すでに各野党は立場がハッキリしているのに
未だに「野党不信感」を扇動する上から目線!
各党が立場を明らかにした上でさらに議論を深める必要がある
それぞれが憲法改正にどう臨むかには触れなかった。
こうした論調が安倍政権温存装置となっている!
安倍政権の既成事実化に歯止めをかける論調なし!
国民への説明は不十分で理解は深まっていない。
政府、与党は丁寧な答弁と十分な審議を心がけ
安倍首相は批判に正面から応え、真摯に質疑に臨むべきだ。
安倍政権成立時から言い続けてきた視点だろう!
情報伝達手段であるマスメディアの責任放棄に等しい!
何故か!
国民連合政府構想が提案されているのに
黙殺・隠ぺい報道ばかりだ!
一見すると
自由人権民主主義法の支配を価値観を
踏まえているようだが
現実的には国民に選択肢を与えていない!
安倍政権の土俵でしか思考させないトリックだ!
国会論戦始まる/野党共闘で選択肢を示せ
神戸新聞 2016/1/8 6:05
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201601/0008703767.shtml
安倍晋三首相の外交報告などに対する各党の代表質問が衆参両院で行われ、国会論戦がスタートした。
首相の施政方針演説が先送りされたため、与野党とも本格論戦に向けた“予告編”にとどまった印象だ。
それでも夏の参院選を前にして、最後となる今国会で議論すべき多くの課題が明確になった。
「違憲」と学者らが指摘する安全保障関連法、環太平洋連携協定(TPP)の国内影響、軽減税率導入の財源問題、補正予算案への「ばらまき」批判などだ。どれも国の針路や生活に関わるが、国民への説明は不十分で理解は深まっていない。
政府、与党は丁寧な答弁と十分な審議を心がけ、野党は問題点を浮き彫りにして政府案に変わる対抗軸を明らかにする。それぞれが課題に向き合い、国民に選択肢を示す論戦にしなければならない。
憲法改正や立憲主義に対する各党の姿勢にも注目したい。
安倍首相は「時の内閣が行政権を執行するために憲法を適正に解釈するのは当然だ」と主張し、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。野党の臨時国会開催要求にも応じず「憲法軽視」と批判された。今年の年頭会見では、参院選の争点に改憲を掲げる意欲を示した。
民主党の岡田克也代表は「違憲の法律を認めるわけにはいかない」と安保法の徹底論議を宣言した。
維新の党の松野頼久代表は「憲法を守る気のない首相に、国民を守る憲法はつくれない」と批判した。
共産党の穀田恵二国対委員長は安保法廃止と閣議決定の撤回を求めた。
ただ、衆院で統一会派を組んだ民主、維新両党は安倍政権による改憲に否定的だが、それぞれが憲法改正にどう臨むかには触れなかった。
野党の中でも、おおさか維新の会は一線を画した。馬場伸幸幹事長は「与党でも野党でもない責任政党」を掲げ、憲法改正や安保法制では政権を後押しする構えだ。
憲法問題は国論を二分するテーマだ。
各党が立場を明らかにした上でさらに議論を深める必要がある。
国会論戦でどこまで共同歩調をとり、安倍首相の「1強体制」に代わる民意の受け皿として存在感を発揮できるか。野党も正念場といえる。
国の針路を左右する重大な論戦になる。安倍首相は批判に正面から応え、真摯(しんし)に質疑に臨むべきだ。(引用ここまで)