テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

殲滅!撃退!怪獣行進曲?!

2009-05-10 22:04:58 | ブックス
 暑~い週末だった東京は多摩地方から、
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわァ、テディちゃでスゥ~」

 黄金週間が完全に終わってしまって、
 あ~あ、週明けの月曜日は気が重いわ……と、へこんでいる貴方に!
 本日ご紹介いたしますのは、
 元気&勇気が湧いてくるこの一冊ですよ!
 はい、こちらを、どうぞ~!



               ―― MM9 ――


 
 著者は山本弘さん、’07年11月に発行されました。
 MM9は『エムエムナイン』とお読み下さいね。

「ネーさァ、えむえむッてェ、なにィでスかッ??」

 MMというのはね、テディちゃ、
 『モンスター・マグニチュード』を略したものです。
 怪獣のサイズから予想される災害の脅威度を
 数字で表したのが、MM。
 怪獣による羅災者数1名前後の小規模災害をMMゼロとして、
 被害が甚大になるほど、
 MMの数値が上がってゆくんですよ。

「ふゥ~んッ、かいじゅうゥ……
 ええッ?!?!
 かかか、かいじゅゥ~ッ!!」

 噂をすれば影。
 ほら、臨時ニュースをTVとラジオが伝えています。
 小笠原海域で正体不明の怪獣発見、
 怪獣の体積から予想されるMMは……
 なんですって!
 MM9?!?

「そッ、それはッ?!?」

 最大級のMM数値、ですよ!
 大変だわ、東京が、いえ関東全域が破壊されちゃう!

「ひょわええェッ!!!!」(←あわあわ、おろおろ)

 慌てないで、テディちゃ!
 怪獣災害に立ち向かうあの方々が出動してるわ!
 『気特対(きとくたい)』こと『気象庁特異生物対策部』の
 優秀なメンバーさんが怪獣を退治してくれるはずよ!
 ほら、海自のヘリに乗った気特対機動班の皆さんが
 太平洋上を目指します。
 怪獣の特徴は? 弱点は?
 撃退法は?

「が、がんばッてェ、たいじィしてェ!」

 《怪獣》をテーマにしたものがたり数々あれど、
 これは何とも斬新かつ壮大な
 ヒト対異生物の対決記です。
 
 怪獣とは、何なのか?
 怪獣はどこから来たのか?
 その存在意義とは?
 
 多くの怪獣小説では解明されなかったそれらの謎に、
 挑み、迫る『気特対』のメンバーさんたち。
 身体を張って、市民の安全を守りながら――

「ひなんッ!
 ひなんッ、しなくちゃッ!」

 アトムを愛し、
 ゴジラやガメラやモスラを愛する
 私たち日本人の心に響く
 怪獣エンタの新たな世界!
 ぜひとも体験を~!

「あッ!
 またァ、りんじィにゅーすでス!」

 む? ふむふむ……良かったわね、テディちゃ、
 小笠原の怪獣は退治されたみたいよ。

「わほほッ♪」

 その代わり、
 多摩地域に怪獣注意報が出たわ。
 丹沢山中で爬虫類型怪獣が目撃されたんですって。
 あっ、いま注意報が警報に!
 MM5クラスの大型怪獣だそうよ!

「うわァ~んッ!
 かいじゅうゥッ、こわいィ!!」
コメント
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