バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

やればできるようになるから、まずはやらせてみないと

2020年08月10日 | 成長記録
 梅雨明けした途端、猛暑がやってきて
マスクをして外を歩いていると息苦しさにくらくらしますが...

さて、夏休みに入り、バンビはデイサービスを利用しながら過ごしています。

先日は 私も仕事が休みだったのでデイは予約しないでいたのだけど
そしたら午前中「〇〇公園に行ってくる。」と1人で出かけていったバンビ。

そこは家から電車で30分くらいのところにある都立公園で
バンビがやりたいバスケットのゴールがある。
自粛期間中に 運動のために数回一緒に行ったことがあるのだけど
1人で出かけるのは初めて。

水分を補給することや他に人がいたらちゃんと譲り合うこと
荷物はベンチに置きっぱなしにしないで目の届くところに置くこと等
細かく注意して教えてきたし
その辺はちゃんとできていたので まぁ大丈夫かなと...。

そこからバスで移動したJRの駅の改札で待ち合わせてお昼を食べる約束をする。
今はGPSがあるから便利。スマホで連絡も取り合えるので助かる。


こういう話を学校の担任の先生や支援者の人に話すと驚かれるのだけど
バンビがこういう公共交通機関を使いこなした移動ができるのは
それだけ時間をかけて訓練を積んできたからで
一朝一夕でできるようになったわけではないんだけどね。

でも、大人になったら必要なことだよね?
やればできるようになるけど、逆に言うとやらせなければできない。
やってないことを自力で簡単にできるようになる子じゃないんだもん。
親は繰り返し教えてやらせて見せて
失敗した時はフォローしてやるくらいの覚悟を持って臨まないと...。

バンビは乗り物が好きだから、自分からも積極的にトライしてきたし
できたことが自信になって意欲につながるという好循環になってる。

他にも自分でできるようになってきたのは朝の支度。
もう高校生だから当たり前だけど、自分のことは自分でする。
たまに送り出す時に「〇〇持った?」と声掛けはするけど
基本は自己責任で 忘れたら取りに帰ったり
学校だったら先生に伝えて借りたり ということをするようになった。

私が何もしてやらなければ、水筒に自分で氷とお茶を入れて持っていくし
おやつは自分で戸棚や冷蔵庫から出して見繕う。
休日は家族3人の朝ごはんも用意したり。

いつもはこれにベビーリーフとかレタスがプラスされるんだけど忘れたらしい。
卵を割るのはまだ失敗することがあって目玉焼きがぐしゃぐしゃだけど
牛乳を温めてカフェオレにしたり、パンを焼いたり
電子レンジ&オーブンも使えるようになった。

時間はかかるけど、時々失敗もあるけど
やればできるようになる日が来る。
でもそのためには、まずやらせてみないとね。
時間がかかることや失敗を恐れずトライさせてみる。

それは将来の自立のためにすごく大切なことだなと思うんだよね。
トライさせてみるのは時間も手間もかかるし、その時は親は大変で面倒くさいけど
できるようになったら 親は断然楽になる。
面倒だからって親がやってたらずっとやることになるんだもん。
どこで苦労するかを考えたら、子どもが伸び盛りの時だと思うけどなー。

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