バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

年齢相応

2015年10月02日 | 障害児の親
例えば

自分よりはるかに背の高い高校生の息子と手をつないで歩くお母さん。

電車内で隣に座る十代半ばの娘を自分の膝枕で寝させるお父さん。

普通なら たぶんそんなことしないだろう。
でも、子供が障害児ならば... 
彼らにとってはきっとそれが日常であり、特別珍しいことでもないんだろう。


本来 子どもは思春期になると
”おふくろなんかと 並んで歩けるか。”とか”お父さん、臭いからイヤ。”とか言い出す。
親としては大いにショックだけど、でもそれは生物学的には 親離れへの道を順調に歩んでいる証なんだとか。

でも、障害児は成長の加減からなのか、自分からそういうことを言い出さなかったりする。
見た目より中身が幼いんだよね。
親は いつまでも子どもがかわいいから、いつまでもベタベタとそばに寄り添う。

そうやって端から見たら不自然な光景ができあがる。

そりゃ安全確保のため常に手をつないでおく必要がある人もいるだろうけど
私が知ってるその子達は少なくともそういう状況ではないはず。



”障害のある子に対し年齢相応に接していない親が多い。”
というのは私だけの意見ではなく、以前読んだ本にも書いてあった。

いつまでも小さい子扱いされる大人に近い子ども達。
親が自立を阻むようなことになってはダメなんじゃないかな。

それにそういう習慣は親以外の人にも同じようにする可能性があって
それが対人トラブルや性的被害につながる恐れも...。


バンビも私と連れ立って歩いている時なんかは よく手をつないでくるけど
余程彼が不安がっている時とか、車の通りが多く安全確保が必要な時等以外は
できるだけつながないようにしている。
「もう6年生でしょ?」と言えば済む話。

年齢相応の扱いをすること。
自立のために親がすべき大事なステップだと思うんだけどな。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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