「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぐわッ? あちゅいィ~??」
「がるる!ぐるがるぅっる??」(←訳:虎です!春が来ちゃった??)
こんにちは、ネーさです。
2025年の大寒は昨日1月20日ですから、
今が一年で最も寒い時期のはずなのに、この気温は……?
寒暖差で風邪など引かぬよう注意しながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― ホテルクラシカル 猫番館 ――
著者は小湊悠貴(こみなと・ゆうき)さん、
2019年5月に発行されました。
『横浜山手のパン職人』と副題が付されています。
「おォ~♫ ぱんッ!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:パンの香りだ~!)
先日は、本屋大賞受賞作品『謎の香りはパン屋から』を
ご紹介いたしましたが、
はい、こちらの御本も、パン屋さん絡みの作品です。
高瀬紗良(たかせ・さら)さんは、
23歳のパン職人さん。
東京の、『和久井ベーカリー』という個人経営店で
オーナーである老パン職人さんのもと、
毎日午前5時前にはお店出勤して、
パン職人――ブーランジェールの道を究めようと
精進しておりました。
けれども、或る日、
思いもよらぬトラブルが!
「おししょうさまァッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:早く救急車を!)
冬の寒い朝、だったせいでしょうか。
紗良さんが“お師匠さま”と呼んでリスペクトする
老パン職人さんは、倒れてしまったのです。
しかも、不運は続いて、
老パン職人さんは店を閉めると言い出し、
紗良さんは失職……
もうすぐ借りているアパートの更新期限が……
実家のお祖父さまからは
お見合いしなさい!と命じられ……。
「なきッつらにィ~はッちィ?」
「ぐるるるがるる~!」(←訳:弱り目に祟り目~!)
いえいえいえ、冗談じゃありません、
ずっと夢見ていたパン職人の道へ、
わたしはようやく踏み入ったばかり。
新しい職場と住まいをすぐにも見つけて、
お見合い話はお断わりしなくては!
と奮起した紗良さんのもとに、
ちょっぴりの幸運がやって来ます。
横浜のクラシックホテル《猫番館》が、
パン職人を募集中!
「おッ! いいィでスねッ!」
「がるるぅ~♫」(←訳:横浜かぁ~♫)
《猫番館》は、大きなホテルではありませんが、
館内のレストランもパティスリーも
とても美味しいと高く評価されています。
そんな“特別な場所”に
わたしは受け入れてもらえるのだろうか。
どうしようもない不安と、
”お師匠さま”に鍛えられた
ブーランジェールとしての矜恃を胸に、
《猫番館》厨房での試験に臨む
紗良さんの未来は――
「きッとォ、だいじょうぶゥ?」
「ぐるる!」(←訳:だよね!)
《猫番館》と名付けるくらいだから、
そのクラシックホテルには
看板猫ちゃんがいるのかな?
どこに登場するんだろう?
どんな猫ちゃんだろう?
などと想像するのも楽しい物語は、
え~、ところどころで
お腹が空いてきたりします。
ぜひ、夜中の空腹時を避けて、お読みくださいね~♪
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