「新型インフル」ワクチン 子供を優先に

孫の通学している東京の私立高校が新型インフルエンザの流行で8日まで休校に入っ
ているが、昨日のNHKテレビで隣の町の小学校も休校になっているのを知った。いよい　　
よ新型インフルが、わが身辺にも迫ってきた感じだ。

国立感染症研究所の調査では新型インフルの患者数は８週間連続で増え続け、とくに
都市部での増加がめだっている。毎年、秋風が立つ頃になると、東京では保健所から
高齢者宛に季節インフル・ワクチンの接種通知がくるのだが、今年はまだこない。新型
インフルの流行でそれどころではないのかもしれない。

桝添厚生労働大臣によると、新型インフル・ワクチンは二回の接種で6000円から7000円
もかかるらしい。低所得層に対する軽減措置はあるそうだが、高齢者にはどうなのかー。
季節インフルと新型の二つのワクチンを同時に打つことになれば、相当な負担だ。

発表になった厚労省の新型ワクチン接種優先順位によると、高齢者は小中高生徒とならん
で最優先グループに次ぐグループで、国産ワクチンではなく輸入ワクチンを使い12月下旬か
ら接種が始まる予定だという。

世界のワクチンの現状からみて仕方がなかったのかもしれないが、なんとかもっと早く手が打
てなかったものだろうか。今後の流行の状況をみて、われわれ高齢者は後でよい。まだ先の
ある子供たちを優先させるべきである。当面、高齢者は季節インフル・ワクチンを打ち情勢
をみたらどうだろうかー。