迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

優樂逢景。

2024-07-04 20:33:00 | 浮世見聞記
町田市立國際版画美術館の「幻想のフラヌール 版画家たちの夢・現・幻」展を觀る。



正直なところ、私はこのテの藝術について、眼識力は持ち合はせてゐない。

が、銅版画に刻まれた數多の極細な線から、その作品世界に吸ひ込まれ遊泳していく感覺が好きで、それを樂しみに會場へ出かけるものである。


作者はその作品に、自分の感性(こころ)を自由に解放し、表現してゐるはずである。

よって私も、自分のこころを大いに解放し、共鳴する世界を探し求める。


(※案内冊子より)

さうして出逢へた世界こそが、私だけの幸せなのである。

他人(ひと)の評価やら蘊蓄やら、そんなものは私に必要ない。



(※同)

私の求める世界は、

私で見つける。








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