迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

はなあかり。

2012-04-12 21:19:46 | 浮世見聞記
薄ぼんやりと浮かぶそれが何なのか、

わたしにはわかっていた。

それでもわたしは近付いて行く。


すさまじい力だ。


わたしにはどうにもならない。



断ち切ることは、

出来ないらしい。


いや、

出来なくともよい。


どうやらわたしは、

おまえの魔力ゆえに、

生きているらしいからな。


これからもわたしは、

おまえを追い続けることだろう。






止まりはしない。


止まるものか。
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