「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

    バリ島殺人事件  "懲りない”日本の女性

2009-09-30 05:08:16 | Weblog
バリ島(インドネシア)のリゾート歓楽地クタ海岸で、日本人女性旅行客深夜、
警察官を装った男に連れ出され惨殺された。被害者には申し訳ないが、起りうる
して起きた事件だ。僕に言わせれば"飛んで火にいる夏の虫”の感じさえする。
バリ島の治安の悪さは、関係者の間では周知のこと、とても女性が一人旅する
する所ではない。

僕は1966年からバリ島へ10回近く旅している。昔のバリ島は"天国に一番近い"
島であった。自然は豊かであり,犯罪など皆無であった。ところが、この10年の間
にみるみる治安が悪化、2002年、2005年と続けざまに爆弾テロ事件が発生、日
本人観光客まで巻き込まれている。

僕は2006年11月、戦後バリ島に残り、インドネシアの独立戦争に参加した旧日本
兵の慰霊祭に参加した後、10日間バリに滞在、その時のことを小ブログ(06年11
月29日ー12月2日)に書いた。そして最後の2回のブログでバリへの提言として自
然への回帰とジゴロの追放を訴えた。

ジゴロ(gigolo)とは、観光地に巣食う女性のヒモのことをいい、クタ海岸は特に有名
で、その筋の間では、日本からの買春女性で賑わっているので知られている。この
ジゴロと日本女性との間のトラブルがバリの日本総領事館に数多く持ち込まれてい
ると聞いた。

クタ海岸がジゴロの出没場所で危険な場所であることは、バリ観光業者ならみな知
っている。微妙な問題だが、やはり現地の総領事館は"懲りない”女性のためにも
事前に強く警告すべきである。