バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

夏の北海道旅行

2013年09月16日 | 日々の出来事
8月の上旬に、義姉の家族(義姉・義兄・姪=既に成人)と6人で、北海道に行ってきました。

元々は、オットの両親が存命だった頃、みんなで旅行に行こうと企画していたのだけど
既に健康状態が思わしくなかった両親(特にお姑さんが)不安がってうんと言ってもらえなかったんだよね。
そうこうしているうちに、二人とも相次いで亡くなってしまい、結局実現できなかったので
今回 供養も兼ねてみんなで行こうという話になり、それが3泊4日の北海道ツアーとなったわけ。

 オットも私もそれぞれ北海道には若かりし頃に行ったことあるんだけど
今回は 最も北海道を多く旅行しているお義姉さん&姪っ子の母娘が ほとんどのプランを立てて予約もしてくれた。

 で、1日目。旭川でお昼にラーメンを食べた後、うちは旭山動物園へ。
既に行ったことある義姉家族は美瑛までドライブ。

旭山動物園は思ったよりコンパクトで、見学時間が3時間くらいしかないよ(涙)と思ってたけど
それでも、それなりに見どころは全部押さえられたカンジ。

特別珍しい動物がいるわけじゃないけど、やっぱり行動展示というんだっけ
見せ方の工夫が面白かったな。

ガラス越しでも、間近に見る白クマはそれなりの迫力。


しかし、北海道といえども やっぱり夏は暑いのか
動物たちも 日中はぐったりお昼寝というカンジだったなー。


義姉達と合流し、富良野を抜けて宿泊先の十勝川温泉まで4時間程のドライブ。
バンビは動物園で歩き疲れたのか爆睡だったので助かったけど...。
車窓から見ただけの富良野


二日目はまさかの大雨。
取りあえず、釧路に移動し和商市場で勝手丼を堪能。
これはまずご飯を買って、いろんなお店で気に入ったお刺身を少しずつ買って乗せてもらい
自分の好きな海鮮丼を作って食べるというシステム。
面白かったし、おいしかったなー。

そこまでは良かったんだけど、雨がすごいので午後の予定をどうするかで義姉家族がもめ始めた...。


いや、あんまり人のこと悪く言いたくないし
ましてや身内のことを 後に残るブログなんかに書くのはどうかと思うので控えるけど
とにかく 何事につけそれぞれの主張がはっきりしていて、いちいちぶつかるんだよねー。
オットは自分の身内だから 一応取り成す方向に出るんだけど
私は嫁だから 口挟むわけにもいかず、ひたすら黙ってるしかなくて...。

で、結局 阿寒湖まで行って、義姉達は日帰り入浴。
うちはアイヌセンターを観たりして、後はお茶&買い物をすることになり、またまた別行動。
その後摩周湖も行ってみたけど、霧がすごくて湖どころか3m先は真っ白な状態。
諦めて 宿のある屈斜路湖へ向かったんだけど、ほんとに視界が悪くて怖かったー。
 


3日目も雨で、午前中羅臼に行って買い物&お昼を食べた後 ホエールウォッチング。
でも イルカは見られたけど、肝心のクジラは浮上せず。残念。
 360度水平線(揺れる~) 
 帰りは爆睡

宿の知床へ移動。バイキングの夕飯をたらふく食べた後、ナイトウォッチングツアーへ。
これはマイクロバスに乗って野生動物を見るっていうツアーで、鹿とかキツネ、シマフクロウなんかが見られたんだけど...
バンビはほとんどずーっと寝てました。まぁ、無理もないよなー。


4日目、何とこの日も雨。
私 あんまり旅行に行ってずっと雨ってことないんだけどなぁ。
何か今年は北海道もかなり天候不順だったみたいで残念。

知床五湖のトレッキングみたいなので30km、約1時間半歩く。
バンビも大人と同じペースで歩ききったから、かなり頑張っていたと思う。
五湖めぐり終わって、高架木道に出たあたりでやっと晴れ間が出てきて
雄大な景色が見られて良かった。
 

網走を通って、帰りは女満別から空路 東京へ戻りました。
 オホーツク海はいかにも”北の海”


というわけで、今回の旅行は何とか無事終わり... 
北海道は食べるものおいしいし、景色は素晴らしいし
自然との共生を考えているところなんかは すごく感心させられたなー。

でもほんと、ここには書かないけど やれやれ ってカンジのことがいっぱいあって
途中1度 ブチ切れそうになったし、ほんと疲れた。
帰ってからお義姉さんに「うちのダンナ、KYでごめんねー。今度はダンナ抜きで行こうね。」と言われたけど...

