迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

年瀬觀顧。

2024-12-31 20:13:00 | 浮世見聞記
今年にやるべきことは昨日までにほぼ“納め”て、殘りについては時節(いま)ではないと讀み、今日はのんびりと一年の締めを送る。



高速道路はトウキョウ圏の人芥をそのまま下り線に移した帰省渋滞、



商業施設では新年を迎へる準備萬端、



正月朔日から働く人々にだけは、頭が下がる。



能州の大地震に始まり、



翌日には羽田空港で着陸直後の航空機が接触事故で全焼する大惨事が起こり、



次は何だ! と不安で始まった令和六年、夏には計画的な米価高騰が斷行され、偽政者代表の代替りもただのツマラナイ首の挿(す)げ替へにすぎず、米國では善政など期待するだけ野暮な男の返り咲きが決定さるる。

ただ唯一、袴田巌さんの無罪判決が、浮世の朗報なり。




私は今年も『我意貫徹、自己利益最優先』で有意義に過ごす。

現代手猿樂も今年は多くの場所で演じる機會に恵まれ、自身への手應へを強く感じる。









来る年も、自分の目と耳と足を信じて、愉しく生きられますやうに。








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