矛盾だらけの施政方針演説を視ると、ウソがバレバレ!
選挙政策であることが浮き彫りになる!
だが、しかし、
散りばめれば散りばめるほど失政とウソが浮き彫り!
安倍政権を粉飾するウソを見破るためには
事実を突きつけ、国民的議論を巻き起こすことだな!
(アベノミクスの果実)
三年間のアベノミクスは、大きな果実を生み出しました。
名目GDPは二十八兆円増えました。国民総所得は四十兆円近く増加し、政権交代選挙で国民の皆様にお約束した、「失われた国民総所得五十兆円」の奪還は、本年、実現する見込みであります。
来年度予算の税収は十五兆円増えています。社会保障を始めとする歳出の伸びを抑制し、基礎的財政収支の赤字は、政権交代前の半分以下、十兆円余りにまで減りました。
経済再生なくして財政再建なし。
二〇二〇年度の財政健全化目標を堅持します。
行政改革も不断に進めてまいります。
来年四月の消費税率引上げでは、酒類と外食を除く全ての食品について、十%に引き上げることなく八%に軽減し、日々の生活で幅広い消費者の皆さんに負担軽減を実感して頂けるよう、準備を進めます。
企業収益は過去最高となりました。
中小企業の倒産は、政権交代前と比べて二割減り、一昨年、二十四年ぶりに一万件を下回りました。昨年は更に一割近く減少しています。
雇用は百十万人以上増え、正社員も増加に転じました。正社員の有効求人倍率は、政権交代前より五割上昇し、統計開始以来最高の水準です。
昨年は十七年ぶりの高い賃上げも実現しました。
(GDP六百兆円)
強い経済、「成長」の果実なくして、「分配」を続けることはできません。
「成長と分配の好循環」を創り上げてまいります。
「介護離職ゼロ」、「希望出生率一・八」という二つの「的」を射抜くためにも、又その安定的な基盤の上に、「戦後最大のGDP六百兆円」というもう一つの「的」を掲げ、新しい「三本の矢」を放ちます。
この春も、企業収益の拡大を賃金の上昇へとつなげる。
昨年を上回る賃上げを目指すことで、政府と経済界の認識が一致しました。
原材料コストの価格への転嫁など、下請企業の取引条件の改善に官民で取り組みながら、最低賃金についても、千円を目指し、年率三%を目途に引き上げます。
昨年の七月八月九月、企業の設備投資は一年前と比べ十一%以上伸びました。三年後には更に十兆円上積みできる。その認識で経済界と一致いたしました。
法人実効税率を来年度から一気に二十%台へと引き下げ、国際的に遜色のない水準へと法人税改革を断行します。中小・小規模事業者には固定資産税の大胆な減税を行い、投資収益率を高め、国内の設備投資を後押しします。
経済の好循環によって、内需を押し上げてまいります。
日本が、これからも、力強く成長を続ける。その成否は、イノベーションにかかっています。
五十年間で五十六億人を輸送し、死亡事故ゼロ。年間十二万本を運行し、遅れは一分以内。新幹線技術は、日本が誇るイノベーションであります。トップセールスが実を結び、インドでその採用が決まりました。エネルギー、都市開発、日本には質の高いインフラがあります。JBICに新勘定を創設し、世界へと売り込んでまいります。
地球温暖化対策は、新しいイノベーションを生み出すチャンスです。主要排出国を含む全ての国が参加するパリ協定を歓迎します。温室効果ガスの排出量を二〇三〇年度までに二〇一三年度比で二十六%削減するとの目標の下、省エネルギーと再生可能エネルギーの大胆な技術革新、最大限の導入を進めてまいります。十五年間で、次世代自動車の販売を新車全体の七割にまで引き上げ、自動車市場の姿を一変させます。
人工知能、ロボット、IoT、宇宙など、次世代を切り拓く挑戦的な研究を支援し、大胆な規制改革によって新しい可能性を開花させてまいります。
国産資源であるメタンハイドレートの商業化を目指し、調査・開発を進めます。
筋肉が衰える難病。その皆さんが自分の足で歩くことができる。「夢のロボットスーツ」の技術は、筑波大学で誕生しました。企業の協力を得て製品開発に成功。海外の企業とも連携し、欧州に展開する製品となりました。
国内外の研究機関、大学、企業のオープンな連携から、ダイナミックなイノベーションが生まれる
あらゆる壁を取り払ってまいります。
新しい科学技術基本計画の最大のテーマは、オープン・イノベーション。
研究開発法人には、世界中から超一流の研究者を集めます。
大学では、国内外の優秀な人材を集めて経営を革新し、積極的な産学連携など、攻めの経営を促します。
日本を「世界で最もイノベーションに適した国」としていく。その決意であります。(引用ここまで)
つづく