dmenuニュースより
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/mainichi/entertainment/mainichi-20231029k0000m200202000c?fm=d
『同振興会によると、新劇場はホテルやレストランと一体化し、「国内外の人々の交流を生み出す文化観光拠点」となる予定。ただ、最近の建材費や人件費の高騰の影響で、これまで2回の入札が不調に終わっており、2029年度の完成を目指すスケジュールの遅れが見込まれている。工事期間中は、新国立劇場(渋谷区)のほか主に都内のホールを代替会場として公演を続ける。』──
今月二十九日、當地で閉場式典云々。
さうか、二昔以上前に私が傳統藝能の基礎と、目指す道の“現實”とを學び、そして師匠と出逢った母校の、その建物が無くなるのか──
と云ふ感慨にイマイチ浸れないのは、閉場後の解体業者も、建て替へ業者も、いまだ決まってゐないと云ふ、お粗末さゆゑである。
それどころか、膨大な収蔵資料の代替保管場所も決まってゐなければ、建て替へ工事中における企画公演の、代替劇場すら何も探してゐなかったと聞くに及んで、何をか言わんや。
独立行政法人にならうが、体質はしょせん“お役人”なんだナ、と……、べつに驚きもせず。
この独立行政法人の看板企画である「傳統藝能継承者養成事業」、今回は文樂が応募者皆無云々、やはり“スター”も育てぬことには……。