テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

愛好者は星の数!

2009-05-27 22:32:39 | ブックス
 フェンシングの太田選手が世界ランキング一位に!
 快挙だわ!と感激のネーさです。こんにちは。

「おおたさんッ、おめでとゥッ!
 こんにちわァ、テディちゃもォ、かんげきィ!」

 剣技の栄光に憧れつつ、
 文系の私たちが本日ご紹介いたしますのは……
 最高最上の《文》の華!
 さあ、こちらを、どうぞ~!



              ―― 文房具 ――



 編者はNHK『美の壺』制作班の皆さん、’09年4月に発行されました。
 本年度の4月以降、ややスタイルは変わりましたが、
 多くのファンを持つ長寿&人気番組から生まれた御本の、
 最新刊のテーマは……文房具!

「ふむむッ!
 まんねんひつゥかなッ?
 けしごむゥかなッ?」

 いえいえ、この御本に登場する文房具さんたちは、
 ぶっちぎりに由緒正しい
 《文房四宝》様、でございます。

「ぶんぼッ??」

 文房四宝(ぶんぼうしほう)とは、すなわち、
 筆・墨・硯・紙、
 の四つを指します。
 文房四宝に造詣が深いということが、
 遙か昔の中国ではとても重要視されました。
 その『文人のたしなみ』が日本にも伝えられたのです。

「……なんだかァ、すごそゥ~……」

 ですね。
 壱から四の各ツボで取り上げられている文房四宝さん、
 どれも逸品中の超逸品です。
 銀座の伊東屋さんでも売っていそうにありませんね。

 本阿弥光悦さんは京の水ですった墨を好んだという
 いかにも深読みできちゃいそうなエピソード、
 日本で独自に発達した
 『硯箱』についての考察、
 どの御話も世の《文具マニア》さんたちの心をくすぐりそうです。

「むぽッ!
 すずりばこッてェ、かちょいィでスねッ!
 きらきらァしてるでスゥ♪」

 ネーさは何百年も前に中国で造られた
 『名墨(めいぼく)』にうっとりです♪

「げんだいものとはァ、ぜんぜんッちがうゥ!」

 高級文具コレクターさん、
 隠れ文具マニアさん、
 わたしステーショナリーにはちょっとうるさいの~という御方、
 フィギュア型消しゴム収集狂さんにも、
 ぜひ一読をおすすめしたい御本です。
 シャープペンもボールペンも、
 すべてはここから進化した!?
 誕生と変容の雄大なる歴史を、ちょこっと拝見いたしましょう!
 
「みんなァいッしょにィ、
 これくたーにゅうもんッ!」  
コメント
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