大丈夫かな民主党の歴史認識

昭和天皇に有罪判決を下した「國際女性戦犯法廷」の運営委員だった内海愛子・早稲田
大學客員教授が先日の朝日新聞(9月3日首都圏版朝刊）に一文を寄稿、その中で麻生総
理の親族企業が戦争中連合軍捕虜を酷使した、と国会で追及した民主党藤田幸久参院
議員を紹介している。

昨年12月の補正予算審議で藤田議員が、この問題を持ち出した時、戦時中の捕虜問題
を九州のかっての炭鉱地まで行き調べたことのある僕は、なぜ今さら解決済みの問題を
この時期に国会でするのか正直いって、この政治家の無知と日本人としての素質の欠如
に驚きかつ怒った。戦時中は国民は国をあげて戦争を勝ち抜くために懸命になっていたこ
とを、この戦後生まれの政治家は理解していない。捕虜使用の是非は別としてこの時代
は旧麻生産業に限らず、どこの炭鉱でも捕虜を使っていた。

藤田議員のHPをみると、メディア・トピックスとして、朝日新聞の内海教授の原稿がリンク
されている。藤田議員が内海教授をご存知なのか、あるいは同調者なのかしらないが、戦
時中の東南アジア問題の研究者の間では、スマトラの日本軍による虐殺のウソを書いた倉
沢愛子慶応大学教授とならんで内海教授は反日"二人の愛子さん”として知られている。

藤田議員は米国の9・11テロは米国政府の"陰謀”ではないかと、国会で質問し、本にも書
いていて”あの人は大丈夫なの”と週刊誌に書かれたことがあるそうだ。衆院落選中は鳩山
氏の"政治顧問”をしており、民主党の次期防衛副大臣にも指名されたことがある。

週刊誌ではないが、こんな無知（ignorant)でおかしな（bizarre)な人物がいて、民主党の歴史
認識は果たして大丈夫なのだろうか。