「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

ジャワ元義勇軍兵士からの御嶽山噴火見舞

2014-10-04 06:37:06 | Weblog
インドネシアの中部ジャワの田舎町テマングン(Temanggun)に住む、日本軍政時代の義勇軍兵士、バンバン.プルノモさん(89)から、昨日御嶽山の噴火につぃて丁寧な見舞いのメールが届いた。
「Saya ingin menguucap ikut bercita cita yang selama -dalamnya atas musiba melutuskan gunung Ontake yang mengakibat orang meningalkan」(御嶽山の噴火と被害者の方々に衷心よりお見舞い申し上げます)

テマングンは2010年10月から11月にかけて大噴火し、300人が死亡し、20万人以上が避難したムラピ(Merapi)火山の近くにある。12年僕がテマングンを訪れた時も噴火後発生した土石流の傷跡が痛ましく残っていた。テマングンの町自体もスドノ、スムビ両火山に囲まれている、こういった自然環境に住んでおられるだけに火山の噴火には特に関心をお持ちなのだろう。

中部ジャワの首都ジョクジャカルタのガジャマダ大学には「砂防技術センター」という研究機関がある。1982年、JICA(国際協力事業団)の技術協力で設立された。当時、僕は東京で、この機関から派遣された技術研修員のコーディネ―ターをしていて、日本各地の砂防施設を視察したことがある。JICAの技術協力としては古く、すでに20数年経過し、今では「砂防技術センター」は、世界の火山災害の研究機関の中心になっおり、インドネシア人技術者が、世界各地に指導のために派遣されている。

インドネシアは、日本とならんで世界でも有数の火山国である。僕が今回、御嶽山の噴火で意外に感じたのは、わが国の噴火予知研究があまり進んんでいないということだ。インドネシアの場合はどうなのか知らないが、人類のため、お互いに協力しあうことは必要だ。御嶽山噴火を機会に国際会議を開いてはどうだろうかー。