入院前に途中まで読んでいた本、『霖雨』(葉室麟・PHP文芸文庫)です。
400ページ近い本格的長編時代小説。
病院へは持って行きませんでした。
この小説の続きは家でじっくりと読みたかったのです。
読みごたえがありました。骨太でありながら繊細な小説でした。
時代小説なのですが、主人公は武士ではありません。
「咸宜園」という私塾を主宰する学者広瀬淡窓と商家を継いだ弟の久兵衛を中心とした物語。
今の大分県、日田が舞台。
今の世に生きるものにも心の支えになりそうな話。
読み終えて、「解説」をと思ったら、解説はなく対談録が載っていた。
今回はなぜか解説を先には読みませんでした。
著者の葉室麟さんと大分県知事の広瀬勝貞さんによるもの。
なぜ?と思ったら、広瀬勝貞氏は、この本の主人公のご子孫だという。
広瀬さん、こんなことをおっしゃってる。
《実を言いますと私、淡窓のことがあまり好きではなかったんです(笑)。小さい頃、悪さをしますと母に淡窓先生の教えを繙きながら説教されたものですから。》
広瀬淡窓、魅力的な人だ。弟の久兵衛も。
400ページ近い本格的長編時代小説。
病院へは持って行きませんでした。
この小説の続きは家でじっくりと読みたかったのです。
読みごたえがありました。骨太でありながら繊細な小説でした。
時代小説なのですが、主人公は武士ではありません。
「咸宜園」という私塾を主宰する学者広瀬淡窓と商家を継いだ弟の久兵衛を中心とした物語。
今の大分県、日田が舞台。
今の世に生きるものにも心の支えになりそうな話。
読み終えて、「解説」をと思ったら、解説はなく対談録が載っていた。
今回はなぜか解説を先には読みませんでした。
著者の葉室麟さんと大分県知事の広瀬勝貞さんによるもの。
なぜ?と思ったら、広瀬勝貞氏は、この本の主人公のご子孫だという。
広瀬さん、こんなことをおっしゃってる。
《実を言いますと私、淡窓のことがあまり好きではなかったんです(笑)。小さい頃、悪さをしますと母に淡窓先生の教えを繙きながら説教されたものですから。》
広瀬淡窓、魅力的な人だ。弟の久兵衛も。