うちのオットは自分の身内だけに(あとちょっとお気楽なとこあるので)
「ドライバーがいると交代で運転できるから、いろんなところ行けて良かったじゃん。」って言ってたけど
私はそんなあちこち回らず、せいぜい2ケ所くらいでも構わないから
旅行くらい気を遣わないで行きたいよ と思う。

大体、小学生のチビ連れて 連日車で移動3~4時間って 
バンビは寝てるかゲームしてるかでおとなしくしてたから良かったけど
私ならそういうプランは組まないなー、たぶん。
3泊とも違う宿 ってのも、まずしようとは思わないし。
まぁ、どうせ行くならいろいろ見たいってのもわかるけどね。

それでもバンビ自身は楽しかったようなので それがいちばん何より。
前回の阿蘇旅行よりも飛行機にも慣れ、また乗りたい、いつ乗る? って言ってるしね。
(そんな簡単に乗れるかいっ

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp

映画館で

2013年09月16日 | 障害児の親
オットが休日出勤の日、バンビと二人で映画を見に行った時のこと...

隣の席の母娘連れは ぱっと見わからなかったけど
どうもその中学生くらいの女の子には知的に何かあるようだということが
予告編が始まったあたりの言動で感じられた。

家族で楽しめるようなディズニーアニメだったから、他にも笑ったり声を出して反応したりしている子どもは何人かいたけど
その子の反応は、声の大きさや身体の動かし方が明らかにそれとは異質のものだった。
指しゃぶりの(親指をチュパチュパ吸う)音が気になったりとか、突然身体を伏せて手が私の足に当たったりとかもした。

そして、90分程度の上映時間中に、トイレなのか二度席を立った。
出る時はまだしも、戻ってくる時は画面に夢中になるのか しばらく立ったままで
隣の私が ”それじゃー、後ろの人見えなくて怒るんじゃ...”とハラハラするくらいのタイミングで
やっと母親が娘を突いて座るように促す ということを繰り返したのだった。

通路を通る時も、母親自身が映画に夢中なのか、通路側の隣の人への気遣いをしている風もなく...。

何か 私はそういうのがいちいち気になって、正直映画どころじゃなかったなー。


バンビも、映画を観ながら時々私に何か話しかけたり、ひとり言を言ったりすることがあるけど
でも、少なくとも私は 静かにね とか、後で とか言って注意するけどね。
だって、映画館では静かにする っていうのは当然のマナーだから、それはちゃんと教えないと と思うもん。

そりゃね、教えてもできない子もいる のはわかってる。
それは ”親のしつけが悪いんじゃないんだ”っていうことも。

障害のある子にもいろんな機会を与えてやりたい。
親子でいろんなことを楽しみたい。
それは 同じ親としてもちろん私も同じ気持ち。

でも、何だろう? このもやもやしたカンジ...


以前、療育のママ友が 子どもを連れてコンサート(教育テレビの番組関連の)に行った時
その子にはチックがあって、無意識に首を振ってふんふん声を出してしまうっていう症状が出てしまったらしく
帰りがけに「静かにできないなら連れてくるなよ。」って聞こえよがしに言われたって憤慨してたんだよね。
その話を聞いて、その時は私も「心無い人がいるねー。」ってあいづち打ったんだけど。

でも、立場を逆にして考えてみたら
お金払ってコンサート聞きにきて、隣で声立てられたらやっぱり気になって集中できないだろうなぁ。
実際にそういう言葉を投げつけるのはどうかと思うけど、イラつく気持ちは無理もない気がする。


何かこれって別に障害がある・ないに関係なく
最近話題になっている公共交通機関で子どもが騒ぐとかベビーカー問題とかもそうだと思うけど...
それだって 子連れ側が 配慮してもらうことを当然と受け止めず
静かにさせるように工夫をしたり、邪魔にならないように気遣いをしていれば
ちょっとぐらい泣いたりしても、大変だね って温かく見守ってもらえると思うんだけど
騒いでるのに親が携帯とか見ていて放置したりしてたら 何なの? って思うじゃない。

そんなに気を使わなきゃ子育てできないなんて、そんな社会がおかしい とか声高に叫ぶ人もいるんだろうけど
やっぱり 世の中お互い様で、どんな状況でも周りへの気遣いっていうのは必要というか
それが多様な人々が社会で生きていくための潤滑油になるんじゃないかなー って思うんだけどね。

それと同じで、障害者だって ○○する権利がある、○○するのは当然だ って主張するばかりでもうまくいかなくて
やっぱり 守るべきルールは守らなきゃダメだし
もし障害があることで 何かしら人に迷惑をかけたり、人の支援を受ける必要があるなら
お詫びや感謝の気持ちは必要で それが当たり前と思うのは良くないんじゃないかという気がするんだよね。


あの母親がどういうつもりでいたのか、もしかしたらいちいち気にも留めてないのかもしれないけど
私は やっぱり人として周りへの気遣いは忘れたくないなー と思うな。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp