迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

辯天招福。

2024-03-11 19:58:00 | 浮世見聞記


池上本門寺の足許、子院が集まる道を通るうち、「弁舌芸術」と書かれた幟旗が目に留まる。



このあたりはたびたび通るが、この幟旗は初めて見る。

そこは日蓮宗の嚴定院(ごんぢゃういん)と云ふ、



鎌倉時代に創建された寺院にて、かつては池があった名殘りで、境内には辯天様の祠あり。



幟旗にあった「弁舌芸術」とはこの由縁かしらと、藝能を樂しみとする身には必然の御縁であったと合掌して挨拶申し上げ、



折から参詣の人と入れ替はる。









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