愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

安倍首相はプーチン大統領の南北千島と歯舞・色丹の歴史認識問題について論争しなかった!何故か!ダラスの恫喝=沖縄捨て石論の日米軍事同盟安全神話信仰者だからだ!その4

2016-12-19 | 領土問題

安倍首相が正々堂々と歴史の事実を検証し、論争しないのは

大陸膨張主義・植民地主義・侵略戦争を正当化しているからだ!

安倍式戦後70年談話では日本の領土問題は解決しない!

国際法に則って論争できないのは憲法平和主義を尊重しないのと同じ!

時事通信 北方領土はロシア固有=歴史認識でけん制-プーチン大統領 2016/12/16-21:54

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121600933&g=pol

「1945年、ソ連はサハリン(樺太)だけでなく、南クリール諸島(北方領土)を取り戻した」。

ロシアのプーチン大統領は16日の日ロ首脳会談後の記者会見で、北方領土に関する歴史認識を披露、ロシア固有の領土との考えを強調して日本をけん制した

統領は、北方領土を日本領と定めた日露和親条約(日露通好条約)に触れ、「1855年にプチャーチン提督が条約を締結した時、日本は初めて南クリール諸島を手に入れた」と主張。「それまではロシアの航海士が発見したため、ロシアは島々は自国に帰属すると考えていた」と語った。

大統領は「50年が経過し、日本は不十分と考えて1905年の(日露)戦争後、サハリンの半分を手に入れた」と指摘。40年後の45年、第2次大戦の結果として当時のソ連が島々を「取り戻した」と語った。
2014年のウクライナ南部クリミア半島の併合後、国民の愛国心を追い風に大統領は高い支持率を保っている。会見では領土問題で妥協しない姿勢を内外にアピールする意図があったと言えそうだ。(引用ここまで)

日本帝国主義もロシア帝国主義もソ連大国覇権主義も

ロシア革命政府の平和の布告とポツダム宣言・日本国憲法違反だ!

安倍首相は民族自決主義・国際平和強調主義を掲げている憲法平和主義を使え!

さもなければ、政権を憲法活かす派に禅譲せよ!

安倍式内政・外交では国民は救えない!

【日露首脳共同記者会見詳報(4)】 プーチン大統領「一番大事なのは平和条約の締結だ」

 

産経 2016.12.16 19:43

 

http://www.sankei.com/premium/news/161216/prm1612160017-n3.html

 

(略)プーチン氏「その質問に満足に答えるためには、まずとても短く歴史の問題に触れる必要があります。 日本はまず、1855年にその島々を受け取った。プチャーチン提督がロシア政府と皇帝の合意のもとづき、これらの島々を日本の施政下に引き渡した。それまでは、ロシア側はクリル諸島はロシアの航海者によって発見されたため自国の領土と認識していました

 

条約を締結するためロシアはクリル諸島を日本に引き渡しました。ちょうど50年たって、日本はその島だけでは満足できないように思うようになった

 

 

 

1905年の日露戦争のあとに、戦争の結果としてサハリンの半分を取得しました。あの時、国境は北緯50度の線で決められたのちに日本はサハリンの北半分も獲得しました。

 

ちなみにポーツマス条約のおかけでその領土からロシア国民を追放する権利もありました。40年後の1945年の戦争の後にソ連はサハリンを取り戻しただけでなく南クリル諸島も手に入れることができました。

 

昨日、非常に感動的な元島民の方々のお手紙を読ませていただきましたけれども、私たちの考えでは、このように領土をめぐる(主張を繰り返す)「歴史のピンポン」、卓球のように球をやり取りするようなことはもうやめた方がよいのではないかと思います。結局のところ最終的で、長期的な解決が日本のロシアの利益であることを理解すべきなのです。

 

もちろん、多くの課題ははあります。まず経済活動の問題もありますし、安全保障の問題もあります。1956(昭和31)年に、ソ連と日本はこの問題の解決に向けて歩み寄っていき、「56年宣言」(日ソ共同宣言)を調印し、批准しました。

 

この歴史的事実は皆さん知っていることですが、このとき、この地域に関心を持つ米国の当時のダレス国務長官が日本を脅迫したわけです。もし日本が米国の利益を損なうようなことをすれば、沖縄は完全に米国の一部となるという趣旨のことを言ったわけです。

 

私がなぜこのようなことをお話しするのか。私たちは地域内のすべての国家に対して敬意をもって接するべきであり、それは米国の利益に対しても同様です。これは明白なことです。

 

