「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         日本の政治家の英語力

2009-09-28 05:24:23 | Weblog
鳩山総理の国連での英語による演説を聞いた。なかなかのものである。タレントの
デープ・スペクターによると、総理の英語力は80点、これに対して麻生前総理は50
点だという。昔、田中角栄氏や鈴木善幸氏が総理だった時代には、日本の政治家
といえば、英語には無縁だった。変われば変わるものである。

政治家の英語といえば、自民党総裁選に出ていた河野太郎氏が先日、外国特派員
クラブでの3候補討論会に一人だけ英語で対応していた。僕みたいな昔気質の日本
人からみれば、自分の英語をひけらかすようで嫌味だ。でも彼の英語は日本人離れ
していた。経歴をみると、ワシントンのジョージタウン大学を卒業、米国人議員の政治
家事務所に勤務していた。"日本人離れ”の英語も不思議ではない。

"日本人離れ”の英語はよいが、河野太郎氏の発想は日本人ではない。彼のブログ
「ごまめの歯軋り」の端はしにそれが伺える。例えば、こんなのもある。"日本人はあまり
英語が上手でなくてよかった。(出来ないから)日本で暮らさざるをえない”冗談だとは
思うが発想の裏には嫌日がチラチラみえる。国内の米軍基地にある小中学校では、英
語教育すべきだともいっている。

自民党の総裁選は予想どおり、谷垣禎一氏の勝利で終わって本当によかった。河野氏の
の主張は世代交代ではなく、日本人の変な"日本人離れ"化である。彼が総裁総理にで
もなれば、義務教育が英語で行われる危険さえあった。所詮「ごまめの歯軋り」ではあっ
たが。