「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           自転車にも”シルバー・マーク”を!

2011-10-29 06:39:04 | Weblog
自転車に関係する事故が多発しているため警察庁では原則的に自転車は車道を通行すべきだという通達を全国の警察本部に出した。これを受けて警視庁では都内の3m未満の歩道では、車道の左側に幅0・5mの自転車専用のブルー・レーンを設けることになった。警察庁の通達では、70歳以上の老人と13歳未満の子供は従来通り、歩道を自転車で通行できるそうだが、ブルーレーンが設定された場合はどうなのだろうかー。

僕は昨日、家の近くの環七道路を自転車で走ったが、制服を着たお巡りさんも歩道を自転車で通行していた。車道は交通量が多く、お巡りさんでも危険で走れない。しかし、おかしいのは歩道の幅が一定ではないのである。目測でも3mに足りないところもあるし、場所によってはクロスする道路の所にコンクリートの杭が打たれたりしている。

近所のもう一つの国道、目黒通りには”走行する自転車は車道側を”という掲示がある。しかし、曖昧な表示である。走行する自動車と同じ方向に向かう自転車が車道側なのかどうかはっきりしない。道幅が広く一見、危険はなさそうだが、猛スピードでくる若者と交差するときなど年よりは冷やりとする。

ブルーレーンの幅は0・5mと狭いから、交差することはないし、恐らく追い抜きは禁止であろう。老人になると、運動神経は鈍くなり、咄嗟の判断力もなくなる。ブルーレーンが出来た後、高齢者もここを走れということになると問題だ。自動車同様、年寄の交通事故が増加することは目に見えている。自転車にも”シルバー・マーク”に似た表示を努力義務でも好い。着用させて貰いたい。多少の自衛になるのではという期待を込めて。