バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

ちょっと落ち着いてきたような…

2023年03月21日 | 日々の出来事
 実は2月に精神科の定期受診をした時、バンビはとっても不穏な状態で
病院の壁を蹴ったり、ソファに長々と寝てしまったり と
付き添う私も居たたまれない状況だったんだけど…

Dr.に相談して 薬を変えようということになり
心理士の先生の「薬変えたら落ち着く子もいるよー」という言葉に
一縷の望みをかけて帰宅してから 早1ケ月。

で、本当に薬のお陰なのかどうかわからないけど 最近は事件もなく
まぁ、何とか普通の生活を過ごせるようになってきて 少しほっとしてる。


嵐の日々は本当に大変で
あっちにお詫びし、こっちに頭を下げ
本当に私の白髪が一気に増えそうな状況で…

まぁ、ここには書けないこともいくつもあったし
うーん、書けることとしたら 例えば 公園にバスケしに行って
しばらく一人にしておけないから 私も一緒について行ったんだけど
何があったのか、知らない人に怒ってボールぶつけてるの見たりした時は
肝が冷えたな。
相手イマドキの若者3人くらいいてさー。
もちろん代わりに謝りに行ったら
意外にいい人達で(人をみかけで判断するわけじゃないけど)
”俺らも悪かったから”と言ってくれたりしたこともあったっけ。

そんなことが他にもいっぱいあって
一時は バンビと一緒にこのまま消えてしまいたい と思ったりもした…

あぁ、20年ぶりだなぁ… そんなこと思うの。
生まれたばかりのわが子に障害があるとわかったあの時もそう思ったよね。
実際消えることなんてできなかったけど…


バンビは 基本的キャラクターとしては
真面目で、一生懸命に頑張る、根は優しい、穏やかで朗らかな
とってもいい子なんだよね。

でも、今のバンビは 満たされない承認欲求と
見通しの立たない将来への不安に 彼なりに苦しんでいて
「こんな風に生まれたくなかった…」って言うのを聞いたら
あぁ、彼も葛藤しているんだな と思って、本当に切なくなった。

親がつらい時は 子もつらいんだよね、たぶん…
でも「何でこんなことするの? 何で? 何で?」って
つい、親の自分の気持ち優先で子どもを責めてしまう。

本当は もっと彼に寄り添って
バンビの心を、彼の苦しみを理解してあげないといけなかった。


彼の特性ー
見通しの立たないことへの不安
マイルールへのこだわり
人並に何でもやりたいという想い
でも できない・うまくいかないことが多い自分に対する自信の無さと
それに不釣り合いなプライド
不器用さ故の何にでも時間がかかることとか
短期記憶が弱い故の物の管理の悪さとか
そういうので注意される機会が多いことから生じる劣等感 etc. etc.

それらを理解し、適切な対応を取ってやれば問題行動として表面化しないのに
こちらも余裕がなかったり、しつこさに心折れたりして
対応を誤ると たちまち爆発して大惨事に至る。

特に オットはこの20年、それがまったく理解できてなくて
ここ数年はバンビの言動が気に入らないと言っては 地雷踏みまくるので
本当に厄介…

間に立つ私が病みそうになる状況なので
これはもう物理的に 距離を取るしかないと考え始めている。
その辺りの話は 長くなるので、また別の記事にー。

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