喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「神戸新聞文芸」欄から 2025・3・3

2025-03-03 22:47:13 | 文芸
今日の神戸新聞読者文芸欄、詩の部の入選作ですが。
 
 
「ジキル夫人とハイド夫人」。
 
作者、中野友弘となってますが、これはペンネームでしょう。
 
きっとあの人だ。
 
詩の内容は少しフィクションしてありますね。特に最終行は。
 
タイトルの付け方もあの人らしいです。
 
笑わせていただきました。
 
 
そして短歌の欄。
 
 
  ほんとうに悲しいことは歌えない「花のくやしさ」安水稔和
 
特選の作者清水裕明さんは、以前「火曜日」という同人誌での仲間。
 
安水稔和先生に共に教えを受けていたのでした。
 
彼は今も但馬の地で文学に励んでおられる様子です。
 
 
imamuraさんの本。 『完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。
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『国語の授業』という本

2025-03-03 16:27:54 | 本・雑誌

『国語の授業』(甲野恵美著)という本を読んでいる。

著者の甲野恵美さんにお贈りいただいたもの。

甲野さんは、ドリアン助川さんとの縁でFB友達になった人。

東京新宿在住、元小学校教諭校長を務めた人である。

本は昭和53年発行。47年も昔で、甲野さんがまだ35歳の頃の国語授業の実践を書かれたもの。

わたしのなりたい職業の一つが小学校の教師だったので、大いに興味が湧いた。

読んでみるとしかし、授業と言うものは難しいものですね。

こんなにも細かいことを配慮しながら考えながら進めて行くものかと。

その場その場の状況に臨機応変に対処して行かねばならない。

相手は生き物ですからねえ。

でもそれが面白いのだから、やっぱりやってみたかったなあと思う。

自分の授業によって目の前で子どもが変わって行くのだから。子どもは生き物の最たるものだから。

こんなに面白く緊迫感のある仕事は少ないだろう。これもその個人次第だろうが。

サボるつもりならいくらでもサボれそうな職業。やればいくらでも課題が出て来て仕事が増える職業と言える。

だからこそやりがいがありそうな。

やっぱり、やってみたかったなあ。

特に国語授業は自分の個性も生かせそうで。

 

ところでこの本、第二刷です。

こんな地味な本、しかも需要は教師だけだろう。初版が昭和53年でこの第二刷は55年。

2年を隔てて増刷されている。当時の若い教師に支持されたということですね。

 甲野さんからのメールによれば、あの頃の授業は今では通用しないそうです。時代とともに授業も変るんですね。

 

imamuraさんの本。 『完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。

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