バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

5月6日 朝日新聞日曜版GLOBE「肥満」

2012年05月09日 | 関連情報
もう日にちがたってしまったけど
朝日新聞の日曜版「GLOBE」の今回(5月6日)のテーマはずばり「肥満」
PWSと直接関係はないけど、なかなか興味深い記事が多かったのでちょっと紹介。


いきなり「人類は太り続けている。」で始まるんだけど
この30年で、肥満者は世界的に急増しているんだとか。

日本は世界の肥満度ランキングではまだ世界189ヶ国中166位だけど
それでもBMI25以上の人の割合は上昇している。
逆にやせすぎの女性も増えているんだけど、それと同時に出産時の低体重児も増加している。
胎内で飢餓状態に置かれた赤ちゃんは太りやすく、出生後にメタボになる傾向があるらしい。
「肥満は、子どもをとりまく問題でもある。
 肥満の子どもは、大人になっても肥満のままになりやすく
 放っておけば、糖尿病や血管障害のリスクを拡大することになるためだ。」


他にも肥満の仕組みとして、遺伝子の話があったり
肥満治療薬のことが出ていたり。
世界の肥満症治療薬市場は、2018年には18億ドル(1460億円)に達する見込みらしい。
でも、効果と副作用とのバランスを取ることが難しいんだって。

食品、薬など米国のダイエット市場推計値は2010年で609億ドル。
肥満が元で健康を損なう人のためにかかる医療費が国の財政を圧迫する話もある。


こんな数字をつらつら見ていて思うのは
世界的に 肥満は問題視されていて
それを解決しようといろんな人が日夜研究し、お金をつぎ込んでいるんだなぁ ということ。

だから、PWSにとっても肥満そのものはいつかどうにかなるだろうという期待が持てそうな気がする。
問題は肥満よりも PWSの行動面のことになってくるんだろう。
それを解決する手立てがみつかないものかなぁ...。

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検査試験④

2012年05月09日 | 日々の出来事
睡眠時無呼吸検査は、途中寝てるうちに何度か外してしまったらしいけど
データはちゃんと取れたみたいで
4日目は昨日の残りの心理の検査とレントゲン、心電図というメニュー。


心理の検査はねー、はっきり言ってたぶんボロボロだろうなぁ。

例えば「チューリップって何かな?」という質問ならバンビも
「お花、赤とか黄色。」とか答えてたんだけど
「猫って何?」と聞かれると
「すぐコーフンしちゃって困るんだよねー。」とか言い出す始末。

私には、うちのネコがすぐ興奮して?走り回る姿をバンビが思い浮かべて話しているのがわかるんだけど
きっと先生には ”何のこっちゃ?”だよね。
そういう受け答えが多かったなぁ...。
まぁ、日常生活でもよくある”コミュニケーション・ギャップ”なんだけどね。


いろんなことがあった4日間だったけど、すべての検査を終え
その日のおやつを食べてから無事退院した。

バンビはよく頑張ったと思う。
ひとりでいろいろできるようになり、手が掛からなくなり
成長したなーと感じることができた。

今回の入院の費用はトータル7万円ちょっと。
(心臓の検査の分、他の人よりは高いと思うけど。)
医療費助成で戻ってくるからいいけどね。

フィードバックは5月の中旬の予定。
さて、結果はどうなるかなぁー。

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検査入院③

2012年05月09日 | 日々の出来事
あっという間にGWも終わってしまいましたが...
途中になってた検査入院の話の続きを。


3日目の朝は負荷試験といって、朝食を食べずに低血糖の状態で採血をする検査の予定になっていた。
で、10時過ぎに私が病院に行った時には、バンビが遅い朝食を食べてるところだった。
調度病室にお掃除に来ていたおばさんにも
「僕、やっとご飯食べられたのー? 良かったわねぇ。」と言われたくらいだから
どんだけ”おなかすいた”と周りに訴えまくっていたんだか...。(笑)


びっくりしたのは、前夜まで2人しかいなかった6人部屋が満室になっていたこと。
(盲腸の子はバンビと同い年くらいで、あとの3人は皆2歳前後のチビちゃん。)

もっとびっくりしたのは、どの親からも何の挨拶もなかったこと。
あ、1人だけ「こんにちは。」って言われたかなー。

私の常識では、後から入院したら先住の人に「よろしくお願いします。」のひとことくらい
挨拶するものだと思うんだけど...。

私は元々世話好き(おせっかい)で、フレンドリーな性格だと自分では思うけど
そういう人にこちらから一方的に優しくするほど親切でもないもんね。
入院って、一種の集団生活だから先にひとこと挨拶しておけば
自分がちょっとはずした時に子供の様子気にかけてもらえたりとかするし
泣いたり、騒いだりもお互い様と快く許せたりするのにさー。



特にひどい人は、まだみんなが食事をしているというのに
自分の子が終わったからって、さっさとオムツ替えをしたり
(しかもカーテンも開けっ放しで)

看護士さんに”奥の子の様子が見えないから、カーテンをしないでください。”と言われているにもかかわらず
消灯前に子どもが寝たからって、毛布かぶせてカーテンして、夫婦揃ってさっさと帰ってしまった。
案の定、子どもは消灯の頃に汗だくになって起きてしまい
知らないところで誰もいなくて大泣き。当たり前だよね。
(そりゃ、何か事情があって早く帰らなきゃいけなかったってこともあるのかもしれないけど
 それにしても...。)

その人ともう一人の人は、子どもがベッドの上に立ってる状態でも
親が食事を食べさせちゃうから、これまた案の定こぼしてシーツが汚れる。
それをすぐ看護士さんに 替えてくれって言ったのにも驚いた。
”今、食事時でホコリが立つから後で。”って言われてたけど
家でも座って食事させてないのかなぁ。 
こぼしてもいいように、エプロンくらいするとかタオル敷くとかさぁ...

と、呆れるばかり。

たぶん、集団の中で生活するのが初めてだったのかもしれないけど
そんな配慮のないことでは、この先苦労しそう。
それとも、そういう人はそれはそれで世の中渡っていけるものなのか。
ほんと、おばさんはただイライラして、ストレスたまるばっかり。


ま、それはともかく
バンビの負荷試験は無事に終わり
こころの診療科の検査も半分済ませたところで、飽きてきたらしいので残りは翌日に持ち越しとなった。

この日は学校の先生が2人、わざわざお見舞いに来てくれた。
その予定をバンビに伝えてあったので、ちゃんと頑張ってるところを見せなくちゃと
朝から張りきっていた様子。(わかりやすい
後は、夜の睡眠時無呼吸検査のみとなって、この日は終了した。

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