フィリピンで収集された英霊のご遺骨の半数以上が現地人のものだという疑いが出てきたという。このご遺骨はNPO(特定非営利団体活動法人)「空援隊」がミンドロ島などの激戦地で2010年に収集してきた7740柱だとのこと。厚生労働省は1957年からフィリピンで直接ご遺骨収集事業を行ってきたが、2005年には時間の経過による情報不足から24柱と減ったため2008年からは、これを民間に委託するようになった。
「空援隊」は2009年から、この事業に携わっているが、当初は年間100柱足らずだったご遺骨が7740柱と激増した。その収集のやり方に疑念が持たれ昨年10月には、NHKが「追跡!ATO2」という番組で批判した。以来「空援隊」の”広告塔”ともいわれてきたアルピニストの野口健氏も自分のブログで「空援隊」との無関係を表明している。「空援隊」は理事長に自民党の元代議士、顧問にはその会長に阿倍知子氏(民社党)副会長には漆原良夫氏(公明党)、それに現職の閣僚二人が名を連ねている。
厚労省は、どうもこういった政治家の先生方に弱いようである。僕も数年前、インドネシアの民間建立慰霊碑の問題で、厚労省が委託した業者のインチキ性に驚いた。僕らがまったくの善意で作成した「南方慰霊碑一覧」を無断で使用したばかりか、現地に出かけ虚偽の調査をしていた。この業者も自民党の著名代議士が関係している団体である。
「空援隊」の収集してきた遺骨の中には、現地民が自分のお墓から取り出してきて、収集団に”売りつけた”疑いのものもあるという。厚労省はこんな「空援隊」の事業に年間4700万円も支出している。英霊を利用した営利団体である。厚労省はきちんと精査した上で委託を決めるべきである。
「空援隊」は2009年から、この事業に携わっているが、当初は年間100柱足らずだったご遺骨が7740柱と激増した。その収集のやり方に疑念が持たれ昨年10月には、NHKが「追跡!ATO2」という番組で批判した。以来「空援隊」の”広告塔”ともいわれてきたアルピニストの野口健氏も自分のブログで「空援隊」との無関係を表明している。「空援隊」は理事長に自民党の元代議士、顧問にはその会長に阿倍知子氏(民社党)副会長には漆原良夫氏(公明党)、それに現職の閣僚二人が名を連ねている。
厚労省は、どうもこういった政治家の先生方に弱いようである。僕も数年前、インドネシアの民間建立慰霊碑の問題で、厚労省が委託した業者のインチキ性に驚いた。僕らがまったくの善意で作成した「南方慰霊碑一覧」を無断で使用したばかりか、現地に出かけ虚偽の調査をしていた。この業者も自民党の著名代議士が関係している団体である。
「空援隊」の収集してきた遺骨の中には、現地民が自分のお墓から取り出してきて、収集団に”売りつけた”疑いのものもあるという。厚労省はこんな「空援隊」の事業に年間4700万円も支出している。英霊を利用した営利団体である。厚労省はきちんと精査した上で委託を決めるべきである。