来る12月14日(土)、15日(日)に横浜市南区の蒔田公園で開催される『光のぷろむなぁど』内で行なはれる、“水辺の光コンサート”の説明会に出席するため、同区の吉野町市民プラザへ出かける。

昨年、初めて現代手猿楽をもって参加する予定だったが、生憎の雨で取り止めとなり、無念の涙をのまさるる。

チラシに活字化された自分の名と自分の創った藝能に、「これこそが“自分”といふ存在の証なのだ!」との気持ちを、改めて認識する。

十年以上前、それまでいた“組織”に失望して外界へ飛び出し、

帰宅すると、今度予定してゐる装束を箪笥の底から引っ張り出す。

昨年、初めて現代手猿楽をもって参加する予定だったが、生憎の雨で取り止めとなり、無念の涙をのまさるる。
それから一年、今回は担当者から参加のお誘ひを頂ひたので、今年こそは! と改めて応募す。

チラシに活字化された自分の名と自分の創った藝能に、「これこそが“自分”といふ存在の証なのだ!」との気持ちを、改めて認識する。

十年以上前、それまでいた“組織”に失望して外界へ飛び出し、
それから色々な場面に遭遇して、
その延長線上に現在(いま)がある。
いくつもの失望を経た先の、
納得世界。

帰宅すると、今度予定してゐる装束を箪笥の底から引っ張り出す。
これぞ嵐悳江(わたし)の存在証明。
何も無いヒトになど、なるものか。
怖いのは、
何も無いことより、
その自覺が無いことのはうなのだ。