。
こうした事態は机上の空論ではありません。連日、ニュースで報じられているように、南シナ海では、この瞬間も力を背景とした一方的な行為によって国家間の対立が続いています。これは人ごとではありません。東シナ海でも日本の領海への侵入が相次ぎ、海上保安庁や自衛隊の諸君が高い緊張感を持って24時間体制で警備を続けています。
北朝鮮のミサイルは、日本の大部分を射程に入れています。東京も、大阪も、皆さんの町も例外ではありません。そして、核兵器の開発を続けています。片や、サイバー攻撃など脅威は瞬時に国境を越えていきます。これは私たちに限ったことではありません。もはやどの国も一国のみで平和を守ることはできない、これは世界の共通認識であります。だからこそ私は積極的平和主義の旗を掲げて、国際社会と協調しながら世界の平和と安定、航空・航海の自由といった基本的価値を守るために、これまで以上に貢献するとの立場を明確にし、取り組んできました。
今後、政府与党において具体的な事例に即してさらなる検討を深め、国民の命と暮らしを守るために切れ目のない対応を可能とする国内法制を整備します。これまでの憲法解釈のもとでも可能な立法措置を検討します。例えば武力攻撃に至らない侵害、漁民を装った武装集団が我が国の離島に上陸してくるかもしれない
今後、政府与党において具体的な事例に即してさらなる検討を深め、国民の命と暮らしを守るために切れ目のない対応を可能とする国内法制を整備します。これまでの憲法解釈のもとでも可能な立法措置を検討します。例えば武力攻撃に至らない侵害、漁民を装った武装集団が我が国の離島に上陸してくるかもしれない。
日本は戦後70年近く、一貫して平和国家としての道を歩んできました。これからもこの歩みが変わることはありません。しかし、平和国家であると口で唱えるだけで私たちの平和な暮らしを守ることはできません。私たちの平和な暮らしも突然の危機に直面するかもしれない。そんなことはないと誰が言い切れるでしょうか。テロリストが潜む世界の現状に目を向けたとき、そんな保障はどこにもありません。政府は、私たちは、この現実に真正面から向き合うべきだと私は考えます。
私たちの命を守り、私たちの平和な暮らしを守る、そのためにはいかなる事態にも対応できるよう、常日頃から隙のない備えをするとともに、各国と協力を深めていかなければなりません。それによって抑止力が高まり、我が国が戦争に巻き込まれることがなくなると考えます。先ほど申し上げたような事態においても、しっかりと日本人の命を守ることこそが総理大臣である私の責任であると確信します。
まさに紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を今、私たちは守ることができない。そして、世界の平和のためにまさに一生懸命汗を流している若い皆さん、日本人を、私たちは自衛隊という能力を持った諸君がいても、守ることができない。そして、一緒に汗を流している他国の部隊、もし逆であったら、彼らは救援に訪れる。しかし、私たちはそれを断らなければならない、見捨てなければならない。おそらく、世界は驚くことでしょう。
こうした課題に、日本人の命に対して守らなければいけないその責任を有する私は、総理大臣は、日本国政府は、検討をしていく責務があると私は考えます。(引用ここまで)
国民無視の協議の証拠記事!
自衛官の殺害と国民生活の苦しみをよそに
言葉遊び妥協の産物=トマトを食べるために既成事実化が!
高村・北側氏、詰めの苦しみ=重圧背負い合意模索-集団的自衛権 06/1414:32
集団的自衛権行使をめぐり、与党協議の交渉役を務める自民党の高村正彦副総裁と、公明党の北側一雄副代表が、着地点を模索して苦悩している。歩み寄りの兆しが見え始めたとはいえ、それぞれ党内の意向を無視できず、重圧がのしかかっているようだ。
「生やさしいことではないが頑張ります」。高村氏は13日、首相官邸で安倍晋三首相と会談。首相が今国会中の閣議決定へ全力を尽くすよう指示すると、自らに言い聞かせるようにこう返事した。
実際、合意案づくりは、公明党の理解を得るために「一進一退」(関係者)の繰り返しだ。その中で、同党はようやく行使の限定容認にかじを切った。高村氏としてはこの先、強引に事を進め、協議が暗礁に乗り上げることは何としても避けなければならない。
13日の協議会で高村氏は、公明党が限定的な行使容認の根拠になり得ると注目する、1972年の政府見解を含む集団的自衛権に関する私案を提示した。だが、身内の自民党内からは「行使の範囲を狭めかねない内容だ」(国防族議員)と不満の声が上がる。高村氏が漏らすように、「なかなか思うようにならない」のが実態だ。
北側氏に対するプレッシャーも相当だ。党内や支持母体・創価学会の慎重論は根強く、安易な妥協を許さない空気がある。13日の協議会で高村氏の私案に目を通した北側氏は「一読していろいろ(問題が)ある」とぴしゃり。厳しい姿勢を強く打ち出した。
ただ、互いに苦労しているとの思いは共通しているようだ。北側氏は11日、地元・大阪の高級トマトを高村氏に差し入れた。トマトの花言葉は「感謝」「完成美」。与党協議をまとめたい意思の表れとの見方が自公両党それぞれに広がった。「党内と支持者が納得するような答えがあればなあ」。北側氏は周囲にこう語るが、落としどころはまだ見当たらない。(2014/06/14-14:32)(引用ここまで)