東京世田谷の住宅街の区道から高い放射線量が検出されたという騒動は、何のことはない、福島原発事故とは、まったく関係のない古家の中にあったラジウム入りのビンが発生源であった。例えととしては少し悪いが、まさに"幽霊の正体見たり枯れ尾花”だ。だが、枯れ尾花であって本当によかった。本物のセシウムだったら大変なことだった。
"ラジウム騒動"の現場の弦巻は、わが家から直線距離では3キロぐらい。駅前から「弦巻」行きのバスに乗れば20分で行ける。昔、まだ足が丈夫だった頃は歩いて散歩したこともある。それだけに2・7マイクロ・シーベルトの線量が検出されたという一報に僕も老妻もびっくり。老妻は早速"このあたりは大丈夫かしら”と心配顔。セシウムが樹木に付着すると聞いて、近所の手入れをしていない庭の茂みを伐るように区役所に通告しようかと言ったりした。
放射線量の知識についは、老妻のことは笑えない。大方の国民も同じ程度のものだろう。原発事故から遠く離れていても線量の高い"ホット・スポット”があり、連日のように新聞は横浜で高いストロンチュームとか船橋(千葉)で最大1・55マイクロ・シーベルトのセシウムが検出されたとか伝えている。だから、老妻がわが家近くに"ホット・スポット”があると思っても不思議ではない。
"ラジウム騒動”が原発事故とは無関係だと判明した日、文科省は深夜にもかかわらず記者会見を開いて発表したという。文科省が首都圏東京の放射能汚染の報をいかに懸念していたかの証拠でもある。しかし、政府の放射線量と国民の健康との関係を司る役所がどこなのか、依然国民にははっきりしない。環境省なのか文科省なのかそれとも厚労省なのかー。政府の"放射能"無策は相変わらずだ。
"ラジウム騒動"の現場の弦巻は、わが家から直線距離では3キロぐらい。駅前から「弦巻」行きのバスに乗れば20分で行ける。昔、まだ足が丈夫だった頃は歩いて散歩したこともある。それだけに2・7マイクロ・シーベルトの線量が検出されたという一報に僕も老妻もびっくり。老妻は早速"このあたりは大丈夫かしら”と心配顔。セシウムが樹木に付着すると聞いて、近所の手入れをしていない庭の茂みを伐るように区役所に通告しようかと言ったりした。
放射線量の知識についは、老妻のことは笑えない。大方の国民も同じ程度のものだろう。原発事故から遠く離れていても線量の高い"ホット・スポット”があり、連日のように新聞は横浜で高いストロンチュームとか船橋(千葉)で最大1・55マイクロ・シーベルトのセシウムが検出されたとか伝えている。だから、老妻がわが家近くに"ホット・スポット”があると思っても不思議ではない。
"ラジウム騒動”が原発事故とは無関係だと判明した日、文科省は深夜にもかかわらず記者会見を開いて発表したという。文科省が首都圏東京の放射能汚染の報をいかに懸念していたかの証拠でもある。しかし、政府の放射線量と国民の健康との関係を司る役所がどこなのか、依然国民にははっきりしない。環境省なのか文科省なのかそれとも厚労省なのかー。政府の"放射能"無策は相変わらずだ。