喫茶 輪

コーヒーカップの耳

安水稔和先生の晩年

2023-04-03 17:18:35 | 安水稔和先生
編集工房ノアさんから『海鳴り』35が贈られました。



先ず巻頭の杉山平一氏の詩「約束」です。


他の人のものは後ほどゆっくりと楽しませてもらうことにして、
巻末の涸沢純平さんの「ことばの詩人」―安水稔和さんの三十四冊ー。
8ページにわたって、安水先生のことが書かれていますが、その最後の部分を上げます。
←クリック。

このなかにこんなことが書かれています。
《2022年7月、安水さんに例年贈っている中元の「桃」が、不在で生ものであることもあって、返って来た。
(略)
神田さんからは翌日も電話があり、夫婦で老人施設に入っていたことなど、》

え?と思いました。そうだったのか、と。
わたしはその前年、9月10日に先生のお宅に電話し、先生と話している。その時のブログ
先生は耳は遠くなっておられたが、一応話はできた。そして奥様はお元気だった。
なのに、それから一年もせずに施設に入っておられたのか。
涸沢さんはこう書いておられる。
《安水さんの2022年8月16日の死去は、なぜ知らされなかったか。「葬儀は近親者で営んだ」にしろ、と思わないでもない。》 
わたしが察するに、施設に入っておられたということで、お近づきの人がおられなかたっということでしょう。ご子息などの肉親からは新聞社などへの連絡ははばかられたのでしょう。
わたしは宮崎修二朗翁の死去を新聞社に知らせましたが、そのような人がいなかったということなのでしょう。
少し淋しい気がしますが。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 近鉄バッファローズ応援歌 | トップ | 『えっちゃんの夏』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

安水稔和先生」カテゴリの最新記事