迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

疲労相撲?

2019-11-15 21:16:00 | 浮世見聞記


私は、相撲に関してはド素人である。


短い時間でスパッと勝負が決まって番数が進むので観てゐて退屈せず、それが性に合ふので中継を毎日樂しみにしてゐるのだが、今度の九州場所はだうも盛り上がらない。

……気がする。


どの取組も淡泊で、そのわりに休場力士が多い。

……と感じる。


話題の貴景勝も、今日の黒星につひては、「稽古不足なのではないか?」と指摘する聲があり、私のやうなド素人の目にも、何かが足りていないやうに映った。


瞼に絆創膏を貼った力士は明らかに力が抜けてゐたし、


高安も見るからに回復には程遠い。


「満員御礼」の垂れ幕が下がってゐるわりに、客席は空きが目につく。

それが、盛況に水を差してゐるとも映る。



親方衆のなかには、

「今場所は横綱に期待するしかないな」

と、半ば投げやりな調子でその蒙古人を挙げる人もゐた。


来夏予定の大茶番運動会で、イイカッコがしたくて俄か日本人となったそんな蒙古人に期待すると言ふやうになっては、この日本國もいよいよダメになったな、と認めざるを得ない気がしてくる。



みんな、

みんな、

疲れてゐるやうだ。


だらうな。

こんな浮世では。











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