対馬へのたびゴー
現地ガイド”やんこも”のガイド、アッチャンの案内です
”やんこも”とは対馬の方言で「たくさん、なんども」との意味
まあようこそ!と大歓迎されました
最初に言われたのは、韓国との関係でした
韓国の釜山との距離が49.5キロ
博多までが132キロ
フェリーに乗れば1時間20分で、
外国へ来てしまうのですから
ピーク時の平成30年には年間41万人
対馬の人口が3万人くらいですから
容易に想像できます
釜山からのフェリー代金が往復3000円
化粧品、医薬品、食料等をわんさか買うようです
地域に落とされたお金も92億円あったのが
令和に入って韓国との関係が冷え込み
その上コロナが重なって皆無となったようです
テレビでも放映していましたが
今まで頼りすぎていたのを
違った地域経済を推し進めなければと
知恵を絞っているようです
”島は島なりに始めよ”という先人の教えに気づいたようです
壱岐 対馬と一区切りに言われるようですが
対馬の地形は山が89%で
南北に82キロと細長く
リアス式海岸で沈降、隆起を繰り返した地形のようです
本島や沖縄を除いて、佐渡、奄美に次いで
3番目の面積、
南と北では様相が違うようで
今回はほとんどが南の方の移動ですが
もう1日あれば、北の自然のトレッキングや
原生林の南方の樹木や野鳥の観察出来るようです
とりあえずアッチャンの先導で
初代対馬藩主の宗氏の墓所”万松院”へ
ショッピングセンターの前にヒトツバタゴ
4月30日にオープンする対馬博物館
旧金石城庭園入口
平成2年に、ふるさと創生基金で復元したようです
構えが立派です。
屋根瓦の飾り(シャチ)の上に鳥が止まってます
萬松院 天台宗
百雁木を上って墓所へ
樹齢1200年の大杉
アリドオシ
見事な株が数株、
夫が赤い実をうらやましがるだろう
19代 宗義智公(初代藩主)
奥方の墓が隣り合わせにあるのだが
奥方は小西行長の娘マリアだったので
のちに離縁して、3年後に亡くなったようです
2人の物語はジェームス三木が「対馬物語」で
書いてあるようです
それ以後の藩主は皆奥方とお墓が並んでます
長い間には朝鮮との間に入って
大変な時期もあったようです
秀吉の朝鮮出兵の後は、関係修復と
朝鮮通信使の護衛等の役を仰せつかったようです
昔も今も国境の島として重要な役割を果たしていたようで
興味を持ちました
朝鮮国王から送られた三具足
檀家さんがいないお寺なので維持管理が大変なのでしょう
萬松院入口のヒトツバタゴ
10月上旬にはアキマドホタルが飛び交うと
案内板に書いてありました
ホテルから食事会場へ
郷土料理”入り焼き”という鍋料理がメイン
アナゴの漁獲量が日本一だけあって
アナゴのせいろ蒸し、アナゴの天ぷら
珍しい”ろくべい”というお椀も出ました
翌日のガイドさんが言われるには
サツマイモの粉に山芋を練って
それを板状にして、そばのように切ったのを
野菜や天かすを入れた汁ものでした
対馬は平地がないので、このような保存食で
飢饉を乗り越えた言ってました
最終日(4月24日)天気良さそうです
東京は冷たい雨のようです
朝の散歩で近くの八幡宮神社
後で知ったのですが、19代宗氏の離縁した妻
マリアさんが眠っている神社がここにあるとか?
赤いカエデの花と宗氏の家紋
四目結と五七の桐
ホテルにリュックを背負った団体を見かける
北の方のトレッキングか山登りに行くのだろうか?
我々はバスに分乗して、観光
万関橋
南北に長いので浅茅湾(あさじ湾)の中間を
明治のころ軍事上必要だったようで
掘削して橋を架ける
海の中に鳥居があり、潮が満ちると海中に浸る
和多津美神社
壱岐も対馬も神社の多いこと
九州全体の半数以上、神々の島です
2年前の台風で壊れた一の鳥居が残されていた
ご神体 磯良恵比須
根曲がりの松
駐車場にもヒトツバタゴ
烏帽子岳の展望場に移動
生憎韓国は見えませんでした
気象条件により韓国の花火を見ることも
出来るようです
ゲンカイツツジの残花
仁井港から浅茅湾を1時間ほど
クルージング
陸上から見た和多津美神社
真珠の養殖いかだ
長坂浦港にバスが待機してました
穏やかなクルージングでした
アナゴ重の昼食
最後の見学地
小茂田浜神社
700年前の元寇の古戦場
宗助国が少数の兵を率いて戦いに敗れ
身体をバラバラにされて葬られた
ヒトツバタゴ
対馬空港から福岡空港を経て帰京
主だった観光地は網羅し、
地場産の贅沢グルメは堪能し
お天気にも恵まれました
もし訪ねる機会があれば、
ヒトツバタゴの自生地、鰐浦地区や
シマトウヒレン、ツシマギボウシ
オオゴンオニユリ、ダンギクと
時期に咲く花にあってみたい
空港の売店でヒトツバタゴの苗木は売り切れ
ゲンカイツツジを求めました
未練がましく、ネットでヒトツバタゴを
買おうかと思いましたが
かなり大きくなるので、ストップがかかりました
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