このところ東京首都圏は気持ちの良い秋空が続いている。昨日、膝のリハビリをかねて近所の住宅街を散歩したら、豪邸の門前にカボチャのランタンが置かれ「Trick or Treat」(いたづらか、それとも、もてなしか)のハロウイン(10月31日)の表示が早くも飾られていた。戦前、僕の子供時代にはなかった外国のお祭りが、この季節の風物詩みたいになってきた。
今日10月17日は「神嘗祭」である。といっても、それを知っている日本人は今では皇室と伊勢神宮など一部の方である。秋の収穫を感謝して、その年獲れた初穂を神に捧げる宮中の行事である。戦前この日は国の祝日の一つで学校も休みであった。初穂を初めて神と一緒に食する11月23日の「新嘗(にいなめ)祭」と共に、当時の国民には、稔りの秋を感じさせる身近な休日であった。
戦後こういった皇室に関係のある休日は、占領軍によって廃止された。しかし、神嘗祭にしても新嘗祭にしても、もともとは農耕民族の日本人が秋の収穫に感謝する御祭りであった。モノの本によると、ハロウインも起源も古代ケルト人の収穫祭であった。それが、いつのまにか今では、子供たちを中心としたお祭りになり、仮装を楽しむ日になっきた。最近とみに、疎外感が強くなってきた老人だが、これに文句をつけるわけではない。しかし、一方では神話の時代からあった、日本古来の収穫祭が忘れられて行くのは寂しい。
40数年前、札幌に住んでいた時、七夕の日に子供たちが夜家々をまわり”ろうそく寄こせ、出さなきゃ、かっちゃくぞ”とお菓子を貰って歩いた。ハロウインの「Trick or Treat 」と似ていて面白い。多分札幌で子供時代を暮らした人にとっては想い出として残っているに違いない。不謹慎かもしれないが、祭りは”演出”の仕方かどうかである。せっかく、神代の時代から続いた御祭りである。なんとか「神嘗祭」も国民行事として復活させたらどうだろうか。
今日10月17日は「神嘗祭」である。といっても、それを知っている日本人は今では皇室と伊勢神宮など一部の方である。秋の収穫を感謝して、その年獲れた初穂を神に捧げる宮中の行事である。戦前この日は国の祝日の一つで学校も休みであった。初穂を初めて神と一緒に食する11月23日の「新嘗(にいなめ)祭」と共に、当時の国民には、稔りの秋を感じさせる身近な休日であった。
戦後こういった皇室に関係のある休日は、占領軍によって廃止された。しかし、神嘗祭にしても新嘗祭にしても、もともとは農耕民族の日本人が秋の収穫に感謝する御祭りであった。モノの本によると、ハロウインも起源も古代ケルト人の収穫祭であった。それが、いつのまにか今では、子供たちを中心としたお祭りになり、仮装を楽しむ日になっきた。最近とみに、疎外感が強くなってきた老人だが、これに文句をつけるわけではない。しかし、一方では神話の時代からあった、日本古来の収穫祭が忘れられて行くのは寂しい。
40数年前、札幌に住んでいた時、七夕の日に子供たちが夜家々をまわり”ろうそく寄こせ、出さなきゃ、かっちゃくぞ”とお菓子を貰って歩いた。ハロウインの「Trick or Treat 」と似ていて面白い。多分札幌で子供時代を暮らした人にとっては想い出として残っているに違いない。不謹慎かもしれないが、祭りは”演出”の仕方かどうかである。せっかく、神代の時代から続いた御祭りである。なんとか「神嘗祭」も国民行事として復活させたらどうだろうか。