バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

映画「みんなの学校」上映会inかつしか

2016年10月20日 | お気に入り&おすすめ
前に書いたとおり、やりたいことやってこ ってことで動き出しまして。

まずは、誰も排除されない社会のために 自分達にできることをしよう。 というわけで
映画「みんなの学校」の自主上映会をします。

私自身は1年半ほど前にこれを観て、ブログにも書いたけど → 映画「みんなの学校」を観てきました

その時はまさか自分達で自主上映することになろうとは まったく思ってなかった。

でも、こういうのって不思議な縁で
育成会(手をつなぐ親の会)で一緒に活動している仲間が 観たいと言い出し
そしたら バンビが通った幼稚園の保護者会にOBとして呼ばれた席でもその話題が出て
なんだかんだであれよあれよという間に 自主上映やってみようってことで動き出していたから不思議。

そんなわけで、ここにも告知しておきます。



あ、ただこれ言っとかないといけないんだけど

私達は インクルーシブ社会を目指したいけど、だからと言って別に現行の特別支援教育を頭から否定するものではなく
障害児と健常児を闇雲に一緒にすれば良いとは考えていない。
ただ 分離が排除につながらないよう、私達にできることはまだあるんじゃないか。
そういうことを みんなで一緒に考える契機になればいいな と思ってのこと。

障害者の家族や、教育・関係者はもちろんだけど、一般の人にできるだけ大勢 観てもらいたいな。

***

上映日時:2017年 1月28日(土)

     2回上映 ①10時~ ②14時~  ※上映30分前より受付開始、上映時間106分

場所:葛飾区新小岩地区センター 4階ホール(葛飾区新小岩2-17-1)

入場料金:大人 500円、子ども(小学生以下) 無料

【お申し込み方法】

 メールに ①ご希望の上映会 10時 or 14時 どちらの回か
       ②お名前(代表者)
       ③人数(大人・子ども) を記入して、送信してください
 宛先 「未来えんじん」 mirai.en.jin@gmail.com

主催:葛飾・映画「みんなの学校」を上映する会(未来えんじん) http://ameblo.jp/mirai-enjin/
共催:葛飾区手をつなぐ親の会

***




メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

未来に向けて1歩前進

2016年10月20日 | 障害児の親
久しぶりの更新になってしまった...
書きたいネタはいろいろあるのだけど、最近バタバタで。

バタバタの理由の最たるものは 前にも書いたけど ”私のやりたいこと”をやってるから。


今の世の中、障害や病気の有無とか、国籍とか、LGBTみたいな性的嗜好や貧困なんかもそうだと思うけど
いろんな理由でマイノリティーの立場になってる人に対して 排除がキツくて、生きづらくなってる。

でもね、ある集団からマイノリティーを取り除くと、残されたメンバーの中からまたマイノリティー認定される集団が生まれて ってことを繰り返して
排除する側のつもりだった人も、立場が変わって自分が排除されるかもしれなくなるんだよね。

誰でも年をとるんだし、一生病気と無縁の人なんてたぶんいないよね。
今は働いて給料稼いできちんとした暮らしが成り立っていても、いつ働けなくなって困窮するか。
そういうリスクは誰にでもある。

だから、何かを理由に誰も排除されることのない社会、誰にも居場所のある社会でなければ と思う。
障害を持つ子の親になってからは、障害者が排除されがちなだけに尚更そういう想いを強くしている。

息子を守るためにも、何かそういう障害者理解のための活動ができたらと、この13年間ずっと考えてきたような気がする。


そして、これもしつこいくらい書いているけど 
我が子に障害があると宣告された時のあの絶望感を味わった身として、同じ立場に置かれた人の力になりたい。
あの時私を暗闇から光のある方へ導いてくれた仲間や先輩の親御さんに受けた恩を、次の人に返したい。

つまり、家族支援のための何かをやりたい。


さらに3つ目。
障害者(特に障害児)のためのライフハックをまとめたい。

「Life Hack」とは、元々はIT業界の ”効率良く仕事をこなし、高い生産性を上げ、人生の クオリティを高めるための工夫。”のことをいうらしいんだけどね。
障害者のためのライフハックとは、苦手なこと、うまくできないことがたくさんある障害者に対して
ちょっとした工夫でうまくいくようになるよ っていう小ネタみたいなものかな。

例えば、バンビは手先が不器用で、握力も弱くて
だから、まだ小さい頃 靴を履くのに時間がかかっていたんだよね。
対策として、かかとの上に引っ張るところがある靴を買って、そこにチェーリング(プラスチックの輪を繋げて遊ぶヤツね)の輪を通してみた。
つまんで引っ張り上げるのではなく、その輪に指を引っかけてあげる方式。

さすがに今は靴を履くのは問題ないけど、例えば学校の通学鞄(リュック)なんかも
全体が真っ黒で、開閉するファスナーのつまみも黒だから
視機能があまりよくないバンビにとって、まずどこから開けるかがぱっと見わかりにくい。
探している分余計な時間がかかる。つまんでファスナーを開閉するのにも時間がかかりがち。

なので、つまみのところに丸い輪を通してある。(中学校は目立つと注意されるので、銀色のアクセサリーパーツをチョイス)
これだとすぐわかるし、指を引っかければファスナーの開閉が簡単にできる。


こういうのって簡単な工夫なんだけど、とっさに思いつかないことも多くて
口コミとか、誰かがやってるのを見て とかしか情報がgetできないような気がする。(あったら教えてほしい。)

だからこそ みんなでライフハックのシェアができるといいなぁ って思うんだよね。


この3つを できたらボランティアじゃなく、事業としてやりたい。
事業って言っても、別にビジネスとしてそれで儲けようってわけじゃなく、経費がちゃんと賄えるくらいの でいいんだけど。

だって、ボランティアじゃ 時間的・経済的に続かない気がするんだもん。
責任の持ち方も変わってくるだろうしね。

社会貢献事業として成立すれば そこに参画しようと人も増えるだろうし。


まぁ、今はまだ夢のまた夢だけど。
でも、バンビを社会に出した後、私は残りの人生を こういう活動に費やせたらいいなぁ と思っているんだよね。
そのための準備を少しずつ形にできるように動いているところ。


で、突然ですが 来年、映画「みんなの学校」を自主上映します。
詳細は次の記事にまとめて書くつもりだけど。

これは1つめの障害者理解のための啓蒙活動の一環 と言えるかな。

”「みんなの学校」を上映する会” だと1回こっきりの集まりみたいになっちゃうから
チーム名を「未来えんじん」って決めた。

”えんじん”は、エンジン、円陣、縁と人。
障害者とその保護者と支援者が手を取り合い、より良い明日に向かって進んでいけますようにと願いを込めて 付けたもの。
ちょっと気に入ってます。(笑)

なんかわからないけど、とりあえず勢いで前に進んでみる。
そこから何かがつながって、もっと大きな勢いになれるかもしれない。

メンバーまだ3人だし、大変なことも多いけど、でも学ぶこと多いしなかなか楽しい。
私もまだまだ経験値積んでいけるんだなぁ というのが実感できる毎日です。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com