「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

     ミニ・スーパー ターゲットは独り者

2009-09-03 04:55:27 | Weblog
家の近くに出来たイオンの"マイ・バスケット”は僕ら老夫婦にとっても重宝だ。
千円札一枚持って行けば買い物が出来,お釣りがくる。買い物下手な老妻は
いつも余計なものを買ってきて、まわりの顰蹙(ひんしゅく)を買っているが、最
近は売っているのが、少量で価格が100円前後と安いためか本人自身も喜ん
でいる。

昨日も”マイ・バスケット”へ出かけた。近距離で運動にならぬのが悩みだが店
は夕刻の買い物時でもないのに混んでいる。それも最近は若い男性客がめだ
ってきた。そこで、どんなものを売っているのか改めてチェックしてみたら昔、長
期出張の際ホテルの部屋で一人寂しく味気なく取った夕食のことを思い出した。

晩酌の生活習慣から抜け切れない僕は、出張のさい困るのは夕食だった。安
給料サラリーマンはいつも外食はできない。そこで酒と弁当を買って来てホテル
の部屋で食べたが、当時、スーパーで売っていた弁当はまずくておかず(つま
み)の種類が少なくて困った。

”マイ・バスケット”は、その点さすがであった。僕が長期出張時、欲しいと思った
おかず(つまみ)の種類が多くミニサイズ化されている。マヨネーズ、ソースなどの
小型調味料も数多くそろっている。カップラーメン用の少量のチヤーシュさえ売って
いた。

男性も女性もそして老いも若いも独り者がふえている。市場調査をしてこういった
商品を開発して販売するようになったのであろう。便利で有難いが、将来の家庭
崩壊を示唆するようで有難くばかりも思っていられない。