「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

 「長幼序あり」世代の感情暴走抑止法

2014-10-02 06:11:01 | Weblog
NHKの朝の情報番組「アサイチ」で昨日”シニア世代はなぜ感情暴走するか”を特集していた。年を取ると、若い時に比べて感情が不安定になり、怒り安くなるのは事実だ。加齢とともに仕方がないのだろう。だが、80歳代も半ば近くになると、さすがに暴力を振うことはない(振えなくなったのかも)。超高齢化時代、年寄りといっても65歳から100歳までは35歳も幅がある。

昭和1ケタ世代の大半は、戦前教育勅語の下で教育を受け、”長幼序あり”〝師の影は踏先ず”的な環境で育った。だから今でも狭い道で前から自分より年長者が来れば、相手を先に通す習慣が身についている。公共交通機関でもそうだ。お年寄りには黙って席を譲る。しかし、最近の若い世代は、狭い道で危ないと思い、こちらが立ち止まっていても、知らぬ顔でスマフォンに夢中になっている。

このところ、入院前の検査のため連日病院に出かけている。60歳代、70歳代の時は病院関係者の言葉使いに腹をたてたこともあったっが、最近は”感情暴走”することはなくなった。こちらが耳が遠くないのに大声で、しかも幼児扱いする看護師さんが今でもいるが、僕は逆に敬語を使い、これ以上ないほど丁寧な対応をすることにしている。

知人のケアマネジャーが言うには、最近の”若い”お年寄り”は、昔の年寄りに比べて対応が難しくなってきたという。戦後生まれの年寄りは自己主張ばかり強く協調性がないとのこと。一概に年寄りといっても「教育勅語」を知らない世代なのである。