自民党の総裁選に谷垣禎一・元財務相(64)が立候補の名乗りをあげた。総裁選は
18日に告示され、28日に投票が行われるが、民主党鳩山内閣の賑々しい船出の陰
に隠れて今一つパッとしない。あれほど長年にわたって"わが世”を謳歌してきた自民
党も、野にくだれば”おごる平家”の感なきにしもあらずだ。
谷垣氏は立候補に当たって"誰かが捨石にならなければならない。自分が捨石になっ
て党の再建を果す。と決意のほどを延べた。その言やよしだ。一方、前回の総裁選に
立候補、今回も立候補を噂さされていた石原伸晃・幹事長代理は”今回は止まり木に
羽を休め、明日を待つ。みこしに乗るのではなく、地に足をつけて党の再生を支える”
と立候補断念の心境を述べた。止まり木に羽を休めるのはなんの鳥か。多分風見鶏
であろう。
自民党内には「世代交代」「脱派閥」の声が若手中堅議員の間に"澎湃”と起きているそ
うだ。その中には"40代の人間が党首にならなければ自民党も変わったとはいえない”
といった河野太郎議員(46)の声もある。河野議員は河野洋平衆院議長の御曹司である。
果たしてそうだろうか。国民が自民党が変わったと評価するのは年齢の若がわりではな
い。世襲議員の跋扈する体質から抜け出ることであり、ぶれない政策の一貫性である。弱
弱しい"坊ちゃん”体質の二世議員が、二人まで途中で政権を放棄したのは、まだ国民
の記憶に新しい。
18日に告示され、28日に投票が行われるが、民主党鳩山内閣の賑々しい船出の陰
に隠れて今一つパッとしない。あれほど長年にわたって"わが世”を謳歌してきた自民
党も、野にくだれば”おごる平家”の感なきにしもあらずだ。
谷垣氏は立候補に当たって"誰かが捨石にならなければならない。自分が捨石になっ
て党の再建を果す。と決意のほどを延べた。その言やよしだ。一方、前回の総裁選に
立候補、今回も立候補を噂さされていた石原伸晃・幹事長代理は”今回は止まり木に
羽を休め、明日を待つ。みこしに乗るのではなく、地に足をつけて党の再生を支える”
と立候補断念の心境を述べた。止まり木に羽を休めるのはなんの鳥か。多分風見鶏
であろう。
自民党内には「世代交代」「脱派閥」の声が若手中堅議員の間に"澎湃”と起きているそ
うだ。その中には"40代の人間が党首にならなければ自民党も変わったとはいえない”
といった河野太郎議員(46)の声もある。河野議員は河野洋平衆院議長の御曹司である。
果たしてそうだろうか。国民が自民党が変わったと評価するのは年齢の若がわりではな
い。世襲議員の跋扈する体質から抜け出ることであり、ぶれない政策の一貫性である。弱
弱しい"坊ちゃん”体質の二世議員が、二人まで途中で政権を放棄したのは、まだ国民
の記憶に新しい。