例えば、ロシアには(極東)ウラジオストクと、その北に大きな艦隊の基地があります。わが国の艦船は(その港から)太平洋に出ていく。私たちはこの面で何が起こるかということを理解しなければなりません。

 

この点において、日米の特殊な関係と、日米安保条約がどのような立場を取るのか。私たちは分かりません。

 

柔軟性ということについて言うならば、日本の首相および友人の皆さんには、この問題の微妙な部分、またロシア側の懸念の部分を考慮してもらいたいと思います。

 

私たちは「56年宣言」(日ソ共同宣言)に基礎を置く方針に戻りました。

 

この宣言は日本に2つの島を引き渡すという内容になっていますが、どのような形で引き渡すかは明解に定義されていません

 

ただし、平和条約の締結の後に島を引き渡すとなっています。

 

この宣言のなかには非常に多くのニュアンスや課題が存在しています。しかし、この地域に関係するすべての人々のために、私たちはプロフェッショナルとして、友好的な気持ちをもって最終目標に向けて動かなければなりません。

 

最初も申し上げましたが、もし安倍首相の計画が実現していけば、これらの島々はロシアと日本の間をと、これはロシアと日本の「争いの種」ではなく、逆にロシアと日本を結びつける存在になりうる可能性がある。

 

首相からご提案いただいた項目、つまり、共同経済活動のための特別な制度をつくる、相互協力メカニズムをつくり、それを基盤にして、私たちが最終的な平和条約に向けての最終的な決定に近づくことができる形に持っていくことが大事なんです。

 

もし誰かが、私たち(ロシア側)が経済関係の発展だけに関心があり、平和条約の締結を二次的なものだと考えているというのであれば、それは間違いです。私たちにとって一番大事なのは平和条約の締結なのです。

 

なぜかと申しますと、平和条約は、歴史的な、中長期的な見通しの中で、長期的な互恵関係のための条件を生み出すからです。これはあの島での活動よりももっと重要です。

 

日本はロシアと緊密な関係をしなくても、存続してきたわけです。ロシアもそうです。ただし、それは正しいでしょうか。いいえ、そうではありません。

 

もし、私たちが力を合わせれば、私たちは両国の経済の競争力を数倍に拡張していくことができる。これが、私たちの目指すべきことです」・・・(略)(引用ここまで)

 

日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との共同宣言

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/1957/s32-shiryou-001.htm

9 日本国及びソヴィエト社会主義共和国連邦は、両国間に正常な外交関係が回復された後、平和条約の締結に関する交渉を継続することに同意する。ソヴィエト社会主義共和国連邦は、日本国の要望にこたえかつ日本国の利益を考慮して、歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。ただし、これらの諸島は、日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする。 (引用ここまで)

産経 【日露首脳会談】 プーチン氏「主権返還書かれず」 日ソ宣言めぐり主張 安倍首相明かす 2016.12.18 10:22

http://www.sankei.com/politics/news/161218/plt1612180014-n1.html

安倍晋三首相は17日放送の日本テレビのインタビューで、平和条約締結後に北方領土の色丹(しこたん)島と歯舞(はぼまい)群島を引き渡すとした昭和31(1956)年の日ソ共同宣言をめぐり、ロシアのプーチン大統領が「主権を返すとは書いていない」と主張していると明らかにした。15、16両日の首脳会談でこうした趣旨の発言があったとみられる。

領土交渉でウクライナ情勢をめぐる対露制裁を解除することが条件になっているかどうかについては「私とプーチン氏の間において条件だという話は一切なかった」と説明した。「制裁されていることは不愉快だろうが、日露関係を前進させていくことは、それをのみ込む価値があるものだと(プーチン氏は)理解している」と語った。(引用ここまで)

歴史の事実を国民的議論で掘り起こし憲法平和主義を使ってきちんとけじめをつけろ!

 

「2島か、沖縄か」日ソ共同宣言直前、領土返還で圧力かけた“ダレスの恫喝”

THE PAGE  2016.12.12 14:00

https://thepage.jp/detail/20161209-00000007-wordleaf

 なぜ樺太放棄した? 面積だけでは測れない「樺太千島交換条約」の真意

THE PAGE  2016.11.30 12:00

https://thepage.jp/detail/20161129-00000009-wordleaf?page=2

佐々木   豊  第二次世界大戦中の連合国の戦後処理構想
― 「リベラルな国際主義」に基づく戦後秩序の制度設計とその遺産 ―

kufs.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active

北方領土問題の経緯【第4 版】調査及び立法考査局(塚本孝)

http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/issue/pdf/0697.pdf

コメント
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