バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

上手に付き合う

2014年06月26日 | 日々の出来事
仕事柄 認知症に関心を持っていろんな情報に接したり、勉強したりする機会が多いのだけど
認知症のお年寄りも、バンビも同じだなぁ と思うことがよくある。


例えば、家にいるのに「家に帰る」と言って出て行こうとするお年寄りに対して。

「何言ってるの? ここが家でしょ。」とまともに相対して叱ったり、閉じ込めようとしたりしても
かえって本人が怒り出したりして事態が悪い方に進んでしまう。
夜中に徘徊したりとか。

それよりは「そうですか、お構いもしませんで。私も買い物に行くので一緒に行きましょう。」と話を合わせ
その辺をぐるっと歩いているうちに 本人は気がすんで&帰ろうと思ったことももう忘れて
気持ちも落ち着くんだそうだ。
ご本人は ここが家だという認識ができず、生まれ育った家に帰らなくては と思ったりしてるわけで。

そういう認知症の特性を理解し、上手に付き合う方が良いんだよね。


バンビも同じで、彼のちょっと困ったと思うような言動にも彼なりに理由とかきっかけとかがあって
だからそれを頭ごなしに叱ったり、押さえつけたりすると余計に強化してしまうことになりかねないから
上手に付き合ってあげるといいんだろうな と思う。

それは 単に甘やかしてすべて受け入れることとは違う。
いけないことはもちろんいけないわけだけど、許される範囲でならできるだけ気持ちに沿ってあげる というカンジかな。

それにはこちらも知恵やら時間やらを使わなきゃならなくなるから面倒なこともあるけど
それでうまく収まるなら それに越したことはないもんね。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初めての1位 | トップ | 新幹線とSL »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々の出来事」カテゴリの最新記事