昨日来年の2月3日の草友会の総会に講演をお願いしてあります
日本花粉学会の評議員でいらっしゃる田中肇先生を
町内の野草を観察できるフィールドにご案内いたしました
植物は動けないので遺伝子を広げるためさまざまな手段で
花粉運んでもらわなければならない
おもな担い手が動物と風であるということ
被子植物のほとんどは虫が送粉者になるということ
虫媒花は虫を寄せ付けるために美しく目だたさなければ
ならないというのがよくわかりました
花は少なくなってはいましたがマルハナバチがホトトギスの
花弁の中を蜜を求めて忙しそうに飛び回ってました
これはイチモンジセセリの吸蜜
花がオスからメスに性転換をするお話を興味深く聞きました
ヒヨドリバナ オトコエシ
オトコエシはなかなか見る機会がなかったのですが並べて
違いを見ることが出来ました。ハナアブが蜜を吸いに来てました
なんとノダケの花にスズメバチが
タイアザミ
触れると雄蕊が花粉を押し出し雄蕊が下がり今度は雌しべ
出てくるというお話もお聞きしましたキク科の植物は
同じような現象が見られるとの事でした
トキリマメ 真っ赤な実
菜の花畑
12月になれば一面黄色の絨毯 楽しみです
少し移動して湿地帯へ
ミゾソバ
花の蕾は2.3個しか咲かず花は小さいが蕾も同じ色を
していて虫には非常に目立つ
尚引き抜いてみると玉のようなものがあり地中で閉塞花を
つけ確実に大きくなる
ナメラツリフネソウ
草友会の機関誌のの名前でもある
スズメガとよく似て昼間飛び交うホウジャクの仲間が
寄って来ていた
ちょうど生涯学習の催し「秋の里山をのんびり歩こう」の
御一行に出会いました
もう一か所移動して風媒花の例としてカナムグラを観察いたしました
花を期待して行った場所が草刈りされていて思うようでは
ありませんでした当日は当地の草花を元に資料を作って
くださるそうです。
楽しみで~す