「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

日イ台三人の「大正生まれ」さん

2013-10-26 05:43:40 | Weblog
中部ジャワ(インドネシア)テマングン(Temanggun)の日本統治下の義勇軍だったバンバン.プルノモさんから伊豆大島の災害と福岡市の整形外科病院の事故について、お見舞いのメールが届いた。ジャワのこんな小さな町にまで、日本のニュースが伝えれているのに驚く一方で「大正生まれさん」(1926年)バンバンさんの変わらぬ日本への関心の強さに敬服した。

小ブログにコメントを頂戴しているハンドル.ネーム「大正生まれ」さんも大正14年(1925年)生まれで、今年米寿を迎えられたがお元気だ。コメンとを通じて知ったのだが「大正生まれさん」は戦争中大変な体験をされている。昭和17年,満17歳の誕生日を待たずに入隊した。多分海軍の通信学校だと思うが、卒業後南方基地に派遣され昭和21年復員するまでの4年間、零戦輸送機(DC型の改造機)の搭乗員として南の空を飛び続けた。高度3000㍍の空を西ニューギニアのバオのジャングルから、スラバヤ、マカッサルまで飛行した。敗戦間際には、南方基地で訓練された特攻隊員を内地の基地にまで運ぶ飛行にも従事した。

もう一人台湾の林大正さんも、名前からも判るように日本統治下の大正時代に生まれた方だ。戦争中は近衛第四歩兵連隊の兵士として、スマトラのアチェに駐屯、戦後台湾に復員後は、昭和22年2月28日の事件(中国本土から来た軍隊による台湾人虐殺事件)に巻き込まれ、山中ににげて九死に一生の体験をされている。

三人の「大正生まれさんは、昭和1ケタ生まれの僕よりはずーっと元気である。インドネシアのバンバンさんも戦後の独立戦争を体験している。三人とも、あの時代を生きてきた強運の持ち主だ。いつまでもお元気に活躍してください。