迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

しゅみはこのしごと。

2016-11-03 21:47:35 | 現代手猿樂
昨秋、自分なりに“デザイン”し、公共施設の文化祭におゐて紋付き袴で舞った「猩々」を、さらにアレンジを加へて今度は面と装束を着けて、今年も同じ公共施設の文化祭に参加する。


面をかけると視界が極端に狭まり、加えて客席が暗いために“目印”も見つけにくく、稽古だけでは得難い良い実地勉強となる。

そう、

『百回の稽古より、一回の本番』

といふやつだ。


そんな思ひもよらぬ展開をさりげなくかわして見せるのも、また“技量(うで)”といふやつだらう。


いろいろ見て、

いろいろ考えて、

いろいろ試す―


すべては、おのれ次第。


さて、お次はなにをデザインしてみやうかしら……?